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ヒッキーヒッキーシェイク
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ヒッキーヒッキーシェイクの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.66pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全62件 1~20 1/4ページ
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面白い小説だった。 読んで損はない作品。 著者・津原泰水さんのご逝去が残念すぎる。 | ||||
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知識と会話を切り貼りして一冊の本にまとめた。 そんな印象を持ちました。 軽い読み味でスラスラ読めますが、文章、内容ともに浅く、薄いです。 そして作者が何を伝えたいのか、何を表現したいのかもよく分かりませんでした。 文章が美しく芸術的なわけでもなく、笑いがあるわけでもなく、 感動があるわけでもなく、エロいわけでもなく・・ 特殊スキルを持ったヒッキー達を集めて何かするという話で・・ 50ページ読んで、あぁ これは多分つまらない小説だな、と思い。 100ページ読んで、読み続けようか止めようか迷いました。 最後まで読みましたけど、100で切っても全然良かった内容でした。 いや逆にこの薄くてペラペラした感じが良いのかな?? | ||||
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リアルに寄せるのか、寄せないのか。 リアルで見たら有り得ないと切るのは面白くないが、そうで無くてもご都合主義な点は多々ある。 これを持ってして人生を掛けるかのような帯はただの売り文句じゃないか。 それに、実売数で見れば辞めていておかしくない編集さんは、まだ編集続けてるし‥ | ||||
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『ヒッキーヒッキーシェイク』です。 まず、なぜこの本を買って読んだかという経緯から。 著者の津原氏と幻冬舎がSNSを舞台に場外乱闘を繰り広げたことをきっかけにこの作品を知りました。それについて自分の立場を最初に表明しておくと、まずは優先されるべきは表現の自由だと思う。なので、ヘイト本に関してはどうかとは思うけど、表現の自由という観点からは、それもアリでしょう。ただし、出版されたものに対する批判もまた表現の自由です。なので津原氏がヘイト本を批判したことは表現の自由です。それに対して幻冬舎が「批判するならお前の本を出版しないぞ」と圧力をかけるのは表現の自由を損なう著しく不当な行為だと思います。なのでこの件に関しては津原氏を支持し、応援するという意味で話題になっていた本作を買いました。 前提条件はここまでとして、表現の自由問題に関しては著者を支持しましたが、作品そのものの評価はあくまでも別途であるべきでしょう。なので、忖度などは一切無く、表現の自由に則って純粋に作品が面白いかどうかで以下の評価をします。なお、津原氏の作品については、だいぶ以前に『ブラバン』を読んだことがあります。 で、大変申し訳ないのですが、私の読者としての力不足のせいもあるのでしょうが、こちらの作品はあまり面白いとは思えませんでした。『ブラバン』は、欠点はあるけど総評としては面白いと言えたのですが、こちらは褒めるべき部分をほとんど見つけることができませんでした。 まず、登場人物が多すぎて把握できない。これは『ブラバン』も同じ欠点を持っていましたが、キャラの多さゆえにキャラ自体を認識し切れない。一応竺原が軸になっているのですが、出てくるキャラの群像劇となっていて、どこに焦点を絞って読めばいいのか分からない。しかもそのキャラが引きこもりということもあって、最初はネット上のハンドルネームとして登場する。全員がハーブの名前のハンネ。なので誰が誰だか把握するのが困難だった。 そして、この物語が何をする話なのか、登場キャラたちが何を目標にがんばるのか、というのが序盤で提示されないので、キャラに共感できない。竺原が裏で何か企んでいるらしい、ということは分かりますし、それも最後にはちゃんと開示されているのですが。だけど、表向きの目標が曖昧なまま進んでいくので、キャラたちが今、何をやっているのか、分からない。やっていることは分かっても、共感できない。不気味の谷をこえて人間を創る、とは言っても、漠然としすぎていて 例えば謎のプロデューサーが「アイドル活動で佐賀県を救う」という表向きの目標をしっかり掲げていたら、裏で企んでいることが何かあったとしてもそれはそれで良いのです。読者としては表向きの目標に対してキャラたちが歌やダンスのレッスンをがんばっている姿を見て楽しみ、そこに感情移入する。本作品は表の目標がぼやけたままだったので読者として気持ちが入り込めなかったですし、また、キャラごとの目標に統一感が無かったですよね。キャラ同士のかかわり合いもあったといえばあったけど、目標はそれぞれバラバラなので結局個別に問題を解決するだけでした。こういう時に「四半世紀を経て高校のブラバンメンバーが再結集して演奏したい」といった群像劇の登場キャラが一つになれる目標があると読者としても共感しやすくなると思うのですが。で、その個別エピも、あまりいい話が無かったような。『ブラバン』の時は個別エピがすごく良くて、今回もそういった部分を期待していたのですが。 また、文章のテンポが良すぎる。キャラをしっかり把握した後ならそれでもいいのかもしれませんが、キャラを把握しきれていない序盤からテンポの良すぎるセリフの応酬。発言の主体が誰なのかすら判らないことも多々ありました。それでなおさらキャラの把握が難しくなっていました。 あとは、個別の解決方法がご都合主義すぎて現実味が乏しく、納得できなかった。U●●の噂を流してダシにして、という流れなども、そんな単純に上手く行くわけないよね、としか思えなかったです。そりゃフィクションの小説ですから、全部が全部世知辛い現実をなぞる必要は無いとは思いますが、それだったら、なろう系で異世界に転生して現代日本のノウハウとあとチート能力とを使って観光で町おこし、みたいな話の方がよっぽど説得力に富んでいるんじゃないでしょうか。 ということで、前半でキャラを把握できず共感できず、終盤の展開もご都合主義で納得できなかったということで、あまり面白いとは思えませんでした。評価は★2です。 | ||||
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宣伝や話題もあったので、ものすごく期待して随分前に読んだ。 実験的な小説という感じもするが、何が面白いのか、全く解らなかった。 キャラクターにリアリティがなく、文学性もない。ストーリーが面白くなく、落ちが平凡・・・。 少なくても多くの人が共感できるような作品ではなく、一部のマニア受けする作品だと思う。 | ||||
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一気に読んでしまった。なんかもっと悪い人がいると思ってたんだけど。結局、みんな、良い人だったりただ純粋にひたすら生きようとしているだけだったり、しかも全員ラッキーだったり。あまりにも爽やかなラストすぎてちょっとびっくり。あと伏線かと思ったらちがったりとかもあって。もしかして続編出るかな?って思ってます。 | ||||
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今や無視出来ない程に増え、能力も評価される様になったヒキコモリ 彼らを中心に自由な企画を立ち上げる組織向きでない男が活躍する お仕事小説。 荒唐無稽な展開を期待していたので 肩透かし | ||||
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曲者心理カウンセラーが、引きこもりの若者とウィザード級の超ハッカーとをつなげて活躍させるストーリー。それぞれの事情が断片的にパッチワークされていて、最初は全体像や個々の関係性をつかみにくい。でも、津原作品としては安定して読みやすい出来。 引きこもりのゴールを、社会に復帰することとせず、それぞれの生き方を見つけることでOKとしたところがよい。ほんの少し社会とのつながりがあれば、居心地のいい独りぼっちだってアリだよ、という主張が心地よい。 ただし、引きこもりの原因に必ず障害やいじめがあったというのはいかがなものか。確かに現実的にその比率は大きいが、最近の引きこもりには、無気力系やゲーム依存系が無視できない割合を占めてきている。 | ||||
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元々津原泰水さんが好きです。 トレチアの表紙に惹かれてハマりはじめ、赤い竪琴にロックを感じています。ブラバンも好きです。エスカルゴも良かった。 最近の本ないかな〜と本屋をふらついていたところ、これが売れなければ編集者辞めますという帯に惹かれて購入。 読んでみたところ…うーん編集者辞めなくて済むかなぁ。。 どうしたいのかよく分からないお話でした。 他の作品では好きなのたくさんあるのですが。 細かいところでは嘔吐のシーンが多くて、嘔吐恐怖症を自称する私には少々辛かったです。 竺原とマルメロの関係性は好きです。 | ||||
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作者の作品群を僕は勝手に2つに分けている。「面白い作品」と「実験的に切り込んでいく作品」だ。これは切り込んでいる方の作品だと思う。バレエ・メカニックも一部の精鋭読者しかついていけない、読了できない世界だと考えている。僕も落伍しそうです。落伍しそうな方は、「蘆屋家崩壊」ほか猿渡シリーズ、「たまさか人形堂」シリーズ、「エスカルゴ兄弟」を読んでください。「奇譚集」「11」はややディープです。この本を買っている段階ですでにディープなファンなのかな。猿渡よ甦れ。 | ||||
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ストーリーは、ヒキコモリを巻き込んだドタバタなんですが、軽妙な感じがあって面白さはあると思う。 ただ、狂言まわし役の男性が狙う社会現象とか、負う宿命とか、多くが陳腐だと感じた。 ネットを使ったハッキング関係の描写は、2000年代前半のかな・・と思わせる(マトリックスの初代みたいな)、古い感じで、苦笑い。 また、敢えての筆致と思いたいが、全般に、文が荒くて、場面転換や語り手の主体の変化が分かりにくくて、過ごし戸惑う。 映画とかの映像で補ったら楽しく出来るかも。 あるいは子供向けか。 大人が読む文芸にしては雑だし、登場人物の感情の描写は予定調和的なので、かんどうもなにもない。 | ||||
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作者を応援するつもりで買って読んだけど、肝心のお話が読むのが苦痛レベルの退屈さでした。売れてないのには理由があるんだなと。 | ||||
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個々の表現は上手いと思いますが、筆者の狙いが最後まで分からず。。。(_ _) | ||||
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作者の表現力があまりに乏しくて読み進めるのが辛くなりました。なんとか260ページほど読みましたが、断念します。「かぶりを振る」以外も覚えたほうが良いですよ。 | ||||
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ネット内で、ハンネも使う登場人物たちが、誰が誰だか混乱し、キャラの書き分けが不十分で、彼らの行動の何が面白いのかわからない。 読了できなかった中年には、共感できず、脱落。 元出版社に同情するばかりである。 Twitterで元出版社に攻撃する著者に、品格なし。 140ページくらい、一生懸命読んだが、無駄な時間、返して欲しい! | ||||
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帯のコピーについ惹かれてしまったが、引っかかった!この売り方はずるい。 そして残念だけど、内容は不合格。 みんな、どこがおもしろいの? | ||||
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一気呵成に読んだ... 自分ではめずらしく2回読み.... 終盤「同じくらい○○っ〇います」 ぐっ..と来た。 | ||||
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申し訳ないけれど、こんなに良い話だとは、思ってなかったです (ごめんね、津原さん) タイトルや表紙が、いかにも軽快なイメージだから、音楽にまつわる青春モノかと勝手に思いこんで、読み始めてましたから 良い意味で裏切られました 読後、心がほっこりと温まりました 「ヒッキー」って、引きこもりの意味だったのですね あとがきに「hikikomori」がオックスフォード英語辞典にも載ってる万国共通語と化してるとあり、驚きました 津原さんの小説を読むのは、ブラバン以来でしたが、これは、私にとっては運命的な出会いの一冊になりました …と申しますのは、我が家には、発達障害と健常の兄弟がいて、ジェリーフィッシュと竺原の関係が、他人事には思えませんでした 関わりたくても上手く関われない関係って、もどかしいのでしょうね うちの場合は、健常の兄弟は、学生時代から障害のある方を相手にするボランティアに精を出していました 何とか、アイツを理解したいという気持ちの表れだと、親は解釈しておりました 竺原のような人は、実際にいらっしゃることでしょう 説得力があります ヒッキーさんたちも、好きでヒッキーさんやってるわけではなくて、誰かが、ほんの少しだけ手を差し伸べてくれたら、楽しい事を共有し合える仲間が出来るのではないでしょうか? この本を読んで、そんな希望を抱きました ヒッキーさんたちの未来に幸あれ! | ||||
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不思議に爽やかな読後感! 僕はふだん、話を理解しながら読み進め、展開を想像して楽しむことが多いけど、この作品に関しては次に何が書かれるかさっぱりわからないまま最後まで読まされてしまう。情報量が少なく、頻繁に切り替わる視点と舞台。いつまで経っても明らかにならない人物の造形と物語の全容。これが、イライラしつつも心地よい。 引きこもりたちがネットを通じて繋がり合う、「生きづらい者たちの文化祭」。とてもとても好き。 | ||||
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モノを創れる、てのは呪われてるってことだなって思いました。 初めて読む方→低評価は大半「最後まで読めなかった」というものですね。 なるほど、分かりやすい対立構造や波乱、アクシデント、カタルシス、ドラマを期待する読者には読みにくいかもしれないです。 中盤以降が尻すぼみというか、肩透かしに感じるかもしれません。 僕はそこがしかし、この作品の勘所というか、「社会」と「ものを作るということ」をリアルに描ききるために必要な平坦さだと感じました。 「引きこもり」という設定は大して重要じゃないというか、デフォルメされた結果じゃないかなと。日本人なんてその実相は大半、作中の彼らと同じ「大切な何かの幻想を追う、無自覚な異端かつ精神的な意味での引きこもり」なんじゃないかと思うんですけどね。彼らが仕事を最後までできたのは、実はこの物語では「共同体(チーム)という呪い」の祝福を受けたせい。個人的にはそんな感想です。 短編のファンの方→が、低評価を付けるとすれば頷けます。本当に作風の幅が広い人ですね。 個人的にはスキです。 が、人に勧める場合最初の作品ではないです。 青臭い人、心の若い人に読んでほしいです。良い意味で。 | ||||
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