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あとは野となれ大和撫子



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【この小説が収録されている参考書籍】
あとは野となれ大和撫子

あとは野となれ大和撫子の評価: 3.67/5点 レビュー 27件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全18件 1~18 1/1ページ
No.18:
(4pt)

おすすめです

テンポがよくどんどん引き込まれていく。
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No.17:
(5pt)

サクサウールの小さな白い花/乙女たちの青春群像劇

●頑迷固陋な枢密院や旗幟不明確な官僚、脱兎のごとく逃げ出した議員たち。国家再建に立ち上がっ
た若き乙女たちの勇気と希望に満ちた青春群像劇です。
 百戦錬磨の男たちを相手に奮闘する主人公に、なぜ偉丈夫な英雄ではなく若き乙女を起用したので
しょうか?想像するに、前向きでエネルギッシュな彼女たちに希望を託したかったのかもしれません
ね?
 人事を尽くして天命を待つ!やれる事は全てやったんだ。「後は野となれ山となれ」だ。たくまし
く成長した乙女たちの潔さが響いてきます。

「後は野となれ山となれ」の対義語は「立つ鳥跡を濁さず」だそうです。この答はエピローグに描か
れているが、”サクサウールの小さな白い花”はアラルスタンの地を覆うことが出来たのだろうか?読
後感が爽やかな作品でした。
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No.16:
(5pt)

大器宮内悠介が、あえてラノベ風に軽いノリで仕上げた、センスの良さに脱帽。

タイトルからして、しょうもない駄洒落だが、JKが主役で、ノリの良いラノベ風作品。ところが、扱ってる題材が、作者らしい重い国際政治に関するもので、その凄まじいギャップにまずは戸惑う。舞台である架空の国家アラルスタンが、旧ソ連からの独立国家であるとわかり、ロシアや近隣諸国の影響に翻弄される、小国家の悲哀が、よく表されていて感心。

  後に国の中枢になるべく、少女達に専門教育を施した、庇護者の大統領が暗殺される危機に、まだ年若い少女達が立ち上がって、臨時政府を作るーこんな深刻だけど、荒唐無稽なストーリーを、軽いノリで仕上げた作者のセンスに、賛否両論あるだろうが、私は賛成。活字が苦手な高校生に、アニメで見せたいと、本気で思った。

  この卓越した設定で、波瀾万丈なストーリーが展開するが、自分でも脚本を書いている私としては、少女達が政治的意味合いで取り組んだ、芝居が大きな意味を持って、楽しく読めた。救いがたい困難を、克服してゆく少女達の成長物語としても、感動的である。

 大器宮内悠介が、あえてラノベ風に軽いノリで仕上げた、センスの良さに脱帽の傑作。
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No.15:
(4pt)

まだ100ページしか読んでいない時点でのレビュー

まだ100ページしか読んでいない時点でのレビューでもうしわけない。
酒見賢一「後宮小説」への大いなるリスペクトを感じる。
何しろ元気が良い少女たちが活躍する話のようだ。
ただし、場所は中東、日系の取り残された少女を読者の手掛かりに、イスラム教、テロと言った今日的な要素を配置してある。
問題は自分が「後宮小説」を読んだ頃とは違う人間となってしまっている点だ。
この元気さ・ポジティヴさにあと270P以上、付き合えるだろうか。
躊躇している。
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No.14:
(5pt)

ロマンがある

著者とタイトルに惹かれて衝動買いして暫く積んでました。
ふと読み始めるともう面白い面白い。

政治や外国の歴史のことは知らなくて、難しいことは分からないけど、
彼女達の奮闘にはロマンがあった

面白かったです。満足。
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No.13:
(4pt)

全体的には気にいりました

タイトルに「大和撫子」とあるが、想像していたよりは大和撫子は薄かったようだけど、全体的には気にいりました。
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No.12:
(5pt)

中央アジアに起こる内戦と人間ドラマ

宮内氏の長編作で現代の中央アジアでの政変と後宮で育成された女性たちが、国を守るために立ち上がるドラマです。 地政学、文明論、文化論に興味がある人には特に楽しめると思います。 取材と文献の調査を丹念にしており、エンターテインメントでありながらも、読み応えのある内容です。
 私は宮内氏は 筒井康隆、小松左京に匹敵するかそれを超える才能だと思っています。短編、長編が書ける。 最新の大脳生理学、人工知能、地球物理に詳しく、世界中の登場人物を描写できる。SFも現代ものも書ける。 特に本編のような中央アジアやイスラムの登場人物をかける人は 少ないと思います。 大脳生理学に基づいた精神もののドラマ(本編でなく、エクソダス症候群やスペース金融道)は 筒井氏のパブリカなどを彷彿とさせます。 文壇の人はどうしても理系の知識にうといようで、文学面のみの評価になっているようですが、この人のサイエンスの知識とそれを文章にして表す能力は大変なものです。それも含めて早々に直木賞を与えて彼と彼に続くものの出現を促してほしい。
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No.11:
(4pt)

日本ではあまり報道されない、中央アジアの国々や国際関係に関して知るには良いきっかけになると思う

架空の国、アラルスタンで国を支えるために奮闘する少女達の話。

爽やかで読みやすい。まあまあ。

日本ではあまり報道されない、中央アジアの国々や国際関係に関して知るには良いきっかけになると思う。

内容は政治だったりテロだったり環境問題だったりするんだけど、少々薄っぺらい印象は否めない。一方で、この部分を突き詰めると話が重たくなるので、読みやすさが落ちるという難しい部分でもあると思う。

中高生なんかが授業の副教材として使って、この本をきっかけに色々勉強すると面白いんでは無いかと思った。
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No.10:
(4pt)

ナツキは何人なのか?

人種や環境問題に政治をライトにからめたジュブナイルとしては、割といい本だと思う。

ただ、いくらジュブナイルでも、ナツキの立ち位置に疑問があるため、中盤まですんなりと入ってきません。
ナツキが日本人だったら、両親が亡くなった後、日本の政府機関に保護されているはずです。
このへんは、ラノベとして売られていれば考える気にもならない点なんですけどね。

ナツキは国防省での演説で、「日系二世」と言っている。
後宮のおばばも、「日系人」と言っている。
ということは、両親はナツキが生まれる前に国籍を取って「移民」していたことになる。

しかしながら序盤でそんな説明はないどころか、「日本のODAで赴任してきて」とか、日本の外務省による治安情報なんかをアテにしており、両親にそんなそぶりはまったくない。
別に、移民していたのならしていたで、それはそれでいいです。
でもそうすると、平和ぼけ国家の日本人が、つい最近成立した政情不安な小国に移民したということで、ものすごく剛毅な親ですよ。
ものすごく高い意識を持って現地に溶け込もうとしていた傑物のはずで、娘に与える影響は「俺が現場にいなくてどうする」なんてレベルじゃないはずなんですけどね。

あと、女性たちは20歳台中心なのにノリは女子高生という、成人が高校生役を演じる漫画原作の実写映画みたいな違和感もあります。
そのへん許容できる人なら、とんでも兵器を開発するマッドサイエンティストとか、死ぬ死ぬフラグを立てまくっておいてじつは・・・とか、ラノベやアニメのお約束満載で楽しめると思います。
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No.9:
(4pt)

うまく行きすぎな点は否めないが、爽快感がある

実に爽快な物語である。ご都合主義とも捉えられかねないストーリー展開であるが、その要素があるメリットとして、読者に爽快感を味わえさせている。舞台は中央アジアの旧ソ連の国々が集まっているところ。作品名の“大和撫子”から、日本人が大暴れするのかと期待するが、あまり日本人だからという要素は少ない。政情不安な国家では、若い人が国を率いることはある。本作品では、大統領が凶弾に倒れ、後宮にいる優秀な女性が代わりに暫定政府を樹立する。若い女性たちが考え抜き、時には運にも助けられ、国家を運営する。彼女たちの活躍が読者をスカッとさせる。もちろん舞台の根底にある苦しみなどもあるのだけれど。最後に章間にある別物語「ママチャリで世界一周」で登場する人物が、ちょこちょこと本編に登場するのが面白い。本書だけで「ママチャリで世界一周」は完結していない。続篇はどこで読めるのだろうか。この続きも気になって仕方がない。
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No.8:
(5pt)

一気に読んでしまった

人物設定、環境設定など日常ではないところが良く、テンポ良く、飽きないで読んでしまった。
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No.7:
(4pt)

作風と文体を純粋に味わえる

独特の世界観をたっぷり醸し出しつつ、物語の骨が際立つよう余計な要素をそぎ落としたら、色々な意味で無駄のない良作に仕上がりました。きっと宮内さんには芥川賞も直木賞も、どちらの型も当てはまらないんだろうな。
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No.6:
(5pt)

中央アジアで生きる少女たちの姿

文体とキャラクターがとてもいい。どうすればこんな文章が書けるのだろう、ただ博識なだけではなく、それをひとつの知識体系としてパッケージにするところまで練り上げられた文体が、中央アジアの香りを物語の中に濃厚に漂わせている。

主人公のナツキがいい。後宮で高等教育を受けながら育つも、自由な遊牧民への憧憬を持ち続けるという素敵なキャラクター。彼女の造形にやられ、もっともっとナツキの物語を読んでみたかった。前作『カブールの園』からこちら、宮内悠介はまた新たなステージに入った感があり、この作家の新作が今後も読めることに嬉しさを禁じ得ない。いま一番楽しみな作家のひとりだ。
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No.5:
(5pt)

無責任な登場人物ではありません

とてもよかった。中央アジア、消滅しかかっているアラル海に、遺伝子改造したサクサウールの働きで、なんとか人が住める環境を作り上げ独立した架空の国家アラルスタンが舞台。チェチェンなどの紛争地域からの難民を集めて国家が成立している。大統領が暗殺されて、男たち議員が逃亡したところで、元は後宮の教育機関で育てられた女性たちが立ち上がった。
作者は「スペース金融道」で有名な宮内悠介。ちょうどニキータ・ミハルコフ監督の映画「12人の怒れる男(12)」をDVDで観て、チェチェンのことを勉強したとこだった。タジキスタンから始まった芝村裕吏の「マージナル・オペレーション」シリーズに飽きがきて、最新刊のページをめくる手が止まってしまったところだったしね。
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No.4:
(4pt)

まあ、小説というよりは、漫画のあらすじを文字にしたという感じなのかも。それなりに楽しかった。

本屋さんで目につき、ちょっと気楽に読めそうと購入。
期待通り、気楽に楽しめた。
まあ、小説というよりは、漫画のあらすじを文字にしたという感じなのかも。
書かれ方はまるでゲームでもしているがごとき、もしくは、少年少女向けのお楽しみ小説ではあるが、
中央アジアの小国の抱える問題を題材にしていて、それなりに考えさせられるところもあった。
もう一息、お愉しみ部分を削って真剣に少女たちの政権運営に取り組むあたりが書き込まれていればよかったかなとも思わされたが。
若干、ご都合主義に書き流したなと思える部分があり残念な気もした。
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No.3:
(4pt)

勇敢、そして思ったより明るい活劇

予想していたあらすじとは違うけれど、友情と、勇気に感動。 独立国の大統領が暗殺され、政治家は逃亡。後宮で教育を受けていた少女たちが政治を行うことに。 カリスマ性を持つアイシャと、日本人でふわふわとしたナツキ、勇敢なジャミラが中心に物語は進む。 それぞれが違う国からやってきて、それぞれ、後宮に入るまでに親を亡くしている。そんな環境の人々が集まる場所は想像がつかないけど、思惑が違うのは当然。 まわりの大人たちも、敵だと思った人が味方になっていく様子がとても面白く読めた。 強くならなければ、と思った。
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No.2:
(4pt)

アラル海についてはナショジオで読んでいたのでどの様に舞台とするのか楽しみ。

読んでいると現代劇というのを忘れてネットやSNSの様な描写が出て来ると思い出す始末。
アラルスタンの様な国には周辺国のインテリジェンスが入り込むのは確かだし、
ましてや国の中枢を担う人材を教育している所には特にね。
劇の山場でナツキの機転や、アイシャの覚悟とかイスラム流の武士道なのかな。
周辺国の高官達の動静も良いね、ラストの議会の場面は面白かったし、その後のナツキの動静も納得した。
各章末尾の「ママチャリで世界一周」も面白い。
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No.1:
(4pt)

極悪人の出てこない活劇ロマン

軽い球ながら、直球ど真ん中のエンタメ小説。しかし、軽さの陰には中央アジアの複雑な政治情勢が隠れていて硬派な面もある。これまでの作風とは異なった味付けの作品。
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