■スポンサードリンク
夜行
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
夜行の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全147件 81~100 5/8ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なんか不思議な小説、オカルトなのかなんなのか先が気になって最後まで一気に読みました。なんか釈然としない感じ 例えるならデビットリンチの映画みたいな感じかな 不思議と不気味が混ざったような表現ですが、読み終わってみるとすべてがわかるというすっきり感がない ミステリーなのかオカルトなのか?著者のマニア以外にはわからない世界かも | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本は、一回読んでサクッとわかるような本ではありません。 それぞれの登場人物の話がリンクして夜行と曙光という版画によって 織られる不思議ストーリーとでも言いましょうか。。 ところどころに出る古い言い回しが、なんだか昭和なのかな? と思わせる時もあるし、携帯電話が登場するので平成なんだろうな と思い直すといったような不思議な時代背景があります。 夜行と曙光これが話のポイントになります。 あっちの世界とこっちの世界のような ある程度の年の人なら、世にも奇妙な物語にこんな話があったような。。。 と思うかもしれませんし、全く新しい作品と思う若年層もいるでしょう 各章が中途半端に終わるものですから なんとも消化不良のような読み心地を感じながら最終章に入ります。 きっと実際にはありえない話しばかりなのですが、 文章には不思議な力があって、予期せぬワクワク感を読者に与えるのは 著者の巧さなんだと思います。 読了するまでは、正直☆2か3かな。。。と思いましたが 最後まで読めば4という気持ちになりました。 カバーの絵が可愛すぎますね。。。 もう少し作品中にあるような夜行と曙光を彷彿とさせる絵だったら 間違いなく☆は5だろうと思いました。 行間広め、文字少なめなのであっという間に読み終えますが 登場人物をノートに書き込んでおくと理解しやすいです。 本の扉に人物の関係図を書き込んでも良いかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まず、端的に書いてしまえば、夜行は雰囲気を楽しむにはいいが、あまり娯楽小説として機能していない。著者の代表作である四畳半神話体系や、有頂天家族と比すると、単純な面白さでは及ばないと思う。 本作は短編連作の形で書かれている。 簡単に筋を書くと、十年前にあるグループが祭りに行った夜、その内の一人の女性が失踪してしまう。 そして、その十年後である現在、もう一度当時の面々で集まり、女性を偲ぶ意味も込めて、祭りに行ってみようという話。 祭りに行く前に、これまでに旅先で出会った不思議な話を披露しようという流れである。 この本は、そうした不思議な話が四人分と、この集まりの顛末を描く最終章で構成されている。 まず、不思議な話があまりうまくない。特に前半二つはあまり面白くない。これらは怪談のようなテイストで語られる。普通の怪談と違うのは、旅先で起きること、失踪した女性の影が見えること、謎の絵描きの絵が関連していることだ。展開は脈絡がなく、夢の中のようにあやふやで、そして一番気になるのが、一つの小咄としてのオチがないことだ。四つの話はすべて異世界のような得体の知れない世界に迷い込んだかのように終わるが、それでは現実に語る四人が集まっていることに説明がつかない。よくある都市伝説のオチに、その場にいる全員が死んでしまった、というものがあって、じゃあその話は誰から聞いたんだよ、とツッコミが入ったりするあの展開に似ている。 それでも、失踪した女性や謎の画家の正体に徐々に迫っていく後半二つの話はそれなりに面白かったし、最終章は先が気になって読み進められた。 ただ、最終章の展開では、この物語の根幹を成す失踪した女の正体については釈然としないまま終わる。夜と朝の対比で綺麗にまとめられたような気もするが、そもそも物語の輪郭にあやふやな部分が大きい。一般受けしにくそうな幻想小説だが、それでももう十六万部以上売り上げているのは素直にスゴいと思った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
普段はホラーを読まないのだが、話題の作品なので読んでみた。本作品はホラーというよりもミステリだった。世にも奇妙な物語に近い。なので、ホラーが苦手な私でも十分に楽しめた。まあ、夜に枕元の電気スタンドの灯りで読んでいて、ふと後ろを向いたときの部屋の闇は、まさに吸い込まれるような漆黒だった。暗い部屋で読んだことを少し後悔している。いや、楽しめたと言うべきか。さて、本作は、夜と昼の境目に宿る物語の表現が白眉。きれいな物語である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ストーリーBOXで連載されていた時にも読んでましたが、休まれていたこともあり、最後まで読めていなかったので、待ちに待った単行本化でした。 森見さんカラーがふんだんに盛り込まれていて一気に読みきった感じです。 マトグロッソの『熱帯』も単行本化して欲しい・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
短編小説集で、森見先生の『夜行』を読んでいたので、同じ話かなーと思って読み始めたのですが、短編(こちらはもっと怪奇小説っぽかったですが)を更に抒情的にしたような作品でした。確かに、四畳半や有頂天家族とは一味も二味も違いましたが、私は大変面白く読ませて頂きました。系列としては、『きつねのはなし』っぽいかな? 私は好きです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
森見氏の作品は、「夜は短し〜」や「聖なる~」のようなくっだらなく真剣!といったものが好きなのだが、この「夜行」については、これはこれで面白かった。 ホラーのようで、さほど怖くない。だれもがかつて見たことがありそうな怖い夢に近い感じがする。 引き込まれ、電車の中で一気に読んだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
森見登美彦先生が書かれたので、良い意味で阿保らしく面白いのかと読んでみたら、幾つかに話が分かれていてとても面白く「夜行」の世界に引きこまれました。一つ一つの話が怪談みたいででも、怖くなくすごく不思議でした。読んで正解!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これまでの書かれたレビューがあまりにも的外れ。 この物語はバラバラのようでいて、実はある人で繋がっている。 個人的にこの話は、その人(たち)が旅をしてきた軌跡と捉えているのだが、正解なのかは謎。 読者を良い意味で悩ませてくれる本である。1回読んだだけでは決して理解することはできないだろう。 最後の章で、世界観が分かった時、最初から読み直さないと点が線につながっていかない。 言い過ぎるとネタバレになってしまうが、ドラマ・アニメでは表現できない、本ならではの謎がつまっている。 その謎に苦悩することを堪能したい方にはオススメできる。 また、小学館のサイト(下記リンク参照)で「夜行を読み解くための10の疑問」が公開されている。 こちらも合わせて読むとなお面白いだろう。 http://www.shogakukan.co.jp/pr/morimi/ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
摩訶不思議、狂気じみた世界で面白い、といえば面白いです。 映画とか漫画の観賞に向いている小説です。 僕には読み進めるうちに、自分には合わないなぁ、と感じましたね。 どことなく趣味が悪いような。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とても怖い話でしたが読みやすく、あっという間に読み終わりました。 子供の頃の記憶に今回のようなことがあったようにも感じてドキドキが止まりませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
森見登美彦さんの集大成と聞いて、読んでみましたが、とても面白かったです。風景描写も美しくて繊細で幻想的でした。不気味な内容と語りで進んでいきますが、物語の「夜行」の世界に吸い込まれてしまうような、奇妙な感覚に陥ります。 尾道、奥飛騨、津軽、天竜峡、鞍馬と別々の話になっているので、読みやすかったです。森見さんの書きだす世界観が本当にたまらなく謎めいていて、読了後も、不思議でおっとりしてしまうような余韻に浸れます。 ちなみに僕は最終章を夜の電車で読んでいたのですが、本当に現実に「夜行」の出来事が起きている気がして、怖くなってしまいました。夜に読むと、さらに「夜行」の世界にのめりこんでしまうような気がします。文章にも魅了されます。夜読み、おすすめです。この一冊でとても楽しめました。必読。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
CMもよくやっていたのもあり気になって購入して読み進めました。ミステリー?ホラー?ってゆう曖昧な感じでもページを進めていきましたが、正直最後の最後で、えっ?何だこの気持ち悪い終わり方ってゆうのが感想です。面白いとは思いましたが、好みが分かれる作品でしょうね。私は「あーいい作品を読み終えた」というより「・・?あーなるほど、はい。」という感じでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ずっと甘いお菓子と思って食べてたら、最後だけめちゃくちゃ苦かった感じ。 最後までは美しい描写に酔って、最後まで一気に読み進めました。 ただ最後は変に生々しくて、爽快でもない後味。 作品全体の印象が私の中でじわじわと悪くなっていってる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
それぞれ四夜、不安を感じさせられながら夜行の世界に迷い込み、最終夜で揺り動かされ、はっと目覚めさせられるような感覚にすっかり引きずり込まれてしまう。読了後、しばらく夜行の世界から解き放たれたことへの名残惜しさと、漸く夜が明けたのだというカタルシス、その両方を感じさせる余韻を感じさせる、これぞ森見登美彦氏と言わしめる作品である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
・・・・・・・・?不思議なストーリー展開に、なんだか自分が夜行の世界に取り込まれるような錯覚を味える作品です。結局、どっちがどっちでしょうか?なんて考えてしまう作品かな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
狐の話を 十倍薄めたような 面白みのない話である 正直本屋大賞はあてにならない証明 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
四畳半や有頂天家族のような話を想像してたら、全く違うものだった。正直こんな話も書くのか!ってびっくりしました。最後まで読まないと全く話が繋がらない。それが不快なわけでもない。背筋がぞくぞくする話と、これらをどう纏めるのか?という疑問で飽きがこない。 以下若干のネタバレかもしれませんが 繋がりがない、各章の話の行方は?という意見が多いみたいですけど、主人公を絞るとわけがわからなくなると思います。全員が主人公で、それらは四畳半のようなパラレルワールドだとしたら?と考えると纏まるような気がします。 不可思議な世界、淡い恋、数々の異なる世界いわばパラレルワールド、これぞ集大成という感じです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
森見登美彦の小説は、夜は短し〜を読了して二作目となります。 普段、あまり小説は読まないのですが、非常に丁寧かつ美しい風景描写と心情描写で、物語の世界に迷い込んでしまうような感覚に陥りました。気がついたら一両日中に読了していました。 あまり詳細を書くとネタバレになってしまうので触れませんが、森見先生の世界観の設定にはいつも驚かされます。 タイトルの夜行の意味を語る部分があります。「夜行列車の夜行か、あるいは百鬼夜行の夜行かもしれません。」 まさに百鬼夜行のような心の冷えるおぞましさと不可解さを感じつつも、どこか愛情に似た登場人物たちの「夜行」への執着心が乗り移っていくかのようでした。 最後のオチで不可解さを残しつつ、さわやかな余韻に浸ることができました。 非常に良い買い物でした。森見先生の他の作品も読んでみようと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み進めるのが怖く、不思議で、ロマンチックで、それでも引き込まれる、読み終えた後は、森見登美彦さんの愉快な本を読み終える寂しさとは違い、なんだか安堵するような気持ちになりました。不気味であるのに心地のよい物語でした。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!