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望み
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望みの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全99件 41~60 3/5ページ
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以前、雫井脩介の作品(『火の粉』『虚貌』『クローズドノート』)が 結構好きでよく読んでいた。 今回もこの作品の評価が良いので久しぶりに読んでみた。 自分の息子が少年犯罪の被害者か加害者か、というだけの内容だった。 結末も、被害者か加害者かという2択になるだろうとしか考えられない ような展開で、スピード感も全く無く、夫婦が葛藤している描写が延々と続く。 この夫婦に感情移入できる人は読んでみて良いのかもしれないが 私には非常につまらなく感じた。途中何度もやめようかと思ったが 最後のどんでん返しを期待して我慢して(途中何度も飛ばし読みを してしまった)読み終えた。 著者に期待していただけに、読んでがっかりした作品だった。 | ||||
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読みながらずっと苦しかった。「もし自分の子供が犯罪加害者になったら」、親は一度くらいは考えるものだと思います。私はしょっちゅう考えました。でも、私だったらこの小説の母親のように、「被害者になって死んでいるより、加害者でも生きていて欲しい」とはとても思えない。それは家族の生活の心配もあるけど、人の命を奪うということは、自分の子供が自分の理解の及ばないモンスターになったような恐ろしさで、「生きてさえいれば償える。立ち直れる。支える」と思えるようなものではないからです。重く苦しい話でしたが読んで良かった。 | ||||
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加害者か被害者かどちらかの家族になってしまうのだとしたらどちらを望むのか。 子供の世界は親はわからない。 そんな事を思った作品でした。 | ||||
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台詞がくどいけど、ストーリーはハラハラドキドキ、面白かった | ||||
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幸せな生活、家庭。それらは1つの事件により壊されていく。 自分の家族は殺人を犯す犯罪者なのか、それとも事件の被害者なのか。真実がわからないまま、名も知らぬ人やマスコミは正義を振りかざす。家族の心情の変化は激しく揺れ動く。 | ||||
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やはり最後はこうかと予想はしていましたが、涙涙で読み終えました。 家族の一人一人の心情が身に染みるように表現されています。 他の作品も読んでみようと思いました。 | ||||
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岡田健史くんと清原果耶ちゃんが、映画望みに出演することをインスタの投稿で見て、紹介文を見て面白そうと思って買いました。この方の本は初めて読んだのですが、サスペンス小説をよみなれていない私でもすらすらと読める文章で続きが気になってページをめくる手が止まりませんでした。 規士を岡田健史くんに当てはめて読んでしまい、結末は涙が出ました。息子の無実を望む父、息子が誰かを殺めてでもいいから生きてて欲しいと望む母。どちらの望みも未来は絶望的な望みなき望みということばが深く印象に残っています。 もし家族が、被害者か加害者かのどちらかの状態だなんて考えるだけで辛すぎて、重い話だけど、家族の愛も語られている、感動するところもあり、考えさせられました。読んでよかったです。 おすすめです。 | ||||
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読み応えある本でした | ||||
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息子が生きていれば加害者、死んでいれば被害者という宙ぶらりんの状態の家族の葛藤を描いた作品。 子どもの罪は親の罪、一族の罪とばかりに私刑に合う現代日本社会(日本に限らないのだろうが)で、息子が生きて加害者であった方がいいのか、死んでいても被害者であった方がいいのか苦悩する家族。 舞台設定が巧みさが光る。 結論はあくまで二択のうち片方で決着し、奇抜な第三の結論には落着しないので意外性を求める向きには楽しめないかも。 | ||||
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父の信じたいという望みと、母のただ無事を願う望み。 何がエゴ、どちらが正しいかではないと思うが、 このシチュエーションで何を望むのか。 究極の選択。 | ||||
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究極の選択 私ならと 心臓を 鷲掴みにされる思い 一気に読めました 結果は どうあれ 思いはどうあれ 読ませていただきました | ||||
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一気に読みました。家族の思いは複雑だと思いました。普通に生活できることが何より幸せだと改めて感じました。若者には何があっても生きてほしいです。 | ||||
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作者に言いたい。 夢でうなされるよ。男の子を育てた人、若かりしころ似たり寄ったりの危うい経験のある人、そして全ての親。息苦しく、恐ろしい読み物だ。 どうか自分の身には永遠に起こらないでほしい。 | ||||
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息子がいなくなった。 両親の苦悩が始まります。 結果がどちらでも悲劇、それでも母と父の望む結果は異なります。 グイグイ引き込まれて読みました。 お勧めです。 一度読んでみてください。 | ||||
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読みながら色々想像を誘うシチュエーションが巧みなドラマとなっている | ||||
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規士は、被害者(生きて居るのか)か、加害者(家族に今後、如何なる災いが)から始まり、「望み」が涙の結末に代わる時、貴方は誰を怨みますか? 父、一登は、世間の風を悔やみ。母、貴代美は、自分の無力を嘆き。妹、雅は、規士への悪心を詫びた。現実世界に有っても不思議ではない物語。望みは、希望ではなく、優しくなれる羅針盤。 | ||||
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火の粉に続き二作目の読書。 視点は面白いが、いかんせんくど過ぎて退屈。それに例え最初の被害者が遺体で見つかったからといって二人目の被害者も死んでるとは限らないわけで、軟禁されているとか、、、他に想像が広がらないことが不自然。それに、加害者が複数いてましてや被害者も含まれるかも、という設定で、取引先や親族があんなにあからさまに被害者と決めつけてかかるのもピンとこない。 現実はもっと冷ややかに静かに遠ざかり、関わりを避けようとするものだと思う。センシティブな問題に対して、日本人はあんなにも明確な 態度は示さない。 作者の書きたいテーマありきの展開で、リアリティが無さすぎる。 | ||||
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わたしが同じ立場なら、兄妹なら、母親なら・・・・そう思いながら、苦しくて、でも読まずにはいられませんでした。「家族が加害者かもしれない状況」で、周囲が離れていき、当たり前の日常が少しずつ、しかし確実に壊れていく中で、一筋の希望をなんとか失わず「生きるしかない」家族の姿は、常にリアルで、本当に泣けました。読んだあとは、苦しさが残るけれど、大切な作品に出会えたことに感謝です。 | ||||
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久しぶりに1日で一気読みした。 実際には昼間はずっと仕事をしていたので、一晩で、ということになる。 この著者の小説は傑作か駄作かに分かれ、その中間がないとぼくは常々思っているのだが、ひとつ気になるところはありつつも、これは傑作の部類だと思う。 ネタバレしない程度に書くと、埼玉県のある街で高校1年生の死体が見つかる。 現場から2人の少年が逃げたのが目撃される。 同級生で行方をくらましているのは3人。 そして、殺された少年がもう1人いる、という噂が流れる。 行方不明の少年のうちの1人の家族は、自分たちの息子が加害者なのか、被害者なのかで揺れ動く。 その振幅を描いた心理ミステリーである。 ぼくの住む東松山でも、先月、15歳の少年がリンチで殺されたばかりで、犯人たちも同世代の少年たちだった。 誰でも、加害者の親にでも被害者の親にでもなりうる。 すでに子育てを終わったぼくだが、どちらの立場にも感情移入でき、というか引きずり込まれるようにして、読み終えた。 唯一気になったのは、心理ミステリーとはいえ両親が余りにもメタ認知しすぎること。 自分の振る舞いをその都度、客観化して捉えてみせるのが、ちょっとうるさくはあったが、心理ミステリーなんだから仕方がないか。 | ||||
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途中から読み進めるのが苦しくて苦しくて、でも止まらなくて、読み終えた後は涙が止まらず、とても考えさせられた結末でした。 自分が親になった今、実際同じ立場に立たされたらどう思うだろう。 私だったら、やっぱり母親と同じ考えだろうな。 自分の子が何をやったとしても生きていて欲しい。 何十年刑務所に入ったとしても、やっぱり生きていて欲しい。 一緒に罪を償うから、やっぱり生きていて欲しい。 そう思うでしょう。 読後の爽快感は全くなかったけれど、深く深く考えさせる本でした。 さすが雫井脩介さん。天才です。 | ||||
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