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夜行
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夜行の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全147件 21~40 2/8ページ
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森見登美彦という作家の新発見 | ||||
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タイトルにひかれて購入しました 銅版画ご共通ででてくる5つの不思議な出来事 夏の夜におすすめです | ||||
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森見作品との出会いは、たまたま手に取った「きつねのはなし」でした。描写の美しさや言葉の美しさ、話の起伏の巧みさや話と話の関連性の面白さ、さらに全体に漂う気品や知性といったものにすっかり魅了されました。 たとえヘタレ大学生モノであっても、登場人物にはどこか毅然とした潔さがあって、それもまた気持ちが良く読める所以です。 私はあまり読書家ではないのですが、森見さんだけは特別枠。今回「夜行」を読んだことで、現状未読の本は「有頂天家族」シリーズと「熱帯」というところまで来ました。 それで、こちらの「夜行」なのですが、初見後、珍しく消化不良に陥っています。ストンと腑に落ちず、未完の完といった印象を得ています。 話の臨場感や緊張感、表現の美しさ等は、さすが森見さん!という感じですので、最後のまとめ方だけもう少し分かり易く書いて頂きたかったと思っています。とはいえ、分かり難さが肝ということもあるのかもしれないですね。どうなのでしょうか? 読後に感じたこととして、森見さんの執筆活動における光と闇が、主人公の体験した光と闇に投影されているのかしら…ということがありました。 “光と闇”_切っても切れないものですね。 これからも応援したいです。 で、このあとは早速「熱帯」に取り掛かります。楽しみです! | ||||
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どこまでも暗い、広大な闇の中で、心細く感じているときに、燦然と輝く光が心をひきつける。その光は魔境の夜の闇にいることによってのみ、初めて見ることができる光だ。これほどまでに美しい光は、今まで見たことがなかった。この光を味わうためには、夜の世界にどっぷりと浸ることが大切だ。 夜はそれは宇宙の底抜けの闇のようで、寂しく、空虚で、不気味ですらあり、震えるほど恐ろしいものだが、同時に魅入られるようなものだ。女(長谷川さん?)が片手を振って大橋君を夜の闇の世界に誘っているように、甘く、懐かしいものだ。その感覚は本人にとっては本物であると同時に、客観的には天狗が作り出す魔境にすぎない。 仮にその世界が魔境であったとしても、それを魔境として綺麗に片づけてしまうのか。それとも魔境を魔境として愛し、そこに浸り続け、夜の闇の鬼に喜んで喰い殺されることを良しとするのか。大橋なら後者を選ぶだろう。 だが魔境を魔境として認識してしまった時点で、夜は今までの夜たりえないのではなかろうか。そう考えたとき、とたんに夜の世界が縮小していくような気がする。宇宙の闇のように広大で、空虚で心細く感じられた夜の闇も、朝露の中で最後の姿をみせるときには、その存在の軽さに寂しさを覚えた。 | ||||
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普段の森見作品の雰囲気とは違い、すっと飲み込まれるような空気感の作品でした。面白かったです | ||||
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不思議な物語ですね。ネタバレになると良くないので詳細は省きます。最後2つの章でそういう事か!と理解できました。なんともこの物語の発想自体がスゴイと思いました。久しぶりに集中して一気に読んでしまった。なんか、夜の電車で窓の外を見るのが怖くなりそう。秋から冬にかけての夜にまた読みたくなりそうです。有頂天家族も良かったけど、こんなに系統の違う話を同じ作家さんが作り出すってのもスゴイなと思います。 | ||||
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スランプや作風変化を経ても、文体の推進力は全く衰えず。 エンタメファンはもちろんコアな文学好きにこそ勧めたい。 | ||||
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いくつかの章で成り立っている。最初の章がとても面白くて夢中で読んだが、それが突然終わり・・・で?という印象を受けた。でも、まあ続きを読んでみよう、と、次の章へ。やはり面白くて読み進む。それでまた最後に・・・で?となる。 最後の章にたどり着いたら納得できるエンディングが待っているのかな、そうであってほしい、と思い続けて読み進んだ。 最終章も・・・・うーん、という読後感であった。 ジェネレーションギャップ?作者と私の感性がちがいすぎ?私が読解力ないの? 理解し合えない人と話をした後のようなモヤモヤが心に残った。 しかしお話の途中は面白かったし、読んでいる間は楽しい時間を過ごせたのだから、☆☆か☆☆☆か、迷ったすえに総合的な感想で、☆☆にしました。 | ||||
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メリハリのない構成、延々と続くつまらない回想。 あまりに退屈な読書だった。 物語をいきなり回想から始めるのは良い手法ではないが、それでも興味を惹くものであれば問題はない。 ところがその期待は完全に裏切られる。 何の魅力もない冗長な回想が続き、やっと終わったと思ったらまた別のキャラのつまらない回想が始まる。 読書が苦行に変わっていく。 「怖い」という感想が見受けられるが、全くそんなことはない。 回想の中のできごとはどれも事実なのか幻覚なのか分かりにくく、ただの幻覚かと思うと怖さも感じない。 そもそも大した描写でもない。 「闇の中に消えていきそう」だとか「夜の底に落ちていく」だとか、そんな表現が二十回くらい登場する。 さすがにくどい。 さらにはキャラクターが弱すぎる。 どの人物にも魅力がない。誰もが回想の中で戸惑っているか、苛立っているか、ぼうっとしているかである。 そんな彼らの一体どこに魅力を感じればいいのだろうか? 退屈な構成と凡庸なキャラのせいで物語に惹きこまれることはなく、 終盤で作者のメッセージが示されたところで、だからどうしたという感想しか出てこなかった。 本当に夜は短しや四畳半と同じ作者の作品なのか? 何の個性もユーモアもない、ただ凡庸で、まるで素人が書いたような駄作である。 残念でならない。 | ||||
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答えを全部用意してくれないと気が済まない人、読まない方がいいです いろいろ想像することが好きな人は楽しめると思います 読者に自由に考えてくださいと、言ってくれる作品 読んでいて楽しかったです | ||||
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裏表紙には、怪談×青春×ファンタジーな作品と書かれていましたが、青春とファンタジーの要素は少なめかなという印象です。 最初の方は、夜中に1人で読んでると不気味さを強く感じました。 一通り読みましたが、それぞれの章ごとに気になる点が出てきますが、あとになってもそれに関する説明がないので、自分でしっかり考えないと理解するのは難しいとおもいます。 内容を詳しく理解するために、もう一回読んでみたいです。 | ||||
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森見さんの本は大好きでいくつも読んでいますが、この作品に関しては全くハマりませんでした。自分の解釈でおちをつけるにもつけることができず、ペンギンハイウェイ並みに結局何を伝えたかったのかが分からない作品。 | ||||
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なんとも言えない不思議な世界観。久しぶりにいい物語に出会えたと思えた。 | ||||
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これ以上説明しては、ダメ、な完璧な所でスッと物語を読者に返してる。 素晴らしいね。 作家のこれまでのヒット作品からエンターテイメント的なものを求められているのかもしれないが、この作品はもっと文学的で、色眼鏡を付けずに見れば中々簡単には出会えないくらいの名作だとわかると思う。 | ||||
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評価が難しいですね。 角川ホラー文庫的要素で、最後もスッキリとしない。 文体はライトノベル感覚なので読みやすいが 特にオチもなく、曖昧なまま終わっていく。 まあありえない世界の話なので、まとめ方が難しい とは思いますが | ||||
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怪談風味の連作短編ですが、ちょっとした記載に(おそらく意図的な)ずれ/齟齬があり、その意味を考えていくと不安のような気持ちがわきあがってきます。 たぶん、読者は字面をただ理解するのではなく、いわいる行間を読み解くことを求められているのでしょう。 その意味で、再読、再々読に耐える作品でしょうし、再読する価値はあるのだと思います。 オリジナルが雑誌で発表されてから大分経つので、今更だと思いますが、「四畳半神話体系」や「夜は短し~」のような強烈なキャラクターと印象深いガジェットを次々と繰り出して読者を楽しませる作品群から、さらに飛躍した作品と後々位置づけられるのではないでしょうか。 | ||||
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やはり、森見さんの本は、読みやすい。ぐいぐい本に引き込まれた。大変良かったです。 | ||||
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直木賞と本屋大賞 受賞した書籍。内容はネタバレになるので書きませんが、なにが書きたいのか不明。この書籍で直木賞というのは信じられません。個人の好みもあると思いますが、、、。購入して後悔 | ||||
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私は、一度離婚したことがあります とても逃し難い女性に出会ってしまったことが遠因のひとつだと思っています 今でも、人生のレールの接続、その行く末について、とても不可思議に感じています あのレールの先に何があったのだろう? このレールにつなぎ替えなければ、娘もいなかったのかな? 大江健三郎の母のように、どのように繋がれてもあなたをもう一度生んであげます という世界観が男には描けない、その中でとてもよくわかるパラレルワールドでした | ||||
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ボッカチオの『デカメロン』は、ペストの難を逃れて集まった男女が毎夜孤独を慰めるために、物語を一人ずつ語る。その物語は、高名・高潔と思われていた人物の腐敗・堕落をスキャンダルとして語り、衝撃を与えるというルネサンス文学の傑作である。 本書も毎日登場人物が夜行物語を語るスタイルを取る。『デカメロン』のスタイルを踏襲している。作者はおそらく『デカメロン(十日物語)』を参考にしたに違いない。 しかし、毎日似たような夜行物語を語られると、読むのが疲れてくる。もう少し、物語に大きな変化を付けてはどうか? 作者得意のファンタジーノベルであるが、前作『熱帯』の方が、面白かった。 画家岸田道生の遺作『夜行』・『曙光』の謎が静かに語られる。無限の夜と一瞬の曙光。この対比が面白い。ファンタジーなので、ミステリーとしての謎解きは楽しめない。 次回作に期待したい。 それでも、ファンは読まずにはいられない。やはり、お勧めの一冊だ。 | ||||
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