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東京下町殺人暮色
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東京下町殺人暮色の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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読んでいて、途中から、似たような話を読んだ事があるな、とは思っていた。こんな特徴のある作なのに、「刑事の子」と同じである箏がわかったのは、感想を書こうと思い、念のため「刑事の子」を引っ張り出して調べてから。改題したと、書いてある。なーんだ。 だけど、全く同じ作品を読まされても、後悔は微塵もない。そのくらい、面白くて楽しめたからだ。やっぱりおばあちゃんが最高。 | ||||
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一時、宮部みゆきのジュブナイル物を読んで、あまり入りこめなかったので敬遠していたように思う。 確か「龍は眠る」だったか・・・。 しかし、最近になって『小暮写真館』とか『ソロモンの偽証』などもそうだが、正確にはジュブナイルとは言えなくても、少年や少女が主人公の作品は、読書対象にかなり混じっており、読んでみてもいいかなと思ったという理由もある。 結論的には、なかなか、である。 作中に自動車電話とかあって、携帯電話のことが全く出ない。 奥付をみると1990年の作品だった。 そして24年も前から宮部みゆきは宮部みゆきだったw 柔らかい筆致で、恐ろしいことをさらりと描いている。 最近の作品との落差のようなものは全く感じなかった。 | ||||
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つまらなくて途中で読むのをやめた。 この著者さんの本で良かったのは「理由」だけだった。 | ||||
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期待を裏切らないおもしろさでした。 宮部さんの少年が主人公ものは最高です! はなさんもいい味だしてます。 | ||||
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昔(といっていいか)の作品だが、今も面白い。どうしてだろう、舞台となる時代も感じられる。 | ||||
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2つの事件。殺人と死体遺棄。画家が疑われる。怪しいのはむしろ。 推理小説としての複雑さは十分。死体遺棄の根拠はわかったが、殺人の必然性が希薄。主人公と家政婦の活躍は小気味よいが、画家の娘と殺人者の姉のが置いてきぼりのような印象。不完全燃焼。 | ||||
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物騒なバラバラ事件を通じ少年が色々な人と出会い様々な経験をするという人間ドラマで 大筋のストーリーは悪くない が事件の真相はやや細々させすぎていまいち もう少し何かスマートな解決が欲しかった まあ読んでみるのも悪くない一冊 | ||||
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想像した通りとてもよかった。また次の商品も購入したいと考えている。 | ||||
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下町の情緒感じる 懐かしい風情が 心にあたたかい作品。 単なるサスペンスだけでなく 人と人のふれあいについて 考えさせられる良いテーマだと思います。 個人的には、 主人公の父で刑事である道雄がパートナーに選んだ 若い刑事・速水の活躍がもっとみたかった。 好青年に描かれていただけに、 人の良さがそんなに活かせてないのがちょっと残念です。 とはいえ、主人公・順と家政婦・ハナのコンビも面白いし、 謎を感じさせる画家・東吾との心の交流もしみじみしていてよかった。 大きなスリルはないが テンポよくするする読めて面白く、読後感が良い。 素敵な作品でした。 | ||||
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刑事の父と二人暮しの13歳の少年八木沢順は、町内である噂を耳にする。それは、ある家で殺人事件があったというものだった。順がその噂を気にしているときに、荒川でバラバラ死体が発見された!犯人は、あの噂の家に住んでいる人物なのだろうか・・・? まず最初に思ったのは、今まで読んだ宮部作品に比べるとちょっと幼稚な感じがするということだった。こんなことを書いて、作者に失礼だが・・・。また、事件設定やストーリー展開に少々物足りなさを感じたのは、私だけだろうか?それに、13歳の少年が関わるには、事件はあまりにも残虐性が強い。このアンバランスさに違和感を感じる。メリハリがなく、いまひとつ作品にのめり込めないもどかしさも感じた。順や順の親友慎吾、家政婦のハナなど、魅力的で個性豊かな登場人物がいるのだけれど、いろいろな不満が残る作品だった。こういう感想は、宮部作品にしてはめずらしいかもしれない。 | ||||
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短編の作品が多い作家の中長編小説を読むのは、ある種の賭けかもしれません。がっかりして、もうその作家から気持ちが離れてしまうかもしれません。結果は…そう悪いものではありませんでした。次の短編に移るときのように新たに登場人物を憶えなくても、ずっと同じ設定で宮部ワールドに浸ることができます。 さりげなく説明されてはいるものの、例によってやはり荒唐無稽以外の何ものでもない無理な設定です。いくら刑事の子どもであっても、犠牲者が2人もいるような殺人事件にここまで関わるのはまずいでしょう。もとよりファンなら完全に許容範囲内でしょうけど。 カバーには「現代社会の奇抜な深遠…」という謳い文句がありますが、あまり期待したり、あるいは警戒したりしなくてもいいかもしれません。結局、宮部さんは宮部さんでしょうから。楽しめればいいのだと思います。少年法の改正については、たしかにそのとおりだと思います。 私自身としては、「東京下町」にろくな思い出がないということもあり、意図的に若干未消化なままで読了した感じがします。もちろん、宮部さんに責任はありませんが。 | ||||
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キァラクターがいいですね。少年刑事ものです。13歳にしてはあまりに大人びていると思いますが、まあいいでしょう。ミステリーにおいては、久しぶりのヒットでした。シリーズものになったらいいなあと思います。 | ||||
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刑事の子どもである順と、その家の家政婦であるハナ。 この二人が下町で起きた凄惨な事件にかかわり推理を展開するわけですが このコンビ、なかなか悪くないなーって思いました。 設定としても悪くないし。 陰の功労者は順の友だちの慎吾。 彼もけっこうな活躍を見せてくれます。 わりと好みが分かれる作品かなぁ・・・とは思いますが 私は嫌いじゃないです。 | ||||
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取り上げられている社会問題は、 いわゆる歪んだ若者像であり、 具体的には、犯罪を犯した少年への制裁の軽さと、 それに伴う少年の犯罪に対するの軽さである。 本書は10年以上前の作品であるので、 その間にいくつかの事件を経て、 少年法が改正されていることを考えれると、 少々昔の作品であると言える。 事件の中心はわが子を思う親心であり、 謎解きに伴うハラハラ感はあるが、 えげつない内容だけにちょっと怖い。 まあでも、 あくどすぎるいたずらをする有名進学塾通いの小学生、 殺人に対する意識があまりにも軽すぎる暴走族、 子供思いにも度が過ぎる父親、 これらはいまいち現実感がないというか、ミステリーらしいというとこか | ||||
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あんまり残る記憶がない。だらだら~と話しが続いて話にメリハリがなかった。暇つぶしにはなったかな。良かったら私のHPもご覧になってください。 | ||||
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東京の下町でバラバラ死体が発見され、刑事の息子である中学生が事件解決の為に奔走するという話です。少年犯罪の多発という社会情勢を受けての作品で、少年法の改正問題に対する、作者の「それだけでは解決しない」という思いが表明されています。また、東京大空襲にまつわるエピソードも描かれており、東京という町の変化を感じさせる趣向もあります。宮部みゆきが少年を描くのがうまいことは周知の通りですが、本作でも主人公の中学生が魅力的です。ただ、冷静に考えてみるとこの中学生の性格はあまりリアルではありません。現実の中学生はこれほどいたいけではないでしょう。リアルに描くことと、魅力的な登場人物を造ることは必ずしも一致しないのですね。 | ||||
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下町で次々と発見されるバラバラ遺体。続けざまに送られてくる声明文。そして、とある老画家を巡る怪しげな噂。八木沢刑事とその息子・順がその事件に巻き込まれて行く…。個人的に、これまで読んだ宮部作品と比較するとちょっと劣るかな? という感じ。話の展開などは、よくあるような形であるし、テーマのいくつかはちょっと安直な感じがする。物語に出てくる若者像は、いかにもマスコミが宣伝しているものの受け売りです、という感じだし…。他の作品と比較すると、どうも八木沢親子やその周辺の人々以外の魅力が薄いというか…。とはいえ、宮部作品らしく読み出したら止まらないテンポの良さはこの作品にもしっかりと存在しているし、十分、及第点の作品だとは思うのだが…。 | ||||
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東京の下町で起こる殺人事件を刑事の息子が、刑事顔負けの推理と行動力で事件解決に奔走する物語である。 トリックというか物語の流れは際立ってひねってあるといったことはないが、主人公と老画家との心の交流には、ほほえまさを覚える。このあたりが、宮部みゆきの本領発揮といったところだろうか。 ひとつ間違えると冤罪を招きかねないマスコミ報道には辟易するが、そんな現代のあやうい一面を一端に示している気もする。 さらりと読めるストーリーなので、読んでみることをお勧めする。 | ||||
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女流ということで またミステリーということで宮部作品を食わず嫌いの人は案外多い。もったいないなあというのが実感。この人 オンナであることに甘えた作品はほとんどない。それに完全無欠 どこへ行ってもなぜか事件に出くわす いくらなんでもそりゃないだろう的な探偵の存在もない。密室やトリックにこだわるあまりにドラマを軽視することもない。そういう意味では実は正統派ミステリーファンからは本来評価されないのが適当なのかもしれない。お得意の少年もの これまた彼女の作品には頻繁に見られる自然な親子愛。そして不条理な甘えが犯す罪とそれを許そうとするシステムや「実は他人事としか考えていないゆえの」人権擁護派の人たちをいやらしくない程度にチクリと。彼女の作品では罪は許されない 罪は罪としてきちんとあがなわれねばならない。弱さや年齢を理由にそこから逃れようとする者 あるいは逃れさせようと手を貸すことによって良心的な存在になったかのように悦にはいる者。宮部作品が決して万人にハッピーエンドを用意していないにもかかわらず後味がさわやかなのはそのせいだろう。かつて「殺しは殺しだった」「間違えて言ってしまったことは」たいてい「真実だ」「殺されても殺されても黙って我慢してる私たち」「『許せませんわ』型の女」どきりとするような鋭いフレーズが要所にさりげなく散りばめられている。どんなに声高に「年齢や精神の弱さを理由に罪を逃れることは不当だ」と叫ぶよりも そういう人たちには「まあ 騙されたと思って これ読んでご覧よ」と語ったほうが早い。もちろんメッセージがお仕着せっぽいものでなく 極上のエンターティメントそれ自体を楽しめることもお約束できるだろう。 | ||||
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刑事の父と二人暮しの主人公の少年。事件はなんとなくありがちな方向で進んでいく。ほかの宮部作品に比べると、ちょっともの足りない事件かなと思わなくもない。 しかし、主人公の自然な明るさが、まわりの人たちのやさしさを引き出していく。少年の微妙なこころの変化を、読者である自分も見守っていることに気づく。たとえ残虐な事件がおこっても、彼なら、澄んだ視点でみていけることだろう。 | ||||
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