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望み
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望みの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全99件 21~40 2/5ページ
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映画も観たい | ||||
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同じ年ごろの息子と娘がいます。家では学校、友人は話はほとんどしない息子だが、妻から息子の評判を聞くと、そんな一面もあるのかと嬉しく思います。娘も同じようで、まるで我が家のような・・・男親と女親の考え、夫婦のかたち。子供との距離と家庭では知りえない環境。あまりに切なすぎます。レビューで書かれている方もいらっしゃいますが確かに「なぜ顔の傷を子どもに聞かないのか」と思いますし、自分ならと思う部分も多々あります。☆5つか☆1つか迷いましたが、中高生のお子さんがいる方は本当に心が痛くなるので読まないほうがよいかもしれません。 | ||||
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同じ年頃の子を持つ親なので、主人公の気持ちが苦しかったです。 実際の事件の話しを聞いているようなリアル感がありました。 | ||||
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どうなっていくかと、ドキドキしながら、読み進めましたが、終盤の進み方の内容が、それまでより薄い気がしました。 | ||||
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息子が被害者か加害者か云々がずっと続く。最後に何かあるのかなと思って読み続けたけどなにもない。時間の無駄だった。 | ||||
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今まで読んだ本の中で1番満足した本です 親の葛藤、不安、周囲からの目 信じる信じない 読みながら自分が親と同じ立場に立たされたら 一登の意見に共感するのか、貴代美の考えに共感するのか お互い正反対の考えの中で、雅の葛藤も すごく惹き付けられる作品だと思います 映画を見てない側からすると今すぐにでも映画見たくなる 最後の結末を知っていても俳優さんがどんな演技をしてそこにはどんな物語があるのか興味をそそるものだと思います 読んでない人には読んでもらいたい | ||||
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救いがなさすぎて読むのがつらいけど、読む手を止められない作品。人の親であることの責任が、とても重くて、子供を亡くすことを想像すると苦しくて、何とも言えませんでした。でも、読んでよかった。 | ||||
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読み終わって、頭に浮かんできたのはカフカの「変身」でした。 | ||||
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雫井脩介さんの本です。 いやぁ、良い本だと思いました。 サッカーを挫折した息子が、帰ってこなくなる。 最初は、「すぐに帰ってくるだろう」と思っている父と母。 しかし、帰ってこない。 近所で事件があり、どうやら息子がかかわっているかも、ということがわかる。 被害者なのか、加害者なのか。 揺れる家族。 はたして、息子は事件にかかわっているのか……。 基本は家族の葛藤というか、父親の苦悩がメインなんですが、 息子への信頼ってのが、揺らぐのよね。 そこが、とてもよく描かれている作品です。 人を信じることの難しさや、犯罪に対して家族がどう思うか、ということが描かれています。 妹が、自分の進路にかかわる、と迷惑がっているところなど、アクセントとしてきいています。 家族というのは何とも特別で難しいものだなと思う。 自分ではないが、他人でもない。子どもを自分の分身だなどと思ったことはないし、何を考えているのか分からないと思うこともしょっちゅうだが、それでも他人という言葉は当てはまらない。ひとたび事が起きれば、親である一登たちはもちろん、雅のような兄弟姉妹も関係ないと言っていられない。(301㌻) 家族の関係ってものを、よく描いてますね。 | ||||
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息子が殺人者か被害者のどちらか不明なまま失踪し、残された家族の葛藤を描いた現実的な作品。 息子が殺人者確定の他作家の作品は読んだ事があるけど、今作は息子がどちらの状況なのか分からない家族の心境が生々しく、エグい程に現実的で様々考えさせられた……。 息子が殺人者となり、家を売って賠償金を支払い、住まいも仕事も変えて人生を投げうって息子を守る人生と、 息子が被害者となって殺される人生。 どちらも地獄で、決して面白くはないけど、考えさせられる作品としては良作でした。 | ||||
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本作品は、ベストセラーとなり、このレビュー執筆時の2020年10月には、映画も公開されるほどで、世間一般の評価は高い作品でした。 ミステリ好きの私としては、ミステリ要素は、少なめか、とは最初から感じていました。 映画の公式サイトでは、「愛する息子は、殺人犯か、被害者か。それとも──」とありますが、いわゆるミステリの中核となる「謎」としては、この部分くらいしかないからです。 このため、この小説は、人間の心理描写に重きを置いた、いわば、人間の心情の複雑さを明らかにしていく物語か、と思い読み始めたわけです。 ストーリー的には、石川一家が舞台。父・一登は、建築デザイナー。母・喜代美は、作家の原稿などの校正の仕事を在宅ワークで行っている。子どもは、高校生の息子・規士と中学生の娘・雅。 ある日、規士が、家を出たまま連絡が取れなくなる。 そんな中、一家の住む市内で、車のトランクからある少年の遺体が発見される。遺体には、刺し傷や暴行の跡があり、複数の人物が現場を立ち去るところが目撃されていた。 被害者の交友関係を洗っていくと、三人の高校生が行方不明になっており、そのうちの一人が、規士だった…。 そこで、冒頭の「息子は殺人犯か、被害者か」という究極の選択に、石川家の父・母・娘が苦悩するという展開になると言うわけ。 規士は、他の少年とともに、リンチし、殺害した犯人なのか、それとも、既に殺されてしまっているのか、と。 最初は、なるほど、ミステリとしては面白い設定だな、と思っていました。 でも、読み進めてみると、登場人物の行動が、何だか不自然なのですよね。 両親と娘が「規士が犯人では?」と考えてしまう理由としては、かねてから、無断外泊を繰返しており、「あざ」を作って帰ってきたこともあったこと。事件の直前に、ナイフを購入していることが両親に見つかり、注意されたことなどが挙げられます。 【「あざ」の理由をなぜ突き詰めない?】 自分の高校生の子どもが、無断外泊を繰返し、ある日、「あざ」を作って帰ってきたら? 私なら、まず、「誰からそんな暴力を受けたのか」を問いただしますね。 それが、本作品の両親は、「いじめ」の可能性もあるだろうに、「喧嘩でもしたのか」と考えるのみ。 規士が真実を話さないと、それで、諦めてしまう。 「無断外泊」という非行の兆候があり、「あざ」まで作っているのだから、たちの悪い友達と付き合っている可能性大でしょう。 普通、親なら、子どもから「非行」の芽を摘み取り、良くない友達であれば、交際を禁じるものではないですか? 【交友関係を探るのが、遅すぎないか?】 結局、トランクの遺体が発見され、この事件に、規士が関わっているらしいことが分かって、初めて、両親は、「交友関係」を調べ始めるのですが、遅すぎです。 「非行」の兆候があったのだから、その時点で、どんな友人と付き合っているのか調べるのが、親の責任ではないかと思いますね。 この展開で、残念ながら、私は、この物語の両親、一登と喜代美への感情移入は出来なくなりました。 【なぜ子どもを信用しないのか?】 先述のとおり、「無断外泊」や「あざ」、「ナイフ」の件で、「もしかして、規士が犯人では?」と考える両親。でも、横暴な振る舞いや、「酒」や「煙草」に手を出したりといったものは見受けられなかったという記述があります。 しかも、期士が生まれた時から、ずっと自分たちが育ててきた子どもですよ。 悪い友人の影響で、以前と性格が変わってきて、簡単に人を殺めるような、犯罪行為に抵抗のない人間に変貌していたなら、すぐに気づくと思いますがね。 そうしたことがないから、物語の始めの方では、規士は殺人に手を染める子どもではない、と両親とも断言しているわけでしょう? ところが、警察の捜査や、マスコミからの取材やネットの記事から、「もしかして…」と思ってしまうのは、自分たちの躾に自信がないのでしょうかね。 現実世界では、親が、こんなに簡単に自分の子どもへの信頼を失うものとは思いたくないです。 【犯人だったらを想定して思い悩むか?】 もし、規士が犯人だったら、私が進学しようとしている高校に落ちてしまうかも、という娘・雅の悩み。これは、まだ子どもだから許せます。 でも、一登の、仕事も来なくなるうえ、被害者に賠償しなくてはならなくなる、どうしようという悩み。 まあ、頭の片隅に置いておいてもよいかもしれないですが、行方が分からず、生死も分からない段階なら、私なら、ひたすら息子の生還を祈るばかりで、そんな先の心配などしていられないですね。 自分の子どもの安否を気遣う人間の心理としては、不自然に思えます。 【究極の二者択一ではないよ】 なぜ、生きている=犯人。死亡している=被害者。このふたつなのでしょうか? 例えば、悪い友人二人が、被害者の友人をリンチして死亡させてしまう。その場にいた規士は、手を下さず見ているだけだったが、「お前も同罪だ。俺たちについてこい」と強要され、三人で逃亡している可能性も考えられますよね。 上述のとおり、子どもを信頼する親なら、「犯人ではないが、生きている」パターンを考えるのではないでしょうか。可能性は薄くても、そうした考えにすがりつくものではないかな。 一登も、喜代美も、そのような考えは持っていないようで、これも私には、不自然に思われました。 ミステリ要素は少なくても、冒頭のとおり、人間の心情の複雑さを明らかにする物語なら、満足できたのですが、私には、心理描写の粗さが目立ってしまい、残念作品となってしまいました。 私の読書体験では、世評と自分の評価が乖離した珍しい作品でした。 | ||||
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自分の子が、被害者か加害者が分からない事件に巻き込まれた時の、親、兄弟の心理劇を描いた物語。 多くの人がこのような状態になることはないので想像の域を出ないところですが、 きっと物語のような心理状態に陥るだろうなあと思いました。 結末は切なく物悲しかったです。 | ||||
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行方不明の長男が、少年リンチ死事件の関係者となった家族の揺れ動く心情を描いた物語。 主に父親と母親の葛藤がきめ細かく書き込まれ、読んでいて痛々しい。一方、そのテーマを際立たせるためか、やや感情が極端すぎると感じることもあり、特に母親の心境には共感しにくいものがありました。 被害者・加害者どちらでも捉え得る事件を軸に、その事件関係者の家族の心理という、正解のない極めて難しく、重いテーマを正面から書ききった作品です。 | ||||
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これまで読んだことのない視点でのお話だった。読んでる人にはほとんど長男当人の情報がないため、本当にどちらなのか最後までわからない。信じること、生きてること、自分の将来、それぞれがどちらを信じるのか絶妙な設定で面白かった。 | ||||
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映画の予告編を見て気になったので原作から 息子は無実だ。だがそうだとしたら… 息子は生きている。だがそうだとしたら… どう転んでも待っているバッドエンドと重苦しい雰囲気に、読み進めるのが辛かったです 想う所は両親共に同じはずなのにすれ違う、対立しあう。覚悟を決めたのに、馬鹿野郎 胸が痛くなりました | ||||
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20代独身の立場ですが、読み進めるうちに自然と没入できました。 そして考えさせられました。 夫婦がそれぞれ対極の意見に達した際の会話のシーンや、 もう一方の可能性も受け入れるべく悶々と覚悟へと向かう描写。 所々うなってしまいました。 ラストに至るまで、2つの対立した可能性が五分五分の形勢を保ちながら描かれているので、 読み手はその葛藤状態に感傷しながら読めると思いました。 (と言いつつ頭の片隅には第三の結末も…) ラストで、もちろん真偽がはっきりするのですが、「被害者」である可能性と紐づいた出来事も、「加害者」である可能性と紐づいた出来事も、両方ともラストの感動や切なさを際立たせる要素になっています。 やや冗長にも思える中盤は構成の妙で良かったと思います。 読みやすいですが、テンポよく読めるという感じではないかもしれません。 | ||||
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小説としてはとても面白いし、引き込まれる。しかし、子供への接し方が独善的な両親に、終始腹が立った。自分勝手な両親のふるまいも含めて、リアリティなのかもしれないが。 | ||||
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題材的には面白いが、私は全くこの夫婦に感情移入が出来なく、だらだらと夫婦の悩みの1週間に付き合わされる為飛ばし飛ばし進めました。 本にも出てるがまずもって甘い!そして空っぽな家族にイライラ。 私には合いませんでした。 | ||||
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行方不明となった男子学生の両親の苦悩はよくわかるが、自分としては母親にどうしても感情移入出来なかった。 息子が他人にどんな害を与えようと生きてさえいてくれたらそれでいいの、という思いが前面に出過ぎていて、逆に加害者となっていることを心配する夫や娘に対して苛立ちを隠さなかったり、(どうして息子(兄)を信じてやれないのということではなく、加害者の方がマシなのに何言ってるの?的な苛立ち)、せっかく息子の無実を信じてくれている友人の少年に対し(無実は死を意味するので)頭から否定してみたり、ちょっと引いてしまう場面が多かった。 ラストもひとひねりあると思っていたらすっと終わってしまった感じ。 | ||||
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それぞれの望みについて、描かれていますが、結末はどうなるんだろうと、読み進めていました。 結末は想像通りでしたが、それぞれの家族の思いに親として心動かせられました。あっという間に読んでしまいました。 | ||||
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