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ハイキャッスル屋敷の死
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ハイキャッスル屋敷の死の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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英国本格!?13の条件で絞込み!?の辺りに惹かれて購入。 さるお屋敷の主人に脅迫状が届き一騒動に、そして、主人の服を借りた 秘書が殺される。緊張高まる屋敷へ、犯人調査に向かう主人公。 最後の最後まで、聞き込みばかりで平坦な展開だが、 屋敷の内情や、一見事件に関係なさそうな情報が増えていき、 別の聞き込みと関連し、裏付けになったりと、少しずつ全体の絵が見えてくる。 そんな、警察が意識しない点に着目し、入念に外堀から埋めていく 素人探偵(優秀)な調査の仕方、言い換えるなら、事件情報の見せ方は個人的に好み。 | ||||
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L・ブルースの後期作品であるキャロラス・ディーンを探偵とするシリーズの一編(1958年刊)で、本邦初訳である。(正確には、過去に同人誌に掲載された訳があるようである).ディーン・シリーズは23冊あるようで、本書は日本語訳5冊目である。 ブルースも、ディーンも、ミステリ・ファンにはよく知られていると思うので、ここでは私的感想だけ書きたい。 私的感想 ●ブルースの未訳作品が翻訳され、文庫の形で読めるのはうれしい。 ●しかし、本書は正直な所、ちょっと退屈だった。たぶん、前の日にヘレン・マクロイの「ささやく真実」を読んでしまった影響が強いと思う。「ささやく真実」はサスペンス、メロドラマの面白さ一杯なのに、本書は長いわりには、サスペンスにも、ユーモアにも、メロドラマにも、トリックにも、社会性にも乏しいからである。 ●意外性という点では、本書の意外性は、○○○=×××であったという点にあるのだろう。しかし、今日では、この○○○=×××は消尽されていて、すれっからしのミステリ読者は、たぶん21頁まで読めば、これは○○○=×××の話ではないかと疑い出すことになるだろう。そして、だんだんその疑いが深まり、最後に至って、やっぱりそうだったということになる。つまり、意外性はほとんどない。 ●しかし、本格ミステリの本質は、サスペンスやメロドラマや社会性や意外性やトリックではなく、「論理構造」だと反論主張されてしまうと、「わかりました。大丈夫でーす」と答えるしかないが・・・・。 ●引き続きの翻訳出版を期待する。 | ||||
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