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東京下町殺人暮色
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東京下町殺人暮色の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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読んでいて、途中から、似たような話を読んだ事があるな、とは思っていた。こんな特徴のある作なのに、「刑事の子」と同じである箏がわかったのは、感想を書こうと思い、念のため「刑事の子」を引っ張り出して調べてから。改題したと、書いてある。なーんだ。 だけど、全く同じ作品を読まされても、後悔は微塵もない。そのくらい、面白くて楽しめたからだ。やっぱりおばあちゃんが最高。 | ||||
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一時、宮部みゆきのジュブナイル物を読んで、あまり入りこめなかったので敬遠していたように思う。 確か「龍は眠る」だったか・・・。 しかし、最近になって『小暮写真館』とか『ソロモンの偽証』などもそうだが、正確にはジュブナイルとは言えなくても、少年や少女が主人公の作品は、読書対象にかなり混じっており、読んでみてもいいかなと思ったという理由もある。 結論的には、なかなか、である。 作中に自動車電話とかあって、携帯電話のことが全く出ない。 奥付をみると1990年の作品だった。 そして24年も前から宮部みゆきは宮部みゆきだったw 柔らかい筆致で、恐ろしいことをさらりと描いている。 最近の作品との落差のようなものは全く感じなかった。 | ||||
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期待を裏切らないおもしろさでした。 宮部さんの少年が主人公ものは最高です! はなさんもいい味だしてます。 | ||||
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昔(といっていいか)の作品だが、今も面白い。どうしてだろう、舞台となる時代も感じられる。 | ||||
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2つの事件。殺人と死体遺棄。画家が疑われる。怪しいのはむしろ。 推理小説としての複雑さは十分。死体遺棄の根拠はわかったが、殺人の必然性が希薄。主人公と家政婦の活躍は小気味よいが、画家の娘と殺人者の姉のが置いてきぼりのような印象。不完全燃焼。 | ||||
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物騒なバラバラ事件を通じ少年が色々な人と出会い様々な経験をするという人間ドラマで 大筋のストーリーは悪くない が事件の真相はやや細々させすぎていまいち もう少し何かスマートな解決が欲しかった まあ読んでみるのも悪くない一冊 | ||||
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想像した通りとてもよかった。また次の商品も購入したいと考えている。 | ||||
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キァラクターがいいですね。少年刑事ものです。13歳にしてはあまりに大人びていると思いますが、まあいいでしょう。ミステリーにおいては、久しぶりのヒットでした。シリーズものになったらいいなあと思います。 | ||||
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刑事の子どもである順と、その家の家政婦であるハナ。 この二人が下町で起きた凄惨な事件にかかわり推理を展開するわけですが このコンビ、なかなか悪くないなーって思いました。 設定としても悪くないし。 陰の功労者は順の友だちの慎吾。 彼もけっこうな活躍を見せてくれます。 わりと好みが分かれる作品かなぁ・・・とは思いますが 私は嫌いじゃないです。 | ||||
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東京の下町でバラバラ死体が発見され、刑事の息子である中学生が事件解決の為に奔走するという話です。少年犯罪の多発という社会情勢を受けての作品で、少年法の改正問題に対する、作者の「それだけでは解決しない」という思いが表明されています。また、東京大空襲にまつわるエピソードも描かれており、東京という町の変化を感じさせる趣向もあります。宮部みゆきが少年を描くのがうまいことは周知の通りですが、本作でも主人公の中学生が魅力的です。ただ、冷静に考えてみるとこの中学生の性格はあまりリアルではありません。現実の中学生はこれほどいたいけではないでしょう。リアルに描くことと、魅力的な登場人物を造ることは必ずしも一致しないのですね。 | ||||
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女流ということで またミステリーということで宮部作品を食わず嫌いの人は案外多い。もったいないなあというのが実感。この人 オンナであることに甘えた作品はほとんどない。それに完全無欠 どこへ行ってもなぜか事件に出くわす いくらなんでもそりゃないだろう的な探偵の存在もない。密室やトリックにこだわるあまりにドラマを軽視することもない。そういう意味では実は正統派ミステリーファンからは本来評価されないのが適当なのかもしれない。お得意の少年もの これまた彼女の作品には頻繁に見られる自然な親子愛。そして不条理な甘えが犯す罪とそれを許そうとするシステムや「実は他人事としか考えていないゆえの」人権擁護派の人たちをいやらしくない程度にチクリと。彼女の作品では罪は許されない 罪は罪としてきちんとあがなわれねばならない。弱さや年齢を理由にそこから逃れようとする者 あるいは逃れさせようと手を貸すことによって良心的な存在になったかのように悦にはいる者。宮部作品が決して万人にハッピーエンドを用意していないにもかかわらず後味がさわやかなのはそのせいだろう。かつて「殺しは殺しだった」「間違えて言ってしまったことは」たいてい「真実だ」「殺されても殺されても黙って我慢してる私たち」「『許せませんわ』型の女」どきりとするような鋭いフレーズが要所にさりげなく散りばめられている。どんなに声高に「年齢や精神の弱さを理由に罪を逃れることは不当だ」と叫ぶよりも そういう人たちには「まあ 騙されたと思って これ読んでご覧よ」と語ったほうが早い。もちろんメッセージがお仕着せっぽいものでなく 極上のエンターティメントそれ自体を楽しめることもお約束できるだろう。 | ||||
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刑事の父と二人暮しの主人公の少年。事件はなんとなくありがちな方向で進んでいく。ほかの宮部作品に比べると、ちょっともの足りない事件かなと思わなくもない。 しかし、主人公の自然な明るさが、まわりの人たちのやさしさを引き出していく。少年の微妙なこころの変化を、読者である自分も見守っていることに気づく。たとえ残虐な事件がおこっても、彼なら、澄んだ視点でみていけることだろう。 | ||||
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いつも、思うことだが、彼女は少年犯罪の作品が非常にうまい。私も常に若い人たちの意味のない(この言葉が適切かどうかはわからない)殺人が起こるたびにどうして簡単に人が殺せるのか不思議なのである。でも、彼女の作品を読むと気づかされることが沢山ある。想像力の欠如。まさにそうなのかもしれない。こんなことをしたらどう思うか、相手のことを考える想像力がないのである。またはわかったつもりでいても、実感がないから人形が死ぬのと同じなのかもしれない。私も想像力をかき立てる努力をしなくてはと思う。でも、きっと主人公の順は大丈夫。なぜなら父親や、大好きな友達や素敵なお手伝いさんに囲まれて、活きた生活をしているから。 | ||||
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