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理由の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全50件 41~50 3/3ページ
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私は、普段、日本の作家のミステリは全く読まないのだが、宮部みゆきだけは読んでいる。それというのも、宮部みゆきの評判がやたらに良いのを知って、どんな作家なのか、ぜひ自分の目で確かめてみたくなったからである。これが五作目となるのだが、いずれも何らかの受賞作であり、玄人筋の高い評価を得た作品という点で、これらの作品には、宮部みゆきの真価が現れているとみてよいだろう。しかし、そうした作品群を読んだ率直な感想としては、「水準以上でもないが、水準以下でもない」といった程度の印象しかないのである。 宮部みゆきのミステリは、クリスティーやクイーンのような、複数の容疑者の中から真犯人を割り出していく類の、いわゆる本格派ミステリに属するものではないし、かといって、謎の仕掛けに、格別、目を見張るべきものがあるわけでもなく、手に汗握るサスペンスに溢れたものでもない。 この作品では、当時の社会問題であった住宅ローン破綻と占有屋問題をメインテーマに、一見、相互に全く関わり合いのなさそうな人々それぞれの人生模様を深く掘り下げて描き、次第にそれらを、ある殺人事件の真相の基に収斂させていくという構成を取っている。おそらく、宮部みゆきファンは、ミステリの枠にとらわれない、このような輻輳したドラマを組合せたストーリー展開を、宮部みゆき特有の構成の妙として評価しているのだろうが、ミステリ志向の強い私のような読者から見ると、登場人物それぞれの人生模様を丹念に描かれれば描かれるほど、ミステリの本道から外れて横道に深く入り込んでしまっている冗長さ、ミステリを読んでいるのか社会派小説を読んでいるのかわからないような冗長さを感じてしまうのである。これは、「火車」でも感じたことである。 とはいえ、こうした筆致で619ページを通しながら、さして退屈させずにそこそこ読ませてしまう宮部みゆきの筆力は、さすがである。 | ||||
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ほかの宮部みゆきの作品に比べてどこか物足りなさを感じた。ストーリーが間延びした印象があり面白くないわけではないが・・・。 | ||||
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宮部作品はこれまで「火車」しか読んだことがありませんでした。この「理由」を読んだ率直な感想は、「火車」にそっくりだということです。大きく違っているのは、事件後の回想録となっているために、スリルに欠ける部分でしょうか。また、事件に関わった人々が多く、主要人物への感情移入がしずらくもあります。小説としては教科書的な見本になる一編かもしれませんが、謎とスリルを求めると、毒気のない角の取れた作品になっています。 | ||||
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村上春樹の『アンダーグラウンド』と対比させると面白い。宮部みゆきは、ノンフィクションの手法で小説を書いた。小説家の村上春樹は実際にノンフィクションを書いた。私は、ノンフィクション風の小説を読むよりも、ノンフィクションを読むね。本書を読んでいて、最初のうちは、「嘘のくせに、なんでこんな書き方をするんだ」と拒否感が走った。で、あまりサスペンスちっくに盛り上げないもんから、ページをめくるのももどかしいという感覚ももてなかった。挑戦としては面白いと思ったけれども、不満が残った。 | ||||
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事件を追っていく内容よりも、それにかかわった家族を構成する人・人の心理状態を感じながら読むべき本かもしれません。家族、一番身近な存在でありながら、「家族と言うグループ」を形成する自分と違う人・人・人を感じてみましょう。「家族の他一員の悩み・辛さ・幸せ」今、あなた自身は、ご存知ですか?事件物として期待しないで「他人グループ」ではない「家族」について考させられる本です。宮部さん素敵ですね。Michael.I | ||||
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既に解決してしまった事件をルポルタージュ形式で解き明かしていくので、ストーリーの意外性を楽しむことが出来ない。ルポルタージュ形式なので特定の主人公が存在せず、登場人物に感情移入しにくい。読み応えはあるが、「火車」や「クロスファイア」に比べると力量は落ちる。 | ||||
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みなさん、賛否両論があるようです。確かに巧い作家であると感心させられます。そして、長すぎてうんざりというのも良く分かります。個人的には、面白いんだけど、最後あたりの人物の紹介に及んでは、これでもか、これでもかというばかりに、かってのイエロージャーナル”フォーカス”を山のように読まされた印象しか受けませんでした。時代をうまく反映していて、テキストを越えた散文の魔力があるという意味で、やはり直木賞なのでしょう。バカは不幸が好きなんだ!!と歌うロックバンドに共感させられる名作です。 | ||||
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登場人物の生立ち、背景が事細かに描写されており、それに基づいた性格設定はさすがです。自分自身が難解な事件の全景を目の当たりにしているようで、ぐんぐん引き込まれてしまいます。でも、肝心の犯人の人物像が、はっきりしないようで・・・読み終わった後、理解できない気持ちが残ってしまいました。だからこそ、もう一度読んでみようかと思う作品ではあります。 | ||||
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ハードカバーで読んだのだが、「本当にこれは宮部みゆきが書いたのかなぁ」という印象を持った。ストーリーの運び方は確かに宮部みゆきのそれなのだが、展開があまりにも散漫だった。話は面白いのに、そのあたりが不満といえば不満。それと、かつての宮部みゆきの作品にあった「気持ちのいい読後感」が失われて久しいですね。 | ||||
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