■スポンサードリンク
夜行
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
夜行の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全147件 1~20 1/8ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
表紙の感じほのぼの系かなと思って読んでみたらちゃんとホラーだった!怖かった〜!! おかげで寝つきが悪くなりました。 いろんな語り手からいろんな場所で起きた恐怖体験が語られてる本。 それらのエピソードにはある共通点が。 最後は不思議な感じもしつつやっぱり怖い終わり方だった。 以前読んだ森見登美彦作品はハマらなかったのですが、これは読みやすくて面白かった… 夏にぴったりの1冊。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
謎が謎を呼んでいる感じが一気に読み進めてしまいました。 どうして?解決しないで終わるのが、もっと考えさせられます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久しぶりに著者の本を手に取り 止まらなくなりました | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最後のどんでん返しには、参りまさした。どうなるんだろ?と、ミステリー感がたまらない。絵が本当にあるならば観に行きたいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
表題の通りとても読みにくい作品です。 場面があちこちに飛ぶような描写があり、読んでいて苦痛でした。 なぜこんなに評価の高いレビューが多いのか、理解に苦しみます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
表紙の絵が、漫画チックで、感動するような内容に思えなかった。 感動というのとは違う。でも、読み始めたら、途中で止めることができなくなってた。テレビを見ながら、3時間ぐらいで読み終えた。 魔界に引きずり込まれた人の話? 大学時代の友人たちが、同じような体験をしている。なるほど、なるほど…。 最後の章で種明かし。「世界はつねに夜なのよ」闇は、どこにでもつながってる。なるほど、わかるような気がする。光の世界と、別次元の世界が、同時に存在する。SFの本で、同じようなことが書かれてる。スカイラーク、レンズマン、ペリーローダンなど。 ためしに、森見登美彦さんの本を、とりあえず2冊注文した。のめり込むことになるか、性に合わないか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
独特な世界観が描かれていてとても惹き付けられる作品です! 先が気になってしまい、読む手が止まりませんでした笑 似たような作品があれば読んでみたいです | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
京都には、独特空気があります。 盆地特有の。 じとっとした暑さ、芯まで冷える寒さ、その京都ならではを味わったことがあれば、この作品は面白いと思います。 そうでなければ、どこか遠くの妄想の一つでしかない、よくわからない。そう感じると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全体をぼんやりと読んでいると夜行の不思議な世界観が楽しめる作品です。 ただし聞き手となる人物である大橋君に感情移入すると居た堪れなくなるので 明確な救いのようなものを求める人には絶対にお勧めできません。 銅版画「夜行」の作者である岸田は恐らく何らかの理由で銅版画「曙光」の存在する世界の自分とごっちゃになってしまった人であり、銅版画の世界では妻である長谷川さんの影を追うように連作である「夜行」に顔のない女性として彼女の姿を描いていました。 顔のない理由は別世界であるためぼんやりとしか姿を思い描けなかったためであると思われます。10年前の火祭の際にそんな狂気じみた執着をもつ岸田と長谷川さんが英会話スクールの集合の前に出会っていたとしたら、それが失踪の理由なのだろうと私は納得しました。 10年ぶりに英会話スクールの面々と再会した大橋君は百物語のように皆から岸田の銅版画のタイトルにちなんだような話を聞き、最後には自らも銅版画の世界に迷い込んでいきました。 そこで迎えた最後が『唐突に失ったものを目の前にぶら下げられたと思ったら今度は前回より多少、目に見える形で奪われた』という大橋君のけなげな「おはようございます」です。 結局のところ何も戻ってこなかった。おそらく長谷川さんは元の世界ではもう死んでいるし、銅板画作品の向こうの世界では岸田と幸せに暮らしている。 自分がいなくなっても皆は各自の人生を続けていたし、誰かいなくなっても自分も生きてきた。 一期一会、それぞれの歳月。一度しか来ない朝と延々と続く夜を繰り返してどうしようもなく人生は続いていく。 そんな作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なんだか、とんでもなく怖くて怖くて、こんなに大人になってから、本でここまで怖くなるかという、不思議な読書体験。でも怖さだけでなく、そこはかとない美しさな懐かしい空気も、ねっとり肌に絡みつくような感覚で、もう一度読みたくてたまらないのに、まだ怖くて、手が出ない('-`).。oO | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中古品くらいのクオリティのものが届きました。残念です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
森見さんの作品ではきつねのはなしが一番好きなので、似た物語を求めて読みました。 思ったよりきちんとホラー描写があり、ゾッとしました。妖怪、ケモノのような怖さとはまた違う感じです。 黄泉の国との境界線に踏み入れたような怖さがあり、どこか宗教的な雰囲気もあります。 また、おそろしく孤独な風景がよくでてきます。その風景がシンプルに怖くていい。そのかわり、森見さんらしい幻想的な美しさは控えめです。 登場人物たちはぼやっとした印象の人が多く、対岸で起きていることを淡々と見ている気分になります。 しかし全体的に薄暗く、危険なところを一人で歩くような焦りを感じた読書でした。よかったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
旅をしてる時のワクワク感と同時にある不安を切り取ったような作品で、ノスタルジーに溢れた作品だと感じました。謎が多いところも旅って感じがして良かったです。森見さんの楽しい京都の話も好きですが、またこういう妖しい京都の話も読みたいと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
京都の鞍馬の火祭に行った大学生たちのうち、長谷川さん(女性)が忽然と姿を消した。十年後再び仲間は京都に集まり、再び鞍馬に行こうとする。宴席で数人が「岸田道生」という銅板画家に纏わる話を始める。それには不思議な共通点が…。 森見登美彦さんの小説はアニメが最適…と思ってましたが、これは実写映画で観てみたい! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
森見さん作品には2通りあって、ひとつはハチャメチャでナンセンスで爽快な話、もうひとつはひっそりとほの暗く怪奇幻想味の強い物語です。この作品は後者に当たり、「きつねのはなし」や「宵山万華鏡」と同種ですね。 どちらかというと前者の方が人気があり、後者はオチがはっきりしないという理由でやや評価が低いような気がします。が、一見ユーモラスで明るく見える話でも、どこかに闇が潜んでいるような妖しさがあり、森見さんの持ち味はむしろそのほの暗さだと感じます。今まで一番好きなのは「きつねのはなし」だったのですが、この「夜行」も1、2を争うくらい好きになりました。 森見さんはインタビューで「夜は異界と近づく時間帯という印象なので想像力を刺激されるのでしょう。型どおりの日常が揺らぐ一瞬が夜には潜んでいて、不意に隙間から奇妙なものが顔を覗かせてくる気がするんです。それは宴会や祭りも同じ。本作のしめくくりは火祭ですが、それも「何が起きてもおかしくない」舞台にふさわしいと思っていたからかもしれません。」と述べていらっしゃいます。そういう雰囲気がとてもよく出た作品です。 鞍馬の火祭を見に行った仲間内でひとりの女性が失踪します。その後1人の呼びかけで10年ぶりに仲間が集まってまた火祭を見に行くことに。 貴船の旅館で温泉に入り、鍋をつつきながら話していると、みんながある画廊で岸田道生という人の銅板画を見ていたことがわかります。 それぞれのメンバーはその銅板画がからんだ旅の思い出を順に語り始めます。 最初の「尾道」で、その得体の知れない不気味さに息をのみました。登場人物たちの頭がおかしくなったのか?それとも何か悪夢のような異世界の話なのか?そして「奥飛騨」「津軽」「天竜峡」と語り継がれ、話は元の「鞍馬」の夜に戻ります。 自分には「津軽」が一番強烈な印象を残しました。夜行列車がトンネルを抜けて日本海側へ出たとたん、川端康成が「雪国」で”夜の底が白く見えた”と書いたような雪景色が一面に広がります。そこにあった燃えさかる一軒家と横で手招きしていた女性の影・・。 そして青森も雪に覆われ、津軽鉄道のストーブ列車に乗って到着した小さな町の奇妙な家で、同行者の1人が失踪します。厳寒の町の深々とした静けさが不気味な味を残す一編です。 夜の世界を描いた銅板画のシリーズ「夜行」と、朝を描いた「曙光」が最後に反転する不思議さ。結局起こったのはどういうことだったのか?まるで神隠しのような一連の不思議な出来事。 合間合間に西行法師の句「 春風の花を散らすと見る夢は さめても胸のさわぐなりけり」が出てきます。そして登場人物たちは「世界はつねに夜なんだよ」と何度もつぶやきます。読んでいて自分が一番ぴったりくると思ったのは、江戸川乱歩の「うつし世はゆめ、夜の夢こそまこと」という言葉でした。 怪奇幻想味に満ちた秀作でした。「きつねのはなし」が好きな人におすすめです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本を表紙買いさせてもらいました。 特に波もなく、淡々とお話が終わっていきます。 読み終わった後も結局「で??」という感じで、書き殴ったプロットをポイっと投げ出したのかな?と思わせてくるような作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
世界の半分は夜。ドラゴンクエストの勇者が手に入れた世界。不思議な扉の向こうには。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小川洋子「人質の朗読会」、野沢尚「ひたひたと」など思い出しながら読みました。 読書に没入できたのは良かったのですが、各人が語る奇譚にオチがないのが辛かったです。 「目の前で平然と座って話していたけど、あなた結局あの後どうなったの?」とつっこまざるをえません。 論理的整合性の欠如とか超自然的な要素を諫めたいわけでは全くないのですが、話の要素がブツ切りされていてどこにつながるのかよくわからない…せっかくのプロットが収束しないため、たぶん数年後にはこの小説の内容を全く覚えていないと思います。 「夜は短し」や「ペンギンハイウェイ」は、読んで10年たっても忘れ難い名作だっただけに残念です。 各話を独立した短編にした方が良かったのでは? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
素晴らしいの一言に尽きる作品です。 『きつねのはなし』や、『太陽の塔』の電車描写に見られるような、〈異世界〉の感覚を実に巧みに立体化した物語です。 尾道や津軽といった地方を舞台に導入することで、読者の旅情を喚起しつつ、その世界はどこかひんやりとした〈異世界〉の感覚に包まれています。 たしかに、他のレビュアーの方も指摘されているとおり、ミステリー的な解決や筋の通った物語展開を期待する読者には少し物足りないかもしれません。 しかし、なんと言ってもこの作品の真髄は、物語世界を覆い尽くす〈異〉と〈妖〉の感覚なのだと思います。 夜のバスに揺られて読み終えたいま、この窓の外にも無限の夜が続いているのではないか、そんなことを考えてしまいます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この方の物では珍しい陰ある作品でした。ミステリアスで情景が浮かびました。まだまだ他の作品も読み続けたいです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!