■スポンサードリンク


雪盲~SNOW BLIND~



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
雪盲: SNOW BLIND (小学館文庫)

雪盲~SNOW BLIND~の評価: 2.57/5点 レビュー 7件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.57pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

濃密な人間関係、狭い街で起こる事件。

ドアが雪で開かなくなるほど、豪雪な北欧のアイスランドが舞台。狭い街で、濃密な人間関係が築かれている。
そこに赴任した"よそ者"のアリ=ソウル。

街の描写もとても雰囲気があり、事件の運びも味があります。なるほど、と思った真相が待っていました。
訳もよみやすい印象です。
頭がキレるが、感情にぐらつきやすい新人警官のアリ=ソウル。読んでて、彼の成長する姿をみていきたいと思う…!
北欧ミステリーとしてこれからも注目していきたいシリーズです。
雪盲: SNOW BLIND (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:雪盲: SNOW BLIND (小学館文庫)より
4094063099
No.1:
(4pt)

一見、アイスランドのTVドラマ『TRAPPED』に見えて『TRAPPED』ではない

まず、この小説のあらすじを読んで、んんっ?
「事件発生の最中、町の外へ通じる唯一の道は雪崩で塞がって・・・」
あらすじを読んだだけでは、日本でも2016年にAXNミステリーで放送されたアイスランドのTVドラマ『TRAPPED』ではないですか。
でも、こちらの本は2010年に発行されているので、決してドラマの真似ではありません。(ドラマが真似?)
TVドラマでは主人公は悩めるaround 40の熊ちゃんみたいな男性警部でしたか、この小説は悩める24歳の青年警官が主人公。
TVドラマでは猟銃による銃撃戦がありましたが、この小説では一切銃を使うシーンは出てきません。
ただし、TVドラマも、こちらの小説も、2008年のリーマンショック後のアイスランドの金融危機はどちらの事件にも関わってきます。

この小説は、主な北欧ミステリーのように重たい社会問題や読むのが辛くなるほどの暴力シーンはあまり出てきません。
社会問題は、金融危機で仕事がなくて主人公が最果ての街に飛ばされるぐらいです。
また、主な北欧ミステリーのように、主人公が悩める中年~初老のオヤジ警官ではなく、主人公は24歳の青年警官であるため、全般的に物語に深みが足りない感じがします。
でも、その代り読みやすく、読書速度が遅い私でも、一気に読むことができました。
この小説は続きがあるらしい(ダーク・アイスランド・シリーズ)ので、主人公の青年警官アリ=ソウルの成長が読めるのが楽しみです。

なお、小説の舞台であるアイスランド最果ての街シグルフィヨルズルは、狭い街なので、Google Earthで街の状況を確認しながら読むと、よりこの本を楽しめると思います。
因みに、夏のクソ暑い中、アイスランド最果ての地の暴風雪のシーンを想像すると、冷房効果がありましたわ。
雪盲: SNOW BLIND (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:雪盲: SNOW BLIND (小学館文庫)より
4094063099

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!