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私の幽霊 ニーチェ女史の常識外事件簿
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私の幽霊 ニーチェ女史の常識外事件簿の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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六篇の連作集だ。表題作は30代後半の女性編集者が、故郷に高校時代の自分の幽霊が出るという話を聞いた。確かめに行った彼女は、栖大智と名乗る学者と出会った。 朱川さんらしい不思議事件簿の開幕だ。斬新とは言えないが、定番の安定感がある。不可思議ながら納得の行く日常寄りファンタジーというのか。楽しいだけでなく、一抹の切なさが含まれるところもいい。 いずれも質が高く、さすがと思わせる。二話はむかし遊んだ不思議な子供、三話は交換してくれる神様が登場する。作者の宗教観は良い意味で日本的ないい加減さに満ちており、実に居心地がいい。あちこちに小さな神様や妖怪が住んでいて、人と折り合って生きている。いいねえ。どこぞの造物主や絶対神なんぞより、よほどしっくり来る。 4話から朱川読者にお馴染みのマガチが登場する。人間豹を加えたトリオは今後も活躍するのかな。シリーズ化するなら、愛読させていただく。 | ||||
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6つの怪談・奇談からなる短編集。 これらが現実を描いた物語だとしたら、その(科学的な)根拠を知りたくなる。 フィクションだとしても、なぜこんな現象が起こるのか、なぜこんなものが存在する のかについて、一応の説明は欲しくなる。 この本では、納得できるかどうかは別として、それぞれの物語について、その怪奇 な事象についての理由づけ(仮説?)が語られている。 人間は「常識」で物事を判断し、『そんなことはあり得ない。バカげている』などと よく言うが、人間の「常識」なんかが通用するのは、この世界のほんの一部だけについて かもしれないと思った。 | ||||
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