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望み
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望みの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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犯人に告ぐ、検察側の罪人と、いずれもミステリ好きを唸らせるストーリー展開だが、本作は、そこまでのスリル感、スピード感は無いと思いました。読み応えはあるし飽きさせない作品だけど、雫井脩介作品への期待値が高すぎて、ちょっと物足りなさを感じてしまった。それだけ雫井脩介という作家が好作品を生み出しているということ。本作も十分に良作です。 | ||||
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行方不明となった男子学生の両親の苦悩はよくわかるが、自分としては母親にどうしても感情移入出来なかった。 息子が他人にどんな害を与えようと生きてさえいてくれたらそれでいいの、という思いが前面に出過ぎていて、逆に加害者となっていることを心配する夫や娘に対して苛立ちを隠さなかったり、(どうして息子(兄)を信じてやれないのということではなく、加害者の方がマシなのに何言ってるの?的な苛立ち)、せっかく息子の無実を信じてくれている友人の少年に対し(無実は死を意味するので)頭から否定してみたり、ちょっと引いてしまう場面が多かった。 ラストもひとひねりあると思っていたらすっと終わってしまった感じ。 | ||||
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読みながらずっと苦しかった。「もし自分の子供が犯罪加害者になったら」、親は一度くらいは考えるものだと思います。私はしょっちゅう考えました。でも、私だったらこの小説の母親のように、「被害者になって死んでいるより、加害者でも生きていて欲しい」とはとても思えない。それは家族の生活の心配もあるけど、人の命を奪うということは、自分の子供が自分の理解の及ばないモンスターになったような恐ろしさで、「生きてさえいれば償える。立ち直れる。支える」と思えるようなものではないからです。重く苦しい話でしたが読んで良かった。 | ||||
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読みながら色々想像を誘うシチュエーションが巧みなドラマとなっている | ||||
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夫婦の間に初めて生まれた子供、慈しみ育てた長男が殺人事件の加害者か被害者、どちらかの可能性がある。真相がわからない中、親たちはどちらかを望まざるを得ない。あなたならどちらを選びますか?本書で投げかけるのは、こんな究極の問いかけです。 著者の目の付け所がいいです。夫は無実を望む。しかし、それは息子の死をあらわす。妻は犯人でも生きていて欲しいと願う。揺れ動く父母の葛藤をテーマしたサスペンスミステリーです。 細やかな家族の心情がよく表現できています。頷ける部分もあり、素直に同感できます。わかりやすくすらすら読める点も気に入っています。ただ、ラストは予想の範囲内でした。もう少し意外性が欲しかったです。 映画化予定もあり楽しみです。 | ||||
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この様な心理描写はドラマではできないね。文章だから伝わるんでしょうね。途中の進展は緩慢な気がしたが、同じ様な息子を持つせいか、歳のせいか結果は涙した。 | ||||
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凶悪犯罪の低年齢化が進む今日にあっては重大なテーマであり、家族の心情描写などもよく書けていて内容的には悪くないです。ただ、時や視点を変えて何度も同じ事がくどくど語られる、その繰り返しだけでほぼ全体が構成されていて読後感はちょっと虚しい。 | ||||
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雫井脩介にしてはふつう。ちょっと人間描写がありきたりな感が、、 | ||||
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高校生の息子が、ある日、行方不明に、その時、若者による犯罪が起こり、息子は加害者なのか、被害者なのか・・・。たった1週間くらいの間で家族が葛藤し、悩み、そして望み、そういう小説でした。まぁまぁ興味深いですが、唸ったり、感動はそれほどでも無いです。 | ||||
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私も春から高校生になる息子をもつ母ですが、最後まで貴代美の思いに違和感がありました。 私なら息子の無実を信じたい。被害者として亡くなっていたとしても。それが母親ではないのかな。加害者でもいいから生きていてほしいなんて、最初に亡くなった友達を思えばとても身勝手で傲慢な考えだと思う。 | ||||
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帯に「サスペンス」とあったんで、そのつもりで読み始めましたが、サスペンスではなかった気がする。 「事がはっきりするまでの、苦悩」。その描写は読み応えがあった。 が、「事がはっきりするまでにエネルギーを使い切ってしまった」のと、結果として「苦悩してる時に、すべては終わってしまっていた」のには、あまりに救いがないなあ…。と。 そして、「一生の買物」する時には、加害者だろうが被害者だろうが、それは「ミソ付ける」であり「ゲンが悪い」である、からどっちでも客側には同じ事なんだよ。理不尽だけど。と思いました。 概ね楽しみました。 | ||||
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事件にかかわった息子が帰ってこない。息子は被害者なのか、加害者なのか。 息子の無実を望む父と、犯人であっても生きていて欲しいと望む母。揺れ動く父と母の思い――。 雫井脩介が書くんだもの、評判通り「不穏な空気感と濃密な心理描写」で読者を引き込む。 けど、引き込むべきところはそこなのかなぁ? 加害者か被害者かはいずれわかる。わかってしまえば、どちらにせよ悪夢のような現実が待っていて、それを受け入れざるを得ない段階では、加害者か被害者か揺れ動いていた時間なんてどうでもいいはずだ。「不穏な空気感と濃密な心理描写」でスポットライトを当てるのは果たしてそこなんだろうか? | ||||
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