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罪の声
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罪の声の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全57件 21~40 2/3ページ
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テイラーの息子が子供の頃の自分の肉声が録音されたテープを発見し、少ない手がかりを元にどんどん深層に迫っていく様子と大日新聞の記者の取材の日々に途中まではかなりドキドキワクワクしてページをめくったが、イギリスにいる叔父の告白が始まる辺りからトーンダウンして面白さにかけてしまった。 昭和の大事件の犯人像とその動機がそんなくだらない理由だったのか、、、と。 | ||||
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うーん。長いわりに満足感にかける印象。 | ||||
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昭和の大事件、グリコ森永事件をベースにした作品で、確かに目の付け所はいいと思います。 ただ、事件以外のこと、俊也のテイラーへの描写のこだわりがちょっと読みにくくしているように感じました。 作品としては、まとまっていて、リアル昭和で事件の衝撃を受けた人間としては評価できると思います。 | ||||
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未解決に終わったグリコ森永事件の内幕を、著者がミステリー小説の形で示したもの。 幼い自分の声が企業の脅迫に使われていたと知った俊也、未解決事件の企画に放り込まれた新聞記者の阿久津が事件を調べる途上で交錯。作中では「キツネ目の男」の正体、事件の引き金となった社会への不満、仲間割れを推論する大胆な仮説、カセットテープに声を吹き込んだ二人の子どものその後など、パズルが見事にはまっていく様子を読むことができます。 参考文献にも挙げられている『闇に消えた怪人』『未解決事件』を読んでおくと理解が深まると思います。 著者は新聞記者出身。窓際の文化部で上司に詰られる阿久津の屈折した心情にリアリティを感じました。 | ||||
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実際の事件のときに、20歳を超えていたので記憶がある。 だから、読みながら、『ああ、そうだった 』と思う。 最後の方の告白は、事件解決よりも、一人の人との思想としておもしろいが……。 さて、若い、事件の記憶のないヒト達が読んで、ストーリーがわかるのかは疑問? 事件をもっと、ストーリーとしないと、読者を制限するようでは、小説ではない。 | ||||
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評価ぎ高かったので読んでみましたが、正直期待外れ。まぁまぁって域を出ない。エピローグでは少しウルッときたけど、動機が理解出来ず、感情移入しきれなかった。 | ||||
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小説の素材とあらすじはとても良いと思いますが、 何でもないところの描写が冗長だったり、 画面が変わった時の書き方がわかりにくかったりという事が多かった。(一気読みではなかったので尚更かと) ん?これは誰の話?何についての話?と少し戻るなど、普段小説を読んでいてこのように感じることはなく、 そういうところも書き手のテクニックの一つなのだと感じさせられました。 何気ない場面の描写も長い割に登場人物の魅力を表現するには今ひとつ。また最後に近い部分、重要人物の会話はいささか話しすぎ、種明かしのような都合を感じました。 文章の魅力も小説の醍醐味だと思いますので全体的に少し残念でした。 | ||||
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グり森事件を扱っているので興味本位で購入。事件に使われたテープに声を吹き込んだ子供を 主役にするというアイデア意外に見るべきもののない小説と感じました。子供はメモを読み上 げたのでしょうが、文字を読める年齢の子がその録音したことを覚えていないものだろうかと 思ってしまいました。本筋に関係のない周辺情景描写が多すぎて、読むのが少しつらい。 | ||||
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絶賛されていますが心に響いて来ませんでした。 ただ、あの家族が切な過ぎます。 | ||||
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昭和の未解決の大事件である、 グリコ・森永事件をモチーフにしたフィクション小説。 グリコ・森永事件について丹念に調べ上げ、 独自の視点で犯人像に迫っていく。 実際に起こった(であろう)内容については、 臨場感があり引き込まれた。 作者の考える犯人像については、 一部は十分に考えられるものであった。 しかし、登場人物についての掘り下げが不十分であり、 特に事件を起こした理由については納得できなかった。 また、「○○〇目の男が〇人いる」という内容については、 リアリティーに乏しく困惑した。 さらに、後半の犯人の告白については、 事件自体は時効とはいえ話し過ぎであった。 | ||||
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グリコ森永事件を知らない世代は新鮮に感じると思うが、そうでない人にとっては白々しいと感じるのでは。 | ||||
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元・神戸新聞社の記者とのこと。ラジオ聴いていたら偶然、出演している番組をやっていて、真面目そうだけどなかなか面白そうな人物だった。 さて。本作はグリコ・森永事件を題材にしている。読了後の感想は「読んで損はない。しかし騒ぐほどの作品ではない」。 グリコ・森永事件を参考に書かれた小説では、高村薫の「レディ・ジョーカー」が忘れられない。あの作品を星5つとすると、この「罪の声」は星3つ。 前半はわりと引き込まれる展開でしたが、後半になると何だか惰性で読まされてるような感じで少し残念ではありました。 | ||||
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すでに時効を迎えた大事件を追う記者と事件に翻弄された人々のサスペンス小説。読みやすく、展開もスムーズだが、ところどころに安易でベタな展開があり心を動かされる部分が少ない。 | ||||
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物語のアウトラインは、ほぼグリコ森永事件。 同事件に刺激された、労働組合にも言及している『レディ・ジョーカー』という すぐれたミステリがあるので、『罪の声』がどのようにグリ森事件を調理しているか ちょっと期待して読み始める。 事件に巻き込まれた「子供」にポイントを置いたところは、作者の非凡な感性が垣間見える。 しかし、捏造&フェイクニュースを垂れ流して憚らない、現実の新聞社の所業が知られ、記者の 質の低さがバレバレの現代で、主人公の新聞記者がやけに正義感あふれる好青年(中年?)に 描かれてるのがちょっと違和感を覚えた。 著者が元新聞社勤務なのでしょうがないかもしれないが…。 あとは「泣かせよう」と思わないで書いたほうがよかったかな。 また、グリ森事件に興味のある人なら『闇に消えた怪人』は読んでいるはずで、 (フィクション、ノンフィクションの違いはあるものの)手に汗握るのは『闇に消えた怪人』 のほう。 同事件に興味のない人、知らない人は面白く筋を追えるのでは? | ||||
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大作でありながら、ストレスなく読めた。『警察が威信をかけて大規模な捜査をして空振りなのに、素人が犯人に迫るなんて』という評価もありますが、下手な小説にありがちな、ご都合主義と展開の違和感は感じなかった。フィクションとは思えないリアリティーに、ゾクゾクします。 ただ、ラストのお涙ちょうだい、は如何なものかと・・・新聞記者が相手にそんなに感情移入するものなのか?それでプロと言えるのか? ロバート・B・パーカーにようにクールに決める、というのは日本人には無理な注文なんでしょうか。また、メディアスクラムを受けた側の人間としては、新聞記者ってのは、そんなに上等な人間じゃないって思います。 | ||||
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人気があるようなので読んで見ました。 グリコ人質事件の全体像がぼんやりわかったけれど、小説としてのおもしろさはイマイチでした。 お涙ちょうだい的なラストシーンには鼻じらむ思いでした。 | ||||
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遅ればせながら読んでみましたが、これが昨年度のナンバーワン・ミステリー小説?期待度が高すぎたのかもしれません。「筆者は真実を知っているのでは?」なんて感想も聞かれますが、たかだか400ページの分量に、真実など詰め込めるはずもありません。あまりにも無邪気な感想としか言えませんね。ただ純粋にエンタメとして読むなら十分かと。真実性を求めるならば、やはり高村薫の「レディ・ジョーカー」でしょうね。この本を読んで、改めてあの本のクオリティの高さを実感しました。 | ||||
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途中まではとてもわくわくしました。 新聞記者が30年前の事件の真相を探ります。 ここから、ネタバレ含みます 新聞記者が事件の真相をこんなに 簡単に次々と近づけるなんて ありえないのではないでしょうか? それなら警察がとっくに犯人を 捕まえているはずです。 都合良すぎる展開に、ドキドキしませんでした。 追いつ追われつが、面白いのですが、 30年前なので、 追ってるだけで、、、 しかし、レビュー見ると、 良かった人が多いので、 いい作品なのでしょうね。 どこまで、現実の事件とリンクしているのか、興味あります。 | ||||
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普段あまりミステリー小説は読まないのですが、小説としては面白く読めたと思います。 ただちょっと腰が引けてるかなあというか、本当の核心が描けていない、あるいは描くことが出来なかったのかなあという気がしました。 本当のグリ森事件のルポ「闇に消えた怪人」で言われるところのXについてはほぼスルーしてしまっているけど、ここを抜かしてこの事件をモデルにする意味があるんだろうか。もうちょっと匂わせる程度でも切り込んで欲しかったのですが、色々配慮したんだなあって感じでした。 | ||||
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15万部のベストセラーで、賞賛の声多数。普段はこういう本を避けているのですが、友人が読んでいたので手にとりました。結果は…読まなくてもいい作品でした。昭和の未解決事件、グリコ森永事件を扱ったフィクションです。 (以下ネタバレありですが)テーラーを経営している37歳の男は押し入れからテープと手帳を見つける。それはグリコ森永事件で使われた脅迫テープであり、声の主は5歳の頃の自分だった。手帳には英文で事件のことが記されていた。一方、大日新聞の記者は新聞の年末企画でグリコ森永事件の記事を命じられ、取材を開始する。事件発生から30年を経て、真相究明に動き出したふたりの男が真犯人を突き止め、関係者の人生が浮かび上がるとのストーリーです。当時の報道記録を丹念にあたり、犯行現場を踏み、関係者に取材した労作です。事実に沿ってストーリーがつくられていて臨場感があります。 作者が工夫したのは以下の5点だと思います。1.記者とテーラーの2者の視点で進めていく構成、2.犯行動機を株価操作による利益追求としたこと、3.テープの声の主である3人の運命を追う、4.海外へ話を広げる、5.可能な限り事実を踏まえて書く。しかし、犯罪ミステリーとしては重要な点に不足があると感じました。それは犯人の人物像を鮮明に描くことと説得力のある犯行動機の提示です。後半に真犯人にたどり着くのですが、その男がまるで迫力がない。あれほどの犯罪をやってのけた主犯とは思えない軽さです。彼が語る動機もあいまいです。作者は株価操作による利益出しとしていますが、その裏付けデータが示されないのは不可解です。当時の警察も被害企業の株価の値動きを調べていましたが、問題点を発見できませんでした。 読みながら気になったのは、話ができ過ぎていることでした。取材で会った人物からは必ず重要な証言や別の人物の紹介が得られて、少しずつ犯人に接近していくのです。刑事でもうまくいかなかったのが、30年後に新聞記者がやればすいすい事が運ぶ。幸運の連続を読まされて白けてしまいました。また、犯人の関係者が犯行に使ったテープを大事に保管しておくでしょうか。400ページと重い本ですが、人物造形とストーリーにリアリティと重厚さが不足しています。いまバブル本がブームになっていますが、本作品もあの頃の迷宮入り大事件としての興味から売れているとしたら納得がいきます。 | ||||
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