■スポンサードリンク
夜行
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
夜行の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全147件 41~60 3/8ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ベストセラーと言うことだったので購入してみたが藤村さんまで読んだところで思案中。昔の仲間と再会してそれぞれの体験談という形でストーリーが展開していくのだが、どれを読んでもあやふやな結末。これを面白いと思えない自分の理解力が足りないのか? 最後まで読めは全てが繋がるのなら読んでもいいが、似たような事の繰り返しなら、読むだけ無駄かと思ってしまう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
学生時代、京都に住んでいました。 京都の夜独特の、あの不気味な雰囲気。 別世界に誘われているような違和感が思い出される小説で、私は好きです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
別に何も無いです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
著者の10周年作品という事で話題になった本書だが、登場人物がにぎやかに話す四畳半神話とかの路線とはまた違い、静かに淡々と余白を残してテンポよく進むのが心地良かった。著者インタビューも拝見しましたが、むしろデビュー時は"こっち"の路線の方がやりたかったんですね。。 後は日常から"むこう側"に行くための著者が必要だと言う所の"お祭、宴席、夜"の光景が【舞台装置として】確かに本作にもあって、こちらにもなるほど感。 "人間として生きていくからには、多くのものに目をつぶらないといけない。言葉が我々の目をふさいでくれる。たとえばあなたが車窓に目をやれば何か見えている。しかし、あなたは気づかぬうちに【言葉】を見ているのです" 忙しく日常の通勤、通学時間、あるいは旅先に電車に揺られながら読みたい人にオススメの一冊。ただし夜に。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「夜は短し歩けよ乙女」、「ペンギンハイウェイ」などの森見登美彦さんの作品を読み面白かったのと、作者が京都大学農学部卒で京都な話&理系話をミックスなストーリーがユニークで好きで(私も理系出身であることから親近感を持ち(笑い))、今回他の作品も読もうと思い「夜行」にトライしました。 結論:一回読んだだけではよく理解できません??? これまでの森見登美彦のイメージとは違い、少し暗い、怪奇な物語でした。また量子論(ミクロな世界)にあるパラレルワールドの要素が取り込まれており、量子論事態がマクロな世界に生きる私たちには感覚的に理解できない世界のため、より一層話を分かりずらくしているように思います。量子論が確立で事象をとらえる(あるゆる可能性が重なった状態)ため、本書と深く理解するには物理(量子論)を勉強する必要もあるかもと思いました(笑)。 ここまで読んで下さり、ありがとうございました。ではでは | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
叶うことなら<わすれなぐも>の監督・音楽・製作チームで! ムリなのはわかってるんですけどね。 黒/白あざやかな反転シーンは、実写よりいっそアニメのほうが雰囲気出ると思ったので。 森見先生の本は最初に読んだのが“きつねのはなし”だったからか、ファンタジー色が濃くて明るいのが色々出てからも、いまだにこの手の話のほうが好きです。 “夜は短しー”も“有頂天家族”1.2も。読んだ時の感動が大きすぎて、好きな場面は何年たってもはっきり思い出せるし、それで満足した気になって読み返さない。頭の中で初読みの感動を反芻するだけ。 でも“きつねのはなし”とこの“夜行”は。 ふと思い出すと読みたくてたまらなくなって、読むと落ち着き、しばらくするとまた読みたくなる。結構エンドレス。 ホラーというか幻想譚というか、妖しくて怖くて静かで寂しい。 不思議な読後感は、いまだ他の作家さんの本からは感じたことがありません。 この2冊が、もう長いこと私の好きなホラー小説ランキングで1位と2位です。なかなか動かない(笑)。 読み返していると、本の中の景色がいよいよくっきりと浮かぶように見えてきました。 いつか最終的には怖いとも寂しいとも思わなくなって、ただこの世界にひっそりと溶け込めそうな気にさえなってきてます。そうなったら本望だなぁ。 日常からほんの一歩、足をずらしてしまえば、そこは違う世界。永遠の夜、明けない夜が続く世界。 恐ろしい、けど、だから、惹かれて近づいてしまう。 理性とかけ離れた望みが、この本を読むとなんとなく理解できるような気がします。 笑えない。感動しない。ただ、この暗い夜を繰り返し見たい。 主人公の大橋君になって、何度でもこの夜の出来事を思い出したい。 不思議な本です。 全部わからなくても、そのほうがいいのかもともそのうちわかるかもとも思いつつ、ぼうっと読みふける。 好き嫌いは分かれるかな。でも好みに合えばきっとハマる。雨降る夜にもしお暇があれば、試しに読んでみてください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
3年越しに読みました! 最初は怖いかなと思ったのですが、不思議な世界に迷い込んだようになりました。 これは何回か読んだ方がいいかと思い、 中古で購入しました! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あれ?評価が思ったより低めでびっくりしました。 私は森美作品の中でこれが一番好きです。 「この物語が終わらなければいいのに」と願ってしまう類の素晴らしいストーリーと色彩に当てられ、 読後は放心状態でした。 読んでいる最中はずーっと得体が知れず怖くて怖くて、今でも作中の風景がフラッシュバックしてしまい、 ゾッとさせられます。美しい、切ない様な、永遠の様な、残酷な様な風景が強烈に焼き付いて、楽しかった 尾道や岐阜の風景が、この本ですっかり上書きされてしまいました。再訪して上書きし直したい位です。 本当に面白かった。森美さんのこんな作品をもっと読みたいと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
子どもが描いた絵を、あなたは見たことがありますか? 線の歪みは単調でありながら単純というわけではなく、きちんと表現はされているのに、そこにあるべきものがズレていたり、配色がデタラメなせいで不気味さが増し、そこに人間らしい表情を加えようとした果てに、どこか不安を感じてしまう支離滅裂な絵を見かけませんか。 何が言いたいかというと、この本の物語は怖い話。というわけではなく、ただ不気味。あるいは、奇妙な物語です。 この本は明瞭なオチや解説が用意されていません。 誰しもが抱いたことのあるような、「ぼんやりとした不安」がただただ漂い、それが解消しないまま、つまりは胸の底に募らせながら、次のページをめくることになります。 さらに言えば、よくありがちな、 ・真後ろに女が立っていた ・鏡越しにしか見えない人がいる ・隙間から誰かが覗いている みたいな分かりやすいホラーではなく、 もっと、じっとりとした、その正体は存在なのか、現象なのか、ともかく得体の知れない“何か”に巻き込まれる体験談を、ぽつりぽつりと語り合うホラー小説です。 ネタバレになるので言いたい気持ちをぐっと堪えますが、「なんでその場所で、何のためにそんなことをしているのか」と、それが狂人に対する恐怖なのか幽霊に対する恐怖なのか、どちらにせよ不気味であると感じる展開が次々と待ち受けています。 例えば、 A ラップ音が続く毎日。ある日の晩、電気が急に消えて再び明かりが点いた時、背後に見知らぬ女性が立っていた。 B 真夜中、アパートのベランダから、双眼鏡で何気なく近所の公園を見てみると、口を大きく開けた子どもが真顔でこちらを見ていた。 どちらがゾッとしますか? 例えが悪いかもしれませんが、個人的にはBの方がじっとりと嫌な恐怖だと思うのです。 こんな感じの怖さです。はい。 話ごとにも微妙に恐怖の色が違うので、また楽しめますよ。 個人的には温泉旅館の話が不気味&奇妙すぎて大好きです。 終盤ではタイトルである「夜行」について触れていきます。 ※この先若干のネタバレを含みます。 私も同じように、「夜行」と「曙光」のような相反する2つの世界があるのではないかと考えたことはあります。 パラレルワールドのようなものですね。 私は今、どちらの世界にいるのだろうかと。 「朝」に生きているのか、それとも「夜」に迷い込んでいるのか。 この世に蔓延する、覗いてもひたすらに真っ暗な「暗やみ」のような存在は、きっと作中でいう「夜に包まれた世界」ということなのでしょうね。 それはもう自分1人でどうこうできるものではない。染み付いてしまった夜を明かすことはできない。 しかし、夜明けの世界へと、向かおうとすることは出来る。 それは決して特別なことではなく、夜から逃れようと、朝の光を求め続けること。 それこそが、絶望から逃れ、希望に生きる為の術なのだと思います。 最後はポエムになってしまいましたが、とにかく読んでみてください! 迷ってる方はぜひ! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ゾクゾクするようなホラー感があって読んでいて面白いのだけれども、一つひとつの物語は結局でどうなったのよ? と言うような終わり方をしていてかなり不満が残る。 全体を通して見ればなんとなくストーリーは完結しているけれども、それまでの短篇の終わり方などが最後に一気に完結するのだろうと思って読んでいたのに、投げっぱなしで終わってしまうのでかなり残念だった ただ、それでもつまらない作品ではない | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
森見ファンで、これまで様々な作品を読んできましたが、惹句にあるような「集大成」は少し大げさな印象でした。「きつねのはなし」を思い出させる静かでちょっと怖い内容の不思議な展開の物語で、「結局、どういうことなのよ!?」と感じるストーリーには少し不満が残りました。ただし、一人ひとりが語る物語と、それを聞く主人公(かな?)の心の動きがラストに向けて意外な展開があり、決してつまらない小説ではありませんでした。でもやっぱりなんだがぼんやりした物語で、少し不満が残ります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
暑気払いにと読み始めたが、奇妙な話ではあるが、ホラーではなく怖さはもう一つだった。 ただ、ひとりひとりが語る旅するその地での体験談は、なんだかわからないけどリアル。 読んでいるうちに世界観に迷い込んでしまうようなうまさがあった。でもやっぱりあまり寒気がしなかったなぁ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
銅版画家の岸田道生が永遠の夜をテーマに描いたの48作にわたる連作銅版画「夜行」。 それは、どこか懐かしく、それでいてじっと見ていると息苦しくなってくる、それでも目が離せないという。 「春風の花を散らすとみる夢は、さめても胸の騒ぐなりけり」との西行法師のうた、それが銅版画「夜行」のテーマだという。 学生時代に通っていた英会話スクールの仲間たちとの久しぶりの再会で、それぞれが語る銅版画「夜行」にまつわる奇妙な経験談。 それぞれが語る話が独立した短編小説としての体裁もとりつつ、最終話に収斂されていく。 著者の「きつねのはなし」を彷彿させる、この雰囲気が心をざわざわさせる。 どこか懐かしく、読んでいるうちに息苦しくなってくるが、それでも読まずにおれない。 まさに本作に登場する銅版画から受ける印象そのままに物語が語られる印象だ。 地球の外に飛び出して地球を見ると、それは真っ暗な暗闇にぽっかりと浮かんでいる青い星。 地球の青さより、その背景にひろがる宇宙の暗さに愕然とするという。 それはあまりにも深く、底知れない空虚、魅入られるような感覚であろう。 この闇はどこへでも通じている。 「夜は短し」や「太陽の塔」といったユーモア爆発の文体が好みですが、本作の雰囲気もなかなかです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初めて森見登美彦さんの作品を読みました。でした。でした。の文体と内容も意味不明で、文学を感じることが出来ませんでした。最後まで読むのが辛かった。他の方の感想を聞きたくて、レビューを見にきたのですが、高評価も多くてビックリ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読んで保存しておくだけなので状態良ければ言いと思ったので中古を購入。 しかし、両端欠けていて、何度も読まれているせいなのか表紙にシワがあります。 表紙を下敷きにして書いたのか、表紙に線がたくさん。 運営の表示ミスのはずなのに返品も金を払えといってくるしまつ。 私のなかでアマゾンにたいしての評価がさがりました。 まじめに仕事してください | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
森見作品のなかでも宵山万華鏡が好きな人はとても気に入ると思います。 不思議な世界に巻き込まれていく怖さと好奇心がページをめくらせ、 休日一日で読みきってしまいました。 何度も読み返したい、大切な本です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これは本当に面白かった。 元々、森見登美彦先生の作品が好きで色々と読んでましたが、こういった作品も書けるのかと驚きました。 読んでいると不思議な世界に引き込まれました。背筋がぞくぞくする場面も。 これはもう本当におすすめの作品です(最後がスッキリ終わらないと絶対に嫌!という人以外)。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
P+D MAGAZINEのインタビュー(森見登美彦さん、10周年小説『夜行』を語る。)を読んでとても気になったので購入しました。 読んでる途中も、夢か妄想か異次元か…どう言ったら良いかわかりませんが、夢の中のような不思議な感覚がありましたが、読み終わった後も、その感覚を引きずり、ふとした瞬間に考えてしまいます。 この場面はこちら側、あの場面はあちら側などという種明かし的なことは書かれていないので、読み終わった後も考えれば考えるほど、謎が膨らみます。 結局のところ、どれも現実であり現実ではないような、、皆がそれぞれの現実を持っている。というような。。 森見さんの頭の中がとても気になります。これからも楽しみです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
期待していた「森見登美彦節」を感じることができず、 私にはかなり退屈な作品だった。 「四畳半神話大系」「夜は短し歩けよ乙女」や「有頂天家族」などの作品にはどれも 登場人物たちの、知的だったり、妙に回りくどかったり、ユーモアにあふれていたり、 本質をえぐったり、アイロニカルだったりする独特な語彙の選択・言い回しがあった。 すなわち、登場人物たち全員が、善悪問わず魅力的なのだ。 そしてそれが、森見登美彦作品の描く世界の輝きに直結していると、 他作品も楽しんできた。 だが本作「夜行」では、そのエッセンスを感じられることができなかった。 篇毎に語り手が変わるという変則的な構成だったことも一因かも知れないが、 それでも、「らしさ」が無かった。 帯には「10年目の集大成」やら「本屋大賞ノミネート」やら書かれているが、 別の作品の方が、もっと面白い。 ポジティブな捉え方をすると、著者自身が自らの殻を破り、 次のステージに向かおうとしている表れなのかもしれないが、 森見登美彦をこれから読もうとする人は、まず別の作品から始めることをオススメする。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
10年前に京都鞍馬の火祭の最中にいなくなった友人を偲んで久々に集まった5人。その後の話をしていると全員が奇妙な体験をしており、それらは一人の版画家の作品がキーとなって繋がっていた…。 京都で行方不明?となると、なんとなく柴田氏の「激流」を彷彿とさせるが、こちらはサスペンスではなくファンタジー。 はっきりとした解決があるわけではなく、むしろ「トワイライトゾーン」のような不思議なエピソードが続く。 現実とその”向こう”を垣間見るようなちょっと不思議な話、そしてそこを写す”夜行”と”曙光”の版画。 美しい観光地を舞台にしながらも、敢えて夜の景色がどこか夜行列車から見る知らない街の寂しい景色の様に描かれて不思議なテイストの作品。 軽く読めるが、すごく視覚的な作品でこれは映像化向け。 映像派の監督が撮ったらスゴク綺麗な作品になりそうだし、 新海誠監督がアニメにしたら傑作になるだろうな。 (宮崎駿さんだとおどろおどろしいかも…?) | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!