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グリーン・サークル事件
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グリーン・サークル事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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時系列でいうと「インターコムの陰謀」と「ドクター・フリゴの決断」の間に書かれた作品らしいです。話は他の方が書いてる通りのアンブラーお得意の巻き込まれ型スリラーで面白いことこの上ない作品ですが、どうゆう訳か今までアンブラーの著作リストに掲載されず、CWA賞を獲ったぐらいレヴェルの高い小説であるにも拘わらずその存在を否定されていた謎の小説。何故か。内容があまりにも中東情勢に関して政治的介入し過ぎて版元が翻訳するのを躊躇ったから?というのが私の推測です。イスラエルとパレスチナの問題はまだ解決していなけど、作品が40年くらいたって少し古くなってほとぼりが醒めたため、出版が可能になったのでしょうか。この頃の中東情勢は真面目に緊迫して洒落にならない時代だったのが出版に反映されたのかなと思いますが、違うかもしれないので詳しく知っている方がいたら教えて頂きたい。なかで出てくる電池に関する描写などはさすがアンブラーと言いたくなるほど詳細に書き込まれていて圧巻。主人公格の実業家が巻き込まれる過程も説得力十分で文句なしの傑作だと思います。 まだ未訳があれば順次翻訳をお願いしたいところです。 | ||||
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時系列でいうと「インターコムの陰謀」と「ドクター・フリゴの決断」の間に書かれた作品らしいです。話は他の方が書いてる通りのアンブラーお得意の巻き込まれ型スリラーで面白いことこの上ない作品ですが、どうゆう訳か今までアンブラーの著作リストに掲載されず、CWA賞を獲ったぐらいレヴェルの高い小説であるにも拘わらずその存在を否定されていた謎の小説。何故か。内容があまりにも中東情勢に関して政治的介入し過ぎて版元が翻訳するのを躊躇ったから?というのが私の推測です。イスラエルとパレスチナの問題はまだ解決していなけど、作品が40年くらいたって少し古くなってほとぼりが醒めたため、出版が可能になったのでしょうか。この頃の中東情勢は真面目に緊迫して洒落にならない時代だったのが出版に反映されたのかなと思いますが、違うかもしれないので詳しく知っている方がいたら教えて頂きたい。なかで出てくる電池に関する描写などはさすがアンブラーと言いたくなるほど詳細に書き込まれていて圧巻。主人公格の実業家が巻き込まれる過程も説得力十分で文句なしの傑作だと思います。 まだ未訳があれば順次翻訳をお願いしたいところです。 | ||||
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Eric Amblerの『The Levanter』(1972年)の翻訳。 1972年度のゴールド・ダガー受賞作である。 シリアを舞台に、パレスチナ・テロリストとビジネスマンの闘いを描いた秀作である。 1970年にイスラエルに取材に行ったというが、当時の緊張した政治的状況が上手く取り入れられ、緊張感のある作品となっている。 面白いのは、テロリストに立ち向かうのが冷静沈着なビジネスマンだという点である。職業的軍人やスパイではなく、つねに会社とみずからの安全と利益を第一に考えるタイプの男が主人公なのだ。職業柄、交渉術にも長けており、テロリストとのやりとりにも読み応えがある。 結末もけっして明るいものではないが、不思議と楽しい読後感がある。ユーモアに満ちた一冊であった。 | ||||
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