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夜行
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夜行の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全147件 101~120 6/8ページ
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森見作品は好きで割と読んでいます。今回の作品は今までと毛色が違うことと直木賞候補にもなったと聞き、わくわくしながら読んでみました。少し怖くて掴み所のない不思議な話で、小説の世界観に入り込める人を選ぶ作品に感じました。現実に起きるであろう出来事にしか共感できない人は入り込めないかもしれません。 以下、ネタバレあります。 10年前に同じ英会話教室に通っていたメンバー4人と主人公のそれぞれの体験談が、ある銅版画の作品とリンクするという流れなのですが、最後の主人公の語りの章でパラレルワールドの存在が明らかになります。それがわかると、最後の章に至るまでの、唐突に感じる事象もぼんやりとではありますが把握ができる気がします。 森見さんの『きつねのはなし』の不思議で怖い空気感や『四畳半神話大系』のパラレルを読んでいた者としては納得の、それでいて読み応えのある作品でした。 | ||||
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ジャンルはホラーになるんだろうか? 5章構成になっているが章ごとの切り出し方はちょっと笑ってしまう 忙しい人は1章と5章だけ読んでおけば支障無いと思います。 5章だけはちょっとミステリー感あっておもしろかったが、センター試験にもでたら顰蹙は買うだろうなという文体 | ||||
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オチが曖昧だ、という評価が多いようですが、主人公が目的とするところの結末はきちんとそこにあります。 どれだけ没入できたか、という点がこの本の評価を分けているのだと思います。 物語を読むのではなく、主人公としてこの本を体験、または冒険してみてください。きっと納得できる結末がそこにあるはずです。恐らく筆者の描写力であれば一冊でそれが可能であるとして、この様な形になったのではないでしょうか。 しかしそれでもやっぱり分かりにくいとは思うので、−1です(笑)。 | ||||
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10年前にいなくなった彼女、その10年後、再会した主人公たち、でそっから前置きなしにいきなり怪談話(1人一章ずつ)がはじまる。 各々の不思議な話に誰も突っ込まないまま不思議世界に突入して、そこでとってつけたオチがあってお終い。 やたら評価高いけど、サクラか信者だろうけど、俺なら新品では買わない。アイディア帳そのまま書きましたって感じの作品。 あ、でも描写力がすごいので面白いは面白いよ。作品として構築する気力がなかったんかな、この人たぶん初めて読んだけど他もこんな感じですか? いなくなった彼女とか、久しぶりに集まった僕らの関係性とか過去話とか、全く機能してないし。 行きずりの旅行客たちが旅館に飾られた不思議な絵を起点に不思議ストーリー展開とかのがよかったんじゃない? ぶっちゃけ文章力以外は素人よりお粗末かもしれんこの作品に限っては | ||||
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宣伝は大きくされているが、いままでの作品よりも手が込んでいないというか、緻密さが足りないというか。。。森見ファンは絵を基軸としたパラレルワールドでした。というお話だけじゃちょっと、納得しないのではないだろうか? | ||||
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今までの森見登美彦作品とはかけ離れた文体に、本を開いた後も何回か作者の名前を確認することになりました。 しかし、目の前に情景が映し出されるような圧倒的な描写力はさすがです。 序章から緻密でありながら曖昧さを孕んだ表現によって、先々の話のオチの方向性を予想できる作りもなかなかと思いました(勝手にそう思っただけかもしれないけど) いつもならばコメディタッチのファンタジー寄りの作品。 どんなとんでもないファンタジーの中でも作品のテーマを明確に提示し、物語を円満に終わらせて読者を唸らせる作者ですが、今回は薄暗く、正解のない物語。 今までの作品ファンの方には色々思うところがあるかと思いますが、個人的に好みなので星5つです。 賛否両論は別して、間違いなく森見登美彦の新境地です。 | ||||
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ペンギンハイウエイも読み切れずに挫折したが、今回は面白そうだと思い購入した。まるで、恩田陸の小説を読んでるようだ。藤村さんの巻で、飽きた。ごめんな。 | ||||
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時間の都合上、第1章、第2章は途中で読むのを止めないといけなかったが、とても怖くて、それ以降はいっきに読んだ。 1章、2章以降はそれ程ホラー要素はなかった。 始めはホラーだと思って読まなかったので、1章と2章のホラー感には本当にびっくりした。 すべての伏線が回収されていないが、あまり気にならなかった。最後は満足できた。 ただ、国道は○号線ではなく○号なので、松本から飛騨高山に向かう国道の表記が気になった。 | ||||
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もう一皮剝ければ大小説家になれそうな…脱皮への変態の一過程を読むような心境で読了。限りない才能を秘めた好きな作家なので、是非、頑張って高みを目指してもらいたい。直木賞候補になったのも、彼の運の強さの奇跡の一つであろう。 | ||||
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この作者の作品は、 夜は短し歩けよ乙女(漫画版)のみしか読んだことありません。 夜は短しは僕としては「ふつう」という感想でしたが、 この夜行、悪く言えばところどころ卑怯なストーリーではあるのですが ぐいぐい引き込まれて楽しく読み終えれました。 | ||||
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ペンギンハイウェイとか有頂天家族とかぽんぽこ仮面のやつとか最近の作品は苦手だったんですがこれは文句なしに面白かったです。 四畳半や夜は短しのように大学生が黒髪の乙女に〜みたいな展開ではなく、きつねのはなしみたいななんとも不思議な世界観。旅行中に駅で読んでたんですが話に引き込まれすぎて2時間ほど電車を乗り過ごしました。 もりみー絶対許さん。 | ||||
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これ系の本は読んでいて面白いが、まとめきれずに結末が、、、という終わり方をするモノがかなりあり、それについてやや期待を低めながら読んでいた。 しかし、そこはきちんとまとめ上げてくれた。詳細は書かれていないが一つの結末を提示している個人的には納得のいく終わり方だった。 ただ、昔好きだったゲームと少し内容がリンクしており、私と肌があっただけかもしれないが。 いずれにしても読んでいる間ずっと不思議なゾクゾクする気持ちで読めたことは楽しかった。 | ||||
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今、自分のいる世界が果たして「夜行」なのか「曙光」なのか、自分が今本当はどこにいるのか、不思議な感覚になった一冊だった。 この作品は、結末を具体的に書いてしまったら本当の意味での「夜行」とは何なのか、1つの答えしかなくなってしまうと自分は思っている。 森見さんの作品はいつも引き込まれるように読んでしまう。ファンタジーなのにリアリティもあり、それぞれの奇妙なエピソードや複雑な世界を、読者に違和感なく伝えている。読み終わった後、尾道へ行きたくなったし、夜行列車に乗って津軽へ行ってみたくなった。 読書の習慣がない方もきっと引きこまれるだろう一冊だ。気になっている方は是非。 | ||||
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作者の言わんとすることが理解できませんでした。私があほなのか。 最初は登場人物がわかりにくくなかなかページを読み進めることができなかったけれど途中はそれなりに話に惹きこまれます。 京都をはじめとするいろいろな場所も効果的です。 でもそれだけ・・・ 感動もないし・・・ まあファンタジーなのかな。 もっと感動が欲しいのに! 買う本を間違えました。 | ||||
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まず、ゆうこ氏による装画が良い。夜に浮かび上がる女性と夜行列車――。カバーを外すと、おっと思わせる装丁もなかなか。本を持つ喜びを実感させてくれる。 鞍馬、天狗、神隠し。尾道の高台と海、津軽の雪景色と炎、奥飛騨。朝と夜。魔境――。これらの題材が見事にハーモニーを奏でる。 ・どこまでも夜をさまよい、この世界の広大さを知ること。 ・「ボンヤリ生きていたら……」(p114)には共感。 ・個人的には第四夜『天竜峡』が気に入った。 章を追って、連作『夜行』を遺した岸田氏の謎が明かされてゆく。 第四夜まではどこまでも謎を秘め、多様な解釈が可能だ『ゴドーを待ちながら』のように、自己投影が物語をかたちづくる作品。そして最終夜の喜びへ――。 森見ワールドの奥深さを知った次第。 | ||||
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仲間たちが一つずつ語る、身の上に起こった不思議な出来事については 読んでいて不安に駆られる、自分がいまどこに座って読んでいるのかも不安になるような ゾクゾクとした面白さがある。昼に読んでよかった。夜は怖くて読めない。 そういう意味で作者の意図にまんまとはまっているのかもしれないが それぞれの謎や伏線?を回収してくれるのかなーと思いきや、そこまで親切ではない。 ラストの「どんでん返し」も、まずそれまでの仲間の話が奇怪すぎるので特に驚かない。 むしろ残りのページ数でさあどうやって説明付けてラストに持っていくのかなぁ?なんて考えていたら 読み終わってしまった。 だけど描写力の凄さと引き込まれる度合いはすごい!映像化難しそうだけどされたら見に行くだろうなぁ。 「きつねのはなし」も読んでみたくなった。 | ||||
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普段あまり小説を読まないものですが、表紙に惹かれて手に取ったこの本が、個人的にはとても面白くて大変満足しました。 | ||||
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10年前、英会話スクールの友人たちと鞍馬の火祭に出かけたその夜、 仲間のひとりが失踪した。 大橋が皆にふたたび鞍馬の火祭に行こうと誘ったのは、失踪した 長谷川さんの意思が働いたのかも知れない。 久しぶりの再会の夜、それぞれが語る不思議な話に、待ち合わせまでに 何気なく覗いた画廊にあった連作銅版画の光景が重なってくるのだった。 人の心の中にある光と影、それを「夜行」と「曙光」という相反する二つの テーマの連作銅版画として登場させ、各挿話をつないでゆくアイデアは面白い。 しかし、最終章・鞍馬でうまく纏めてはいるのだが、今一つスッキリしない というか、腑に落ちない。 | ||||
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読んでいくうちに心を捕まれたように小説の中の世界に入り込み、また最終章になるととても不安な、不思議な気持ちになりました。 私は新幹線でこの本を読みながら京都にたどり着いたため、京の夜の世界に少し気を配ってみたいと思います。 | ||||
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登美彦氏の本を数々読んできたが、この作は不気味で百物語にも似た所があり、しかし百物語のような不思議さもなくただ意味不明で腑に落ちない。『違う、私が求めてる森見登美彦じゃない。』と終始本の中を彷徨い、戸惑うことはまるで見知らぬ夜の町を徘徊しているようだ。個人の感想なのでこれから読もうとするあなた、読み終わったあなたは気にすることなかれ | ||||
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