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LAコンフィデンシャル
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LAコンフィデンシャルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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私は 同タイトルの映画を観たことで 興味を持ち 読み始めました。 異なった場面の所もありますが 面白かったですよ。 昔に訳されたものだからですかね? 今じゃ使えない言葉も沢山あったように思いますが それがまた 作品の鋭さ・どぎつさが出てて良かったんじゃないかな。 | ||||
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私は 同タイトルの映画を観たことから興味を持って 読みました。 映画とは異なった場面もありますが 面白かったです。 | ||||
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多少の古さ使用感は当然ありましたがそれよりも物語の素晴らしさの方が上回っているので満足です。映画の方もいいですよ。名作のひとつだとおもう。 | ||||
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複数の人物の話が同時進行で進んでいきますが、性格の区別がつきにくく、途中で本を置くと誰のパートを読んでるのかわからなくなりました。 この本に続いて、設定が同時代の「夜に生きる」(デニス ルヘイン)を読みました。ギャング側から禁酒法時代を描いた小説ですが、私は「夜を生きる」の方が楽しめました。 | ||||
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主人公たちは、破滅への疾走を辞めない 突き動かされるように、また、選択権もなく ただ突き進むしかない 魔犬エルロイの世界には驚愕させられてばかりですが このLAコンフィデンシャルには特に魅力的な奴らが多い | ||||
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映画を見て、面白かったので、読みました。 映画は、この作品の面白いところだけを抽出して、うまく編集、演出していたと思います。 しかし、その分、登場人物の裏に隠された過去などが省かれていました。結果、原作の80パーセントのおもしろさ。 大変面白い作品ですが、冒頭から登場人物がなだれのごとく出てくるのと、物語が複雑すぎるので、なかなか話についていくことができません。おそらくこの本だけだったら理解できなかったのではないでしょうか。 読み応えのある警察小説であることは確かです。男たちの確執と友情を見事に描いています。 かつ「悪は栄える」というラストもよかったです。 映画のほうが面白いな、と思う部分もありましたが、総じて読み応えのある力強い作品でした。 | ||||
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悪徳と陰謀渦巻く五十年代のLAを舞台に、それぞれ立場も性格も異なる三人の警官と三つの事件を軸に時代のうねりを描く大作。 まず三人の警官の対比がいい。 上昇志向が強く潔癖なエリート警官エクスリーと少年期のトラウマから女への暴力を憎むバド、誤って市民を射殺した過去をもつゴミ缶ジャック。血のクリスマス事件で出世の明暗を分け反目しあう三人がそれぞれの譲れないものを胸に共闘に至る過程に引き込まれる。 特にエクスリーの人間的弱さに惹かれる。 父親へのコンプレックスを払拭しきれず、「完全なる正義」の有り方について苦悩し続けた彼の終盤の選択に胸が熱くなる。 互いに憎み合っていたバドとの間に芽生える同志としての連帯感、二人が接近するきっかけとなる「突き飛ばしてくれてありがとうよ」の台詞が後の伏線になる構成も心憎い。 P362、自分が育った家を見て回るエドの胸中に去来する追想と父への別れの台詞には喝采を送りたい。 エピローグの美しさ切なさは絶品。 なにもかもを犠牲にして なんの意味もない栄光。 最後のページを閉じた時、上巻冒頭に掲げられたエピグラフの意味が真に理解でき、言葉にならない想いが押し寄せる。 | ||||
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覗き趣味や露出趣味満点。犯罪のオンパレード。 読後の感想は意外にも、「平家物語」にも通じる無常観。 汚い世の中の汚い部分を煎じ詰めて、余計なごず(くず)を除いたら、綺麗な物語ができました。 「綺麗な物語」というと語弊がありますね。物語として、綺麗という方が良いでしょう。 上巻で細い沢が集まって川になり、下巻で川の流れが急になり、滝つぼに向かって一気呵成に流れ落ちる。 そして深い淵に青々と水が湛えられる。こんな印象です。 | ||||
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暗黒のLA四部作、その三。 JGバラードの『コカイン・ナイト』にはこういう一節があった。 <「リアルなビジネスというと?」 「金、セックス、ドラッグ。今の世界で、ほかにいったい何がある? エストレージャ・デ・マル以外の場所では、芸術などに関心を持っているものは一人としていやしない。唯一の請っている本物の思想家は警察だけだ」> LAコンフィデンシャルに描かれるLAもまさにこんな感じで、ここには、芸術家(映画関係者)とリアル・ビジネスマン(娼婦、ギャング、麻薬のディーラーとかだけど)、そして警官しか登場しない。 金とドラッグとセックス(これに音楽と酒という溶媒を加えるともっとすごい)っていうものの誘惑はとても強くて、LAのような街ではだいたいの人がこれの虜になってぼんやりとした毎日を送る。無思想。東京も似たようなものだが。そして、唯一、警官だけが思想を持っているのかもしれない。これを読むとそんな気もするし、エルロイが、作品の中では汚職警官とかをたくさん登場させながらもLAPDを尊敬してやまないというのにも、そんな理由があるのかもしれない。 映画を見てもすごい映画だと思ったが(原作者エルロイも映画を見てたまげたらしい)、小説も輪をかけてすごいできばえだと思う。『ビッグ・ノーウェア』もそうだったが、またもや最終シーンがとても印象に残る。 | ||||
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映画を見た後に読んだのですが、兎に角、登場人物は格段に多いし、プロットは複雑だし、当時のアメリカ文化は理解しがたいしで、ハッキリ言って疲れます。映画とは別物と思ったほうがいいかもしれません。本書の中だけで、殺人事件は数え切れないほど起こり、そのほとんどが未解決事件ばかりで、警官は拳銃を数え切れないほど撃ち、何人もの人々がその弾丸で死んでしまうなど、日本とは比べようのない世界に、引いてしまうところがあります。ところで、この手の翻訳本でいつも気になるのですが、名前の呼び方がファーストネームだったり、ファミリーネームだったり、愛称だったり、あだ名だったりと、英語の文脈での使い分けがそのまま日本語になるので、非常に読みにくい。会話文で使い分けられるならまだしも、地の文でも使い分けがあるので、困ったものです。恐らく日本語には、こういう習慣はないはずです。あるときまで別人物と思っていたのが、実は同一人物であることに気づかされたりして、もっと日本語読者に気を使って欲しいものです。 | ||||
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かっちりしたプロットと明快な人物像とで、4部作の中では一番広く受け入れられそうな作品である。エルロイの作風は腐敗や暴力といった言葉で形容されがちだが、本書の根底にあるキーワードは実のところは「正義」である。陳腐に聞こえるかもしれないが、本書に限っては、「正義は実現されうるか。また、実現されうるとしたらどのようにしてか。」という問いかけに応えるかたちで全体が構成されている。「理念」のエクスリー、「感情」のホワイト、「体面」のヴィンセンズ。いずれも「正義」をいかに貫くかを問題としながらも、深刻な内的矛盾を抱えることから揺れ動く。本書の結末が先の問いの答えに至る中継点であり、「ホワイト・ジャズ」の結末が結論といえる。 | ||||
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まず映画館で感動しました。各キャラクターの個性は強烈で、ストーリーは終始暴力的。なのに起承転結はスマートで、テンポ良く流れるシーンは美しいとも言える程でした。「これは原作を読まなくては!」と手に取ったのが本書だったのですが…これまたビックリ!犯罪・警察・裏家業がもつれ込んだストーリーは、構成の遠大さ、各キャラクターの個性と、その相関図の複雑さで、映画とはケタ違い!「この原作が、よくあんなにもコンパクトな映画に仕上がっていたもんだ」と思うと驚愕です!(あの映画を゛コンパクト゛だなんて、原作を読んだ後だから言えるのですが)しかも原作の雰囲気は全然損なってない!改めて感動しました。原作、映画、どちらから入っても120%堪能出来ると思います。是非両方堪能して下さい! | ||||
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映画「LAコンフィデンシャル」を見てこの暗黒のLA4部作を読もうと思ったのですが…。とてもおもしろかったです。というか映画を先に見てしまったのを少し後悔です…。全部読み終わりましたがまたブラックダリアから読もうと思います。 | ||||
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