武器の道
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1959年作ですが、古いとあなどってはいけません。 スパイスリラーで政治・経済がらみの作品は年月がたつとどうしても古めかしさが目立ちます。これはどうしょうもない事実です。当時の状況が現代からみると道化のような世界にみえるのですから。東西ドイツの壁しかり、東南アジアの政治状況しかりです。 もうひとつの理由は、スパイスリラーでは人物がどうしても冒険物のスーパーマンに頼らざるをえないところにあると思います。娯楽物に徹した作品にはその傾向が顕著です。それでないと読者が読み続けられない。 この「武器の道」にはスーパーマンはまったくでてきません。ほとんど普通の人か、もしくはこすからい人間がうじゃうじゃとでてきます。それがこの作品を凡百のスリラー作品と違わしめた理由です。 スリラー物としてラストもいい余韻に浸れます。スパイスリラーといえば、陰謀・謀略ものが定石ですが、こんな人間模様をみせてくれる作品はそうはないでしょう。 アンブラーはもっと読まれていい作家ではないでしょうか。 | ||||
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1959年作ですが、古いとあなどってはいけません。 スパイスリラーで政治・経済がらみの作品は年月がたつとどうしても古めかしさが目立ちます。これはどうしょうもない事実です。当時の状況が現代からみると道化のような世界にみえるのですから。東西ドイツの壁しかり、東南アジアの政治状況しかりです。 もうひとつの理由は、スパイスリラーでは人物がどうしても冒険物のスーパーマンに頼らざるをえないところにあると思います。娯楽物に徹した作品にはその傾向が顕著です。それでないと読者が読み続けられない。 この「武器の道」にはスーパーマンはまったくでてきません。ほとんど普通の人か、もしくはこすからい人間がうじゃうじゃとでてきます。それがこの作品を凡百のスリラー作品と違わしめた理由です。 スリラー物としてラストもいい余韻に浸れます。スパイスリラーといえば、陰謀・謀略ものが定石ですが、こんな人間模様をみせてくれる作品はそうはないでしょう。 アンブラーはもっと読まれていい作家ではないでしょうか。 | ||||
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