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虹を待つ彼女
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虹を待つ彼女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 1~20 1/2ページ
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百歩譲って、お金はいいから、 時間を返してほしい…。 | ||||
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性別の違いによる叙述トリックというのかな。とても良かった 最後のオチ的に主人公が嫌なやつに描いていたと思う。囲碁のAIをうまくミスリードに使いつつ、虹を深掘りできていたのは良かった | ||||
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感動。新鮮。 キャラクターの設定とか、トリックとかがもう少し練られてると、より素晴らしい作品になったと思いました。 | ||||
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新刊-空想クラブへと,つづく作者のデビュー作。 今までに,無い物語,ミステリー。 この本から作者のファンになりました。 | ||||
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横溝正史ミステリー大賞、事実上最後の大賞受賞作なだけあって、デビュー作とは思えない完成度の高さだった。魅力的なキャラクター。魅力的な設定。魅力的な展開。謎解き。サスペンス。サプライズ。特に、有無を言わさずに引き込む冒頭が素晴らしい。 欠点は、文章や台詞回しが洗練されてない印象を受けるくらいか。 横溝正史賞としては珍しいSFミステリー。殺人事件も起きない。斬新なトリックも、意外な犯人もいない。それでも本作は間違いなく、ミステリーだった。分類するならワットダニットのミステリー。いい意味で、話がどこに向かっているのかわからない。 いや正確にはフーダニットやハウダニットの要素もあったんだけど、そっちはすぐにわかってしまったので……HALが〇だということも、雨が×だということも、晴が△△だということも…… さらに本作は上質なSFミステリーでありながら、極上のSFラブストーリーでもある。 魅力的なラブストーリーに必須の要素は、魅力的なヒロインに尽きる。その点で最初は晴にまったく興味を持ってなかった主人公がどんどん惹かれていくのにシンクロするように、晴のトリコになった。いや、ただタイプのキャラだっただけかもしれない。綾波系というよりかは両儀式を彷彿とさせる無感情キャラ。クーデレ。最高。でも柳家さんや栗田さんが終盤ドン引きしてたのには笑った。 あと、目黒8段ね。サイドストーリーのキャラクターなのに、彼を主人公に外伝が作れそうなくらいのいいキャラしてた。 とにかくエンターテイメントとしてすげーハイレベルで、続きが気になるしで一気読み必死なんだけど、終盤はもっとこの世界に浸っていたいと思わせるだけの力を持つ一冊だった。横溝正史大賞の中でもトップクラスの出来栄えなのでは? | ||||
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近未来の電脳の世界の話だと思って読み始めたが、現代の人工知能の話で 想像と違いましたが、出だしのゲームの話でこの後どう続いていくのだろ うかと話の中に引き込まれました。 主人公には興味を惹かれませんでしたが、真の主人公ハルとどうなるのか のがとても興味を惹かれ、緊迫する場面もありましたが中弛みすることな く感傷的ではありますが、いい終わり方だったと思います。 本当に良い本でした。 インターネットでこの本の存在をってましたが、なかなか読む事ができず、 忘れた頃にこの本が目に入って来たので読みましたが、いい本でした。 | ||||
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文庫版でも単行本時から好評だった表紙はアレンジされていますがイメージはそのままで嬉しいですね。小説の買い方としては邪道かも知れませんが、所謂「ジャケ買い」したくなるような魅力的な表紙だと思います。 ストーリーは可もなく不可もなくといった感じです。私は面白いと思いました。謎が謎を呼ぶ、といったミステリーではないです。今が旬ともいえるAIやドローンといったギミックがピックアップされているので読むならお早めに、という作品です。 冒頭高スペックだった主人公のキャラ設定が物語の進行と共にブレていき魅力がありませんでした。そこは不満でした。 | ||||
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はじめに断っておくと、読了した際に感じたことを、物語に触れたほうがより的確に表現しやすいので、このレビューはネタバレを含んでいる。一応、決定的なネタバレは避けるが、味読の方はこのレビューを読むことはおすすめしない。 さて、物語は、水科晴が六年前に劇的な自殺を遂げたところから始まる。時が流れ、人工知能に携わる工藤賢は、人間と会話できるコンピューター――フリクトを発展させるため、”死んだ人間を、人工知能として復活させる”という事業に取り組む。そこでプロトタイプとして目に着けたのが、水科晴だった……。 序盤の流れはこんな感じ。 思えば僕は、普段手に取るミステリー小説は年代を経たものが多く、2010年以降のものが少なかった。だから人工知能が小説に登場し、新鮮な気持ちで読んだ。 それから、読書中、着地点が想像できなかった。水科晴を調査中に脅迫を受けるが、主人公が目指すゴールは、犯人の正体を突き止めるのではなく、あくまでも水科晴の人工知能を完成させることだった。 IT用語がでてくるが苦にならず、興味が絶えることなく、最後まで楽しめた。 で、星を一つ減らした理由だが、それは主人公の描写だった。 序盤のほうで、工藤は子供の頃から周りより秀才という描写がある。それゆえ、周囲にあわせて行動するのが退屈に感じ、人を超えた存在――人工知能の分野に足を踏み入れる。工藤が今の仕事をしている理由だった。 ここまではいいのだが、全体を通して、工藤が秀才の片鱗を窺える場面がなかったことだ。人を見下した心情のわりに、思考が人間の域を超えていない。終盤で、仲間が集まってくるときにも、上から目線で少し嫌だった。そのため、ただ横柄な人物としか映らなかった。 それでも、物語を通し、ガラス玉のように空虚だった工藤の心が変化したのがよかった。 | ||||
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横溝正史ミステリ大賞受賞作ですが、ミステリーを期待して読むものではないです。 帯に「衝撃のラスト」というような事が書かれていますが、そこまででも・・・というか、普通に本を読む人ならなんとなく展開が読めるレベルです。 主人公は自分を天才だと自覚しているタイプの天才(実際にすごく賢いです)で、彼にとっての人生初の恋というものもメインテーマの一つではあるんですが、いかんせん感情移入は難しいです。 また、出てくるキャラクターのほとんどが癖が強く、良く言えば人間臭い、悪く言えば読んでいてイライラします。 全体的な読後感としてはまぁ爽やかではあったと思うのですが、もう少しカタルシスが欲しかったです。 | ||||
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2016年の第36回横溝正史ミステリ大賞を受賞した本作品は、著者のデビュー作となります。 コンピュータ・プログラムの世界を描いているということで、IT技術を応用したトリックや、犯罪捜査が描かれるものかと思っていましたが、全く赴きの異なる作品でした。 コンピュータのプログラマーである工藤賢は、人工知能の開発に力を入れており、囲碁のプログラムでは、人間の棋士を負かすほどの能力を持ったものを作りあげていた。 そんな彼がプロジェクトとして取り上げたのは、死亡した人物を人工知能として甦らせるというものであった。 その標的は、ある事件を起こして若くして死亡した、美貌の女性ゲームプログラマー、晴であった。 晴の実像に迫る工藤に、さまざまな困難が立ちはだかる…。 本作品は、いわゆる本格ものではなく、殺人事件が起こったり、その犯人探しのために、探偵が活躍するというタイプのものではありません。しかしながら、内容は、十分にミステリアス。 どこがミステリアスかと言えば、人工知能の対象となった晴という女性の人物像。 探れば探るほど、その妖しい魅力が明らかになっていきます。 工藤は、やがてその魅力に取り憑かれ、特別な感情を抱くようになっていきます。 本作品は、トリックやどんでん返しを狙った作品に比べれば、ミステリ色は薄いようにも思われます。 しかし、純粋に「小説」としての面白さを感じさせる作品であり、何よりも、題名の意味が、ラストになって始めて判明するという展開は、なかなか巧みでありました。 とにかく、殺人事件が起こり、探偵が捜査し、推理を披露し解決に至る、という本格ものの常道からは全くはずれていて、どこに着地するのか、途中で全く分からないというところがこの作品の魅力です。 巻末の選考委員の記述にもありましたが、この作者は、「他のジャンルでも幅広く活躍できる可能性を感じ」させます。 不思議な魅力に満ちたミステリ作品として、オススメします。 | ||||
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会ったこともない、死んだ少女に恋をするって時点で意味がわからん | ||||
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面白い! 結局本を買って読み入ってしまいました。 現代課題のAIや○○(ネタばれになるので)と対比でその人を知りたいという欲求や自分の似ている人間に出会ったときの喜びをうまく伝えてくれた作品です。とてもきれいなストーリーだと思います。 | ||||
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横溝正史と言えば陰惨な連続殺人事件というイメージなので この作品が横溝賞受賞作とはびっくりした。 まず、故人を元にした人工知能に恋するさわやか恋愛ものなのかなあと考え読み進んでいた。 中盤はバイオレンスな展開があってどうなるのかとハラハラした。 最後のほうはちょっとおかしい工藤にドン引き。 しかし、意外なエンディングを迎えました。 映画化は無理だとしてもドラマ化ぐらいはできそう。 | ||||
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この綺麗な青い表紙と題名で衝動買いしました。 筋書きの中の印象的な一場面を切り取って描かれた絵ですが、 もうこの絵の為に書かれた小説なのではと思うくらい素晴らしいです。 そして読む前と読んだ後で表紙に対する印象は変わりませんでした。 なので、この表紙がいいな。と思われた方は読んでみればいいと思います。 読み終えた後に本を閉じ、じっとこの表紙を見ていると、 眼下の喧噪が聞こえてくる様な気がしました。 | ||||
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人工知能との会話、オンラインゲームとドローンとの連携…とくると、純文系・アラ還のオヤジ(当レビュー子)はそれだけで引いてしまいそうです。ところが、読み始めるとグイグイ惹きつけられました。あっさりとした文体も、この作品に合っていて、読みやすいと感じます。 主人公 工藤賢 がいい。身近にいたら実に嫌な奴でしょうが。天才的な頭脳を持つ(と自負している)怜悧な工藤が、既に死んでいる 水科晴 という女性に惹かれて段々普通の人間へと落ちていき、そして恋愛感情のために暴走していく過程も無理がありません。まあ、そこが物足りない、工藤は工藤のままでいて欲しかったという見方もあり得るとは思います。 人工知能の中にしか存在しない異性に惹かれ翻弄された人間が、事件に巻き込まれ、あるいは自ら事件を引き起こしていくということが、近いうちに結構起きるようになるもしれないと思わせられます。(ポケモンGOが絡む交通事故などは、その「はしり」ということなのでしょうか。) PCとゲームの世界を主軸に据えた、横溝正史ミステリ大賞作品としては、「長い腕」が、ありますが、本作と比べると、この分野の急速な技術進歩が感じられ、空恐ろしくなるほどです。 本作は、近未来を舞台にした面白いエンターテイメントだと評価できます。 ただ、何人かのレビュアーが書かれているように、ミステリとして読むと、特に意外な結末やどんでん返し、ヒネリの効いたトリックがある訳ではなく、肩透かしを食う感じになると思います。 それも勘案して星四つです。 | ||||
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ストーリーとしては天才的なゲームクリエイターだった晴が謎の自殺を遂げ、 人工知能開発者の主人公が生前の晴を蘇らせるってことなんだけど、 元々、恋愛小説は全く興味ない私でもとても面白く読めました。 プライムのお試しであったので読み始めてみたのですが、お試しは 半分ぐらいまでしか読めない。 もう続きが気になって仕方ないので即、Amazonで買ってしまいました。 気になっている方はまずお試しを読んでみてください。 すぐ、買うことになると思います。面白いので。 あまり細かく書くとネタバレしちゃうので、ただ面白いですよとだけ言っておきます。 | ||||
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頑張っているのは伝わるのですが、とかく表現とか設定とかがクサすぎました。 ネーミングセンスとか設定もいろいろ・・読んでいるこっちが恥ずかしくなります。 今風のタイトルと今風のイラストでゴリ押している感じがすごい。 いかにも小説教室で習いました!ってかんじの小説の書き方でした。 どうにも薄っぺらいというか、底が見えた気がします。次作には期待できないでしょう | ||||
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まず作者は日本語が下手だ したがって文章力もない タイトルの”虹”にかけたセリフが終盤に出てくるが、無理やり過ぎる ミステリ大賞受賞というから手にとってみたが、ミステリで一番重要な謎の部分やミスリードが簡単すぎて楽しめなかった 手に取った本は最後まで読む主義なので読了したが、時間と金を返して欲しい | ||||
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まず、ミステリとして読むと肩透かしを食う。 予想外の展開や、よく練られたトリックといったものは全くない。 ただし、エンタテイメントとしてはそれなりに完成度が高いと思う。 この作品の肩透かしは、人物描写と人物の使い方にある。 工藤 頭脳明晰なエゴイストを極めた人生退屈な主人公が、謎に包まれた「彼女」を盲目的に恋い焦がれ、その姿を追ううちに、 「ちょっと頭がいい人」程度の俗人に変化していく様子が勿体なく感じた。 みどり 学生時代の彼女は当初、主人公と似た超越者のキャラクターを感じさせたが、 その後は単純に主人公にとっての便利な道具に成り下がってしまった。 もっとも、作中における人物設定上、彼女は決して超越者などではなく、ただの一人の女だった・・・ということだが、 そうはいっても、もっと彼女の情緒を描き、舞台装置ではなく物語の核心に深く関わる絡みを見せてほしかった。 そういう意味で、この作品は人物の使い方が荒いと思った。 晴 謎に包まれた美人薄命の人物だが、あまりにそれを強調するあまり、女性としての魅力はおろか、 人間味さえ気迫で、ミステリアスな魅力を感じさせる前に不気味な亡霊のような雰囲気を出し過ぎていた。 その点が残念に思う。 雨 物語が進めば進むほど、この人物が何者であるかということがどうでもよくなってきてしまう、残念な人物だった。 晴との関係が明らかになっても、退屈なくらい驚きや感動がなかった。 最も驚きが期待される正体を持つべき人物でありながら、作中で最も凡人で、退屈だった。 以上のことから、本作はとても物足りない小説だと思った。 あっと驚くミステリーがないのであれば、キャラクターで魅せてほしかったが、それも望めなかった。 なぜ有栖川氏をはじめ、各選考委員がが絶賛してるのか謎すぎて、その謎を解く探偵が欲しいくらいだった。 | ||||
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面白いストーリーではあるけれど、主人公のキャラが基本的に嫌な奴な所や語り口調があまり洗練されてないというかラノベやweb小説っぽい感じが残念な感じでした。 | ||||
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