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望み
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望みの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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サスペンス・ミステリではない、小説として読むのであれば。 延々と、安否のわからない息子について両親は、加害者であってくれ(真意は生存者であってくれ)、 又は被害者であってくれ(加害者であってくれるな)と望む。究極の選択をしている訳ですが、 何故そこに、毅然として彼を信じ、安否を案ずるという選択肢がないのか。 どちらであっても、生きているのなら出てきてくれ、と語りかけることがないのか。 加害者であるくらいなら死んでいてくれ、と願う・・・のが理解できない。 加害者であっても生きてさえいればやり直せる、という母の、亡くなった少年への悼みがまるでない感じも・・・。末っ子同士の甘ちゃん夫婦、と姉が言うのがわかるような。 息子が両親に一言も相談できなかったというのが最悪を招いたと思う。ま、そこからスタートする小説なので仕方ないけれども。 | ||||
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息子が犯人なのかどうかと、永遠と悩む小説。 詳細が分からない事件で、永遠と悩む小説 昔の思い出話を永遠とする小説。 これのどこが衝撃のサスペンスミステリーなんでしょうか。 | ||||
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この作品は「推理小説」ではありません。あえて言えば「心理小説」です。謎らしい謎も、トリックも、ハラハラする展開も、鮮やかな伏線回収や謎の解明も、目を見張るどんでん返しもありません。行方不明になっている高校生の息子が、集団リンチ殺人事件の犯人側なのか被害者側なのかという点をめぐり、父と母の心理描写が交互に延々と提示されます。これだけの設定の話をよく長編に仕上げたものだと、妙な感心をしてしまいました。 現実の世界で自分の子についてこのような事件が起きれば、親の心情は、この作品に描かれた父と母の思いのどちらか一方に傾くのではなく、両者の心情の間を行ったり来たりするのでしょう。そして、この作品に描かれているものよりもずっと複雑で重い葛藤に苦しむことになるのでしょう。そこから、「どちらにも共感できる」か「どちらにも感情移入できない」かという読み手による受け止め方の違いが生じてくるのだろうと思います。ちなみに当レビュー子は「どちらにも共感できない」の方です。 文章は読みにくくはありませんが、ドラマのナレーションをずっと聞かされているようで、個人的には好みではありません。読書中の感触も読後感も重く、カタルシスも感じられません。「推理小説」を読む楽しさを求めて読むべき作品ではありません。 | ||||
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高校一年生の子どもが顔に痣を作っていたら、何故かと問い詰めますよね。子どものことが心配なら。子どもが話さなくても、学校に連絡するし、なんなら「警察沙汰にするぞ」と子ども自身に状況を話すように迫りますよね。とんでもないことに巻き込まれているかも知れないから。 「将来はいい男になってくれる」とか願い(子供を愛しているという描写?)ながら、度々外泊する16歳の子どもの交友関係も探らない。 そして、本当のことに向き合おうとしない。 「立派な息子だった」と親が言うシーンがあるが、「自分がわざと怪我させられたのに教員に訴えない」とか「明らかに危険なことに巻き込まれているのに、大人に助けを求めない」16歳の息子は「立派」なのだろうか? 「息子に助けられている」というシーンがやたらと出て来るが、「愚かな大人の勝手な思い込み」の現れとして描かれているのかと思ったら、そういうことを匂わせることもなく終わったので、驚いた。 冒頭から「愚かな人間(特に親)の勝手な思い込みによって、事実とまったく違う世界を描き出す、人間心理の愚かさ」がテーマかと思って、最後まで期待したが、「葛藤してるけど、良い人間、みんなそうだよね」という感じで終わって、驚いた。 | ||||
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著者の作品を読んだのは初めてだったが、心理描写が粗くて紋切型、状況設定や事件の展開、登場人物の会話も不自然なものを感じてしまい、どうにも感情移入できなかった。文章もゴツゴツしていて読みづらい。著者の代表作の一つのようなので、サスペンスの要素が受けたのかもしれないが、自分には面白味が感じられなかった。 | ||||
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父親が脊髄反射するようなタイプなので、余計な問題を巻き起こします。聞いていてイライラしました。 | ||||
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紙の本を買うつもりが慌ててキンドルでワンクリックしてしまった。 キャンセルして紙に交換したかったが、キャンセルのボタンが出なくてできなかった。 しかたがないので、キンドルで読もうとしたら、どうやって読むのか分からない。以前のものも一覧が出るだけで開けられない。 読めないので、本の評価ができない。 申し訳ないが、どこに問い合わせをしていいかわからないのでこんなところに書いている。 | ||||
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だらだらとくだらない事ばっかり書いてるだけ買って損した | ||||
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同じ年ごろの息子と娘がいます。家では学校、友人は話はほとんどしない息子だが、妻から息子の評判を聞くと、そんな一面もあるのかと嬉しく思います。娘も同じようで、まるで我が家のような・・・男親と女親の考え、夫婦のかたち。子供との距離と家庭では知りえない環境。あまりに切なすぎます。レビューで書かれている方もいらっしゃいますが確かに「なぜ顔の傷を子どもに聞かないのか」と思いますし、自分ならと思う部分も多々あります。☆5つか☆1つか迷いましたが、中高生のお子さんがいる方は本当に心が痛くなるので読まないほうがよいかもしれません。 | ||||
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息子が被害者か加害者か云々がずっと続く。最後に何かあるのかなと思って読み続けたけどなにもない。時間の無駄だった。 | ||||
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本作品は、ベストセラーとなり、このレビュー執筆時の2020年10月には、映画も公開されるほどで、世間一般の評価は高い作品でした。 ミステリ好きの私としては、ミステリ要素は、少なめか、とは最初から感じていました。 映画の公式サイトでは、「愛する息子は、殺人犯か、被害者か。それとも──」とありますが、いわゆるミステリの中核となる「謎」としては、この部分くらいしかないからです。 このため、この小説は、人間の心理描写に重きを置いた、いわば、人間の心情の複雑さを明らかにしていく物語か、と思い読み始めたわけです。 ストーリー的には、石川一家が舞台。父・一登は、建築デザイナー。母・喜代美は、作家の原稿などの校正の仕事を在宅ワークで行っている。子どもは、高校生の息子・規士と中学生の娘・雅。 ある日、規士が、家を出たまま連絡が取れなくなる。 そんな中、一家の住む市内で、車のトランクからある少年の遺体が発見される。遺体には、刺し傷や暴行の跡があり、複数の人物が現場を立ち去るところが目撃されていた。 被害者の交友関係を洗っていくと、三人の高校生が行方不明になっており、そのうちの一人が、規士だった…。 そこで、冒頭の「息子は殺人犯か、被害者か」という究極の選択に、石川家の父・母・娘が苦悩するという展開になると言うわけ。 規士は、他の少年とともに、リンチし、殺害した犯人なのか、それとも、既に殺されてしまっているのか、と。 最初は、なるほど、ミステリとしては面白い設定だな、と思っていました。 でも、読み進めてみると、登場人物の行動が、何だか不自然なのですよね。 両親と娘が「規士が犯人では?」と考えてしまう理由としては、かねてから、無断外泊を繰返しており、「あざ」を作って帰ってきたこともあったこと。事件の直前に、ナイフを購入していることが両親に見つかり、注意されたことなどが挙げられます。 【「あざ」の理由をなぜ突き詰めない?】 自分の高校生の子どもが、無断外泊を繰返し、ある日、「あざ」を作って帰ってきたら? 私なら、まず、「誰からそんな暴力を受けたのか」を問いただしますね。 それが、本作品の両親は、「いじめ」の可能性もあるだろうに、「喧嘩でもしたのか」と考えるのみ。 規士が真実を話さないと、それで、諦めてしまう。 「無断外泊」という非行の兆候があり、「あざ」まで作っているのだから、たちの悪い友達と付き合っている可能性大でしょう。 普通、親なら、子どもから「非行」の芽を摘み取り、良くない友達であれば、交際を禁じるものではないですか? 【交友関係を探るのが、遅すぎないか?】 結局、トランクの遺体が発見され、この事件に、規士が関わっているらしいことが分かって、初めて、両親は、「交友関係」を調べ始めるのですが、遅すぎです。 「非行」の兆候があったのだから、その時点で、どんな友人と付き合っているのか調べるのが、親の責任ではないかと思いますね。 この展開で、残念ながら、私は、この物語の両親、一登と喜代美への感情移入は出来なくなりました。 【なぜ子どもを信用しないのか?】 先述のとおり、「無断外泊」や「あざ」、「ナイフ」の件で、「もしかして、規士が犯人では?」と考える両親。でも、横暴な振る舞いや、「酒」や「煙草」に手を出したりといったものは見受けられなかったという記述があります。 しかも、期士が生まれた時から、ずっと自分たちが育ててきた子どもですよ。 悪い友人の影響で、以前と性格が変わってきて、簡単に人を殺めるような、犯罪行為に抵抗のない人間に変貌していたなら、すぐに気づくと思いますがね。 そうしたことがないから、物語の始めの方では、規士は殺人に手を染める子どもではない、と両親とも断言しているわけでしょう? ところが、警察の捜査や、マスコミからの取材やネットの記事から、「もしかして…」と思ってしまうのは、自分たちの躾に自信がないのでしょうかね。 現実世界では、親が、こんなに簡単に自分の子どもへの信頼を失うものとは思いたくないです。 【犯人だったらを想定して思い悩むか?】 もし、規士が犯人だったら、私が進学しようとしている高校に落ちてしまうかも、という娘・雅の悩み。これは、まだ子どもだから許せます。 でも、一登の、仕事も来なくなるうえ、被害者に賠償しなくてはならなくなる、どうしようという悩み。 まあ、頭の片隅に置いておいてもよいかもしれないですが、行方が分からず、生死も分からない段階なら、私なら、ひたすら息子の生還を祈るばかりで、そんな先の心配などしていられないですね。 自分の子どもの安否を気遣う人間の心理としては、不自然に思えます。 【究極の二者択一ではないよ】 なぜ、生きている=犯人。死亡している=被害者。このふたつなのでしょうか? 例えば、悪い友人二人が、被害者の友人をリンチして死亡させてしまう。その場にいた規士は、手を下さず見ているだけだったが、「お前も同罪だ。俺たちについてこい」と強要され、三人で逃亡している可能性も考えられますよね。 上述のとおり、子どもを信頼する親なら、「犯人ではないが、生きている」パターンを考えるのではないでしょうか。可能性は薄くても、そうした考えにすがりつくものではないかな。 一登も、喜代美も、そのような考えは持っていないようで、これも私には、不自然に思われました。 ミステリ要素は少なくても、冒頭のとおり、人間の心情の複雑さを明らかにする物語なら、満足できたのですが、私には、心理描写の粗さが目立ってしまい、残念作品となってしまいました。 私の読書体験では、世評と自分の評価が乖離した珍しい作品でした。 | ||||
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題材的には面白いが、私は全くこの夫婦に感情移入が出来なく、だらだらと夫婦の悩みの1週間に付き合わされる為飛ばし飛ばし進めました。 本にも出てるがまずもって甘い!そして空っぽな家族にイライラ。 私には合いませんでした。 | ||||
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以前、雫井脩介の作品(『火の粉』『虚貌』『クローズドノート』)が 結構好きでよく読んでいた。 今回もこの作品の評価が良いので久しぶりに読んでみた。 自分の息子が少年犯罪の被害者か加害者か、というだけの内容だった。 結末も、被害者か加害者かという2択になるだろうとしか考えられない ような展開で、スピード感も全く無く、夫婦が葛藤している描写が延々と続く。 この夫婦に感情移入できる人は読んでみて良いのかもしれないが 私には非常につまらなく感じた。途中何度もやめようかと思ったが 最後のどんでん返しを期待して我慢して(途中何度も飛ばし読みを してしまった)読み終えた。 著者に期待していただけに、読んでがっかりした作品だった。 | ||||
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火の粉に続き二作目の読書。 視点は面白いが、いかんせんくど過ぎて退屈。それに例え最初の被害者が遺体で見つかったからといって二人目の被害者も死んでるとは限らないわけで、軟禁されているとか、、、他に想像が広がらないことが不自然。それに、加害者が複数いてましてや被害者も含まれるかも、という設定で、取引先や親族があんなにあからさまに被害者と決めつけてかかるのもピンとこない。 現実はもっと冷ややかに静かに遠ざかり、関わりを避けようとするものだと思う。センシティブな問題に対して、日本人はあんなにも明確な 態度は示さない。 作者の書きたいテーマありきの展開で、リアリティが無さすぎる。 | ||||
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引っ張るだけ引っ張って、どうにもならないことをことさら複雑な話にしている。ミステリーとしても小説としてもレベルが低い。読後感も良くありません。 | ||||
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雫井脩介さんの作品はどれも面白かったので手に取りました。 テーマは面白い。謎もいい感じだし、少年事件の保護者から見たマスコミや警察の姿も良く描かれている。息子が犯人と疑われ出した時の、ネットや世間の感じも良く出ている。 ただ私は主人公たる少年の父母に対して、ずっと違和感を感じ続けた。家族の心の葛藤を描こうとするあまりなのか、読み手がその感情を受け入れたり共感できる余地がなくなってしまっているように感じた。父親は冷血過ぎたし、母親は頑迷すぎた。娘はちっとも可愛くない。特に序盤から中盤は読み進めるのが辛かった。 | ||||
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ネタバレしないように書きますが、母親と父親で、息子が被害者か加害者か分からない状態で1週間、過ぎて行く話。ただ、父親と母親の温度差がすごいあるのと、父親の仕事が建築士。箱物の自宅は、モデルルームにも使用できる自慢の自宅。だが、そこで住まう家族は、空っぽ。とても、皮肉な話。結論から言えば、途中で息子が被害者か加害者か、わかってしまいましたが、ラストが。 サスペンスではないと思いますし、ラストの終わり方、もうちょい、プラス欲しかったなぁ。 | ||||
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これ、ストーリーだけなら1ページで済むんじゃないでしょうか。それくらい短くて単純なお話です。 それなのに実際には344ページもあるのは、専ら残された家族の悩みや憂鬱、メンバー間の葛藤がこれでもかというくらい描かれているからです。 あと、行間がスカスカだということもあるんですけど。この著者には珍しいです。さては、無駄にページを稼ぐ方法を覚えてしまったか? 詳しい話はネタバレで書けませんが、お母さんの気持ちはちょっとよくわかりませんでした。お父さんや娘の雅には共感できたんですけど。 | ||||
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子供がいない私には感情移入が 難しい本でした。 30代後半 女性です。 | ||||
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