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望み



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【この小説が収録されている参考書籍】
望み
望み (角川文庫)

望みの評価: 3.78/5点 レビュー 99件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.78pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全99件 81~99 5/5ページ
No.19:
(4pt)

とりあえず、次は旦那に読ませます。

先が気になって一気読み。
同じ年頃の息子をもつ私は、貴代美の心情に完全にシンクロ。辛いな…。救いが、辛い…。
望みAmazon書評・レビュー:望みより
4041039886
No.18:
(3pt)

ふつうかな

雫井脩介にしてはふつう。ちょっと人間描写がありきたりな感が、、
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4041039886
No.17:
(5pt)

哀しくなりました。

加害者の家族の末路は決して幸せになれるものじゃない。

以前佐藤浩市さんと志田未来さんの映画で『誰も守ってくれない』で加害者家族に焦点を当てていた。あれを観ても、この小説を読み進めても父親の一登や妹の雅の被害者家族のほうが世間から冷たくされないという思考がしっくりくる。
 
読み終わって、今はただやりきれない感情だけが残ってる。
望みAmazon書評・レビュー:望みより
4041039886
No.16:
(4pt)

引き込まれました

家族の形・母の立場・父の立場・妹の立場
そのどれもがリアルに描かれていて、物語とは思えない臨場感がありました
家族が被害者なのか加害者なのか、家族を心配する気持ち・自分の立場や今後を心配する気持ち
他人事・物語だと思いきれずに読む分、辛く悲しく、考えさせながら読みました
今までにはない角度からの少年犯罪の話でした
望みAmazon書評・レビュー:望みより
4041039886
No.15:
(5pt)

哀しかったですね

辛かった。ただしくんが行方不明の時の生きていたらどんなに不安だろおか。もしかして殺害されていたらどれほど怖かっただろおか。一人で何もかも抱えてなぜ親に泣いて助けを請わなかったのか。ただしくんの親なら理解してどうしてでも助けようとしてくれたのではないか。私は病気の息子を不慮の事故で亡くしたので、なぜその時に散歩を止めなかったのか、ついて行かなかったのか、亡くなる瞬間にどれだけ怖くて寂しくて不安だったことかといまだに悔いて泣けて仕方ない。ただしくんが事件に無関係で普通にひょこっと帰宅することばかり、話の展開からあり得なそうだが願いました。子を亡くした親兄弟はもちろん絶望しますが亡くなる本人の気持ちを思うと本の話とは思えなく止めどなく泣けるのでした。
望みAmazon書評・レビュー:望みより
4041039886
No.14:
(3pt)

高校生の息子が

高校生の息子が、ある日、行方不明に、その時、若者による犯罪が起こり、息子は加害者なのか、被害者なのか・・・。たった1週間くらいの間で家族が葛藤し、悩み、そして望み、そういう小説でした。まぁまぁ興味深いですが、唸ったり、感動はそれほどでも無いです。
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4041039886
No.13:
(3pt)

引き込まれる作品だったけど違和感も…

私も春から高校生になる息子をもつ母ですが、最後まで貴代美の思いに違和感がありました。
私なら息子の無実を信じたい。被害者として亡くなっていたとしても。それが母親ではないのかな。加害者でもいいから生きていてほしいなんて、最初に亡くなった友達を思えばとても身勝手で傲慢な考えだと思う。
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4041039886
No.12:
(4pt)

悲しみは事実が確定した時点をピークにして増殖が止まるが、不安は増殖し続けていく

行方不明となった高校一年の息子と何かしらの関係がある同級生が殺害された。息子は加害者なのか、被害者なのか、息子を信じる家族の物語。

息子がどう事件に関わっているのか分からないまま不安な時間を過ごさなければいけない家族のつらさが正面から描かれていて読み応えがあった。

悲しみは事実が確定した時点をピークにして増殖が止まるが、それ以上に厄介なのは不安である。心の中に巣くって、気持ちを乱れさせる。事実が見通せないから、自分の手に負えないほど、どんどん増殖してしまうという気持ちはもっともだと思った。

今、大事なのは覚悟であるといった、貴代美のお母さんの心が胸に刺さった。

父の一登と母の貴代美、それぞれの望みが交錯しながら展開される物語は最後まで目が離せなかった。
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4041039886
No.11:
(4pt)

願い

決して面白い作品ではない。でも、そっと心に寄り添う、そんな内容だ。

物語の大半は特に進展のないまま、夫婦それぞれの望み、葛藤、覚悟が語られる。それが、これでもかと丁寧に書かれている。途中、飽きそうになって、今回はハズレかな?と思ったけど、中だるみしたのはその一瞬だけ。やはり、丁寧に紡ぐ筆力は凄い。何より、重要なのはキャラクターがぶれてない所だ。序盤と終盤で登場人物の性格に齟齬をきたす作品がたまにあるけど、この作者にはそれがない。安心して物語に没入できる。

本当の勇気とは、周りの人を助けるのだな。

最後には、心地よい余韻が残る秀作でした。
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No.10:
(3pt)

…なんというか、「救い」がないなあ…

帯に「サスペンス」とあったんで、そのつもりで読み始めましたが、サスペンスではなかった気がする。
「事がはっきりするまでの、苦悩」。その描写は読み応えがあった。
が、「事がはっきりするまでにエネルギーを使い切ってしまった」のと、結果として「苦悩してる時に、すべては終わってしまっていた」のには、あまりに救いがないなあ…。と。
そして、「一生の買物」する時には、加害者だろうが被害者だろうが、それは「ミソ付ける」であり「ゲンが悪い」である、からどっちでも客側には同じ事なんだよ。理不尽だけど。と思いました。
概ね楽しみました。
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No.9:
(4pt)

それぞれの思いが交錯する

息子が犯罪者?これから、仕事はどうしたらいいんだ・・・・・

兄が犯罪者?勉強しても無駄なの?受験は・・・

生きていてくれたらそれでいい!私が一家を支えていく!!

それまで穏やかだった一家の気持ちは決して一つにならない。

それはエゴではない普通の感情と思えるだけに折り合いのつけようがない。

少ない情報に翻弄される関係者。そして憶測から展開される事態。

作者は、特にストーリーや表現をこねくり回さずに

素材を生かした調理で皿の上に出しただけ・・・。素晴らしい構成だと思う。
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No.8:
(3pt)

そこかなぁ

事件にかかわった息子が帰ってこない。息子は被害者なのか、加害者なのか。
息子の無実を望む父と、犯人であっても生きていて欲しいと望む母。揺れ動く父と母の思い――。
雫井脩介が書くんだもの、評判通り「不穏な空気感と濃密な心理描写」で読者を引き込む。

けど、引き込むべきところはそこなのかなぁ?

加害者か被害者かはいずれわかる。わかってしまえば、どちらにせよ悪夢のような現実が待っていて、それを受け入れざるを得ない段階では、加害者か被害者か揺れ動いていた時間なんてどうでもいいはずだ。「不穏な空気感と濃密な心理描写」でスポットライトを当てるのは果たしてそこなんだろうか?
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4041039886
No.7:
(5pt)

不幸でしかない

行方不明になっている息子は加害者なのか被害者なのか...
怖くて怖くてたまらなかったのに、読み終わった今もう一度読み直したくなっている。
もしこの状況が自分の身に降りかかっても現実を直視できないだろう。
雫井さんはすごいものを書いたと思う。
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4041039886
No.6:
(4pt)

息苦しい読書体験もたまにはいいものだ

息子は加害者なのか被害者なのか、という謎だけで延々と心理描写やマスコミを含めた周縁関係者の対応エピソードが続く。ストーリーはほとんど進展しない。空気は重く澱んでいる。息苦しい。かったるい。それでも見えない力が最後まで読みきることを強いる。読み終わって、意外性も驚きもない。しんみりともしない。しかし、読んだことを後悔はしない。この作品にめぐり会えてよかったとさえ思う。そんな稀有な作品です。
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4041039886
No.5:
(5pt)

重いテーマ。

★★★★★ イッキ読み。息子が外泊し連絡が取れない。そこに起こった息子の友だちの殺人事件。2人の高校生が現場から逃走。ネットでは殺されたのは2人という噂も。息子はどちらなのか?逃走している加害者の1人で良いから生きていて欲しいという思い。息子は絶対に犯罪者では無いと信じたい思い。犯罪者では無いとしたら息子は2人目の被害者なのか?マスコミの取材攻勢。玄関にぶつけられる生卵、ペンキ。離れて行くビジネスパートナー。その中で真実は?犯罪者家族。被害者家族。どちらの立場に立たされても家族は辛いもの。責められるべきでは無い。
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No.4:
(5pt)

是非読んでみて!と言いたくなる本でした

こんなに泣ける本を読んだのは久し振りです
「望み」親としてどっちを望むのか、、
息が苦しくなるほどの「望み」

是非いろんな立場の人に読んで感じて貰いたいと心から思った本です
望みAmazon書評・レビュー:望みより
4041039886
No.3:
(5pt)

丹念に描かれた親としての心の葛藤…。

高校1年生の息子が行方不明中に、近隣で発生した死体遺棄事件。
被害者は息子の友人。
息子が事件にかかわってる可能性をほのめかす事象が次々と出てくる…。
息子は被疑者なのか、更なる被害者なのか?

息子が被疑者であった場合の、崩れゆく生活への恐れと、
被害者であった場合のこの上ない悲しみの狭間で、揺れ動く
親としての心の深さを丁寧にリアリティー感を持って描く。

親戚や、かかわる人間たちの身勝手さやドライな現実、
面白おかしく絡み付いてくるマスコミやネット住民のうっとおしさと、
息子の友人たちから聞く、親として知らなかった息子の
言動情報が混ざり合い、現実逃避と利己主義的な思考も
より現実的な気がして、フィクションでありながら、拙私も
子を持つ親として、深く考えさせられた重厚作である。

やや、冗長的な展開かなと思いつつも、そのじれったさが
逆に心の機微を深くうまく表しているのだということに気付く。

結末はどうなるのかと、読む手が進むにつれ、作中に引き込まれた
読者は、結末が知りたくないと思うほどの臨場感やある種の恐れを
感じるのではないだろうか…?

自分の子供が日頃何を考え、どう行動しているのかを改めて考えさせられる
とともに、子供といえども、ひとりの人格を持った個人であるという通説に異議を
唱えたくなる。

そして、親としての責任感の重さと、親といえども個人の損得を考える人間の弱さ、
夫婦間の信頼感の危うさ…いろいろ考えさせられる意味で、親であろうが子であろうが、
既婚未婚問わず、今作を読んでいただきたいと切に願う…。

我々は必ず親から生まれてきたことを実感し、良いも悪いも親から子への思いを感じてほしいからだ。
望みAmazon書評・レビュー:望みより
4041039886
No.2:
(2pt)

んーーー

子供がいない私には感情移入が
難しい本でした。

30代後半 女性です。
望みAmazon書評・レビュー:望みより
4041039886
No.1:
(5pt)

少年犯罪に関わった息子の家族の葛藤が圧倒的なリアルで描かれた作品

雫井 脩介さんの最新長編

読み終わって数日経ちますが、未だ引きずるくらい重くて切なくて悲しいストーリーでした。
少年犯罪を扱った著書は数多くありますが
この本は少年達ではなく事件に関わった息子の家族の葛藤に焦点が当てられています。

石川一登(いしかわ かずと)と、妻・貴代美(きよみ)
高一の息子・規士(ただし)と中三の娘・雅(みやび)
一見、どこにでもいそうな普通の4人家族です。

ある日、規士の友人である倉橋与志彦(くらはし よしひこ)が遺体となって発見されます。
現場から逃げた少年は2人、行方不明となっている少年は3人
この矛盾から、石川夫婦の辛く長い時間が始まって行きます。

息子、規士は加害者なのか?それとも被害者なのか?
加害者だとするなら殺人犯、もし被害者になっているなら当然それは我が子の死を意味します。

どちらにしても親としてこれ程辛い事はありません。
息子の無実を望む一登、しかしそれは死を意味し
生きていて欲しいと望む貴代美、それは殺人犯を意味します。

夫婦の気持ちの擦れ違い、揺れ動く心、移りゆく気持ちが丁寧に丁寧に描かれていて
自分だったらどちらを望むのか考えながら読ませて頂きました。
産みの性である女と言う立場からもし自分の立場だったら息子には生きていて欲しい
でも本当にそれで良いの?と自身も石川夫婦に感情移入し悩み続けました。

そして結末を知りたい気持ちと、知りたくない気持ちが交差する中、終盤に至っては涙が溢れて来ました。

全て読み終えて、加害者・被害者と自分の立場にだけ気を取られ
最後に一番大事な事、忘れていた事に改めて気づく事も出来ました。
読み応えのある1冊です。
望みAmazon書評・レビュー:望みより
4041039886

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