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死霊列車
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死霊列車の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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国産のゾンビ物とは珍しい、と、設定にひかれて買いました。 しかし正直これは酷過ぎる。 ただただだらだらと話が進んでいく。山もなく谷もなく、驚きの展開など一切無く、単調にゾンビが現れ、単調に戦い、単調に人が死んで、の繰り返しです。最後まで読んで、「……あ、終わったの?」て感じ。何の感情も湧きませんでした。 パニックホラーでハラハラドキドキがまったく無い、というのはある意味斬新ですが、価値がありませんよね。 特に酷いのがキャラクターです。個性云々以前に、それぞれのキャラクターに魅力が無いし、見せ場が無い。脇役しかいない小説って感じです。 しかも総じて頭が悪く、危機感が薄くてイライラします。特に主人公の一人である中年のおばさんが酷過ぎます。 ゾンビに襲われているところを助けてくれた自衛隊員に対し、「人(ゾンビ)を殺すなんて!」と罵倒したり、線路上に散らばった死体を乱暴に扱うのは許せない、とか、そんな場合か! 正気と常識を疑うレヴェルです 挙句の果てには、ゾンビウィルスに感染した疑いのある人間たちへの対応で、傍で発症するのを待つ事しかできない……とか、「縛っておけよ!」という話である。他で似たようなキャラクターを挙げるなら、「ハイスクールオブデッド」に出てくる、左翼のおばちゃんであろうか。 一切感情移入できず、反吐が出そうでした。 ネタバレになりますのであんまり書けませんが、その他にも突っ込みどころが満載です。読んでて、「は!?」と「何言ってんのこの人!?」の連続です。設定に対しても、登場人物たちの行動や発言に対しても。 良いところは何一つなく、とても他人にお奨め出来るものではありませんでした。 | ||||
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タイトルは「死霊列車」ですが、死者や幽霊がワンサカ乗った列車のストーリーではありません。舞台はゾンビになるウィルスが蔓延して秩序が崩壊した日本で、臨時政府が設けられた札幌目指して遠路はるばる列車を走らせる話です。 それのどこが面白いんだ?と問われるような設定ですが、列車を走らせる主人公たちは高潔な精神を持っているようで、途中生きている人たちを拾いながら北上します。しかし、よくあるゾンビものにもれず、非常に感染、発症、ゾンビ化が容易いので、この難民列車が、いつタイトルどおりの死を運ぶ列車になるのか、そこを焦点にしながら読んでいくホラー小説なんだと思います。同じ出版社から出ている「吸血蟲」もそうでしたが、ホラーの仕掛けや導入の描写は悪くないので、そこそこ楽しめます。 ただ、この物語世界のゾンビの設定というのが曖昧。死者が生き返るのではなく、狂犬病的なウィルスの罹患者がゾンビだとするのなら、発症した人が何日くらいで動かぬ死体になるのか、変異体とやらが生まれるとしたらどういう条件下なのか、そうしたことが明かされない。そのせいか、読んでて最後の最後までピンときません。だらだらホラー描写、戦闘描写を続けた結果、4、500ページの本になったという感じでしょうか。 読んだことは後悔してませんが、お勧めはしません。時間つぶし程度が妥当かと。 | ||||
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私は完璧主義者ではありません。 作品に矛盾や御都合主義があっても、作品を楽しんでいる人間だと思います。 しかし。これは惨い! まず、登場人物が全員と言ってよいほど「無能」か「バカ(表現は悪いですが、これが一番しっくりとくると思います)」。 絶望的な状況だと言いながら、トンチンカンな会話を終始しています。 映像では無い故の、小説ならばキチンと書くべき人物の描写・感情の推移が皆無なので、 「何故、今その話を?」「なんでその相手に?」「なんで急にそう判断したの?」と、終始疑問符だらけ。 人物描写が薄いせいで、主人公の1人は人の死より列車が汚れる事を気にしている○○○○少年にしか見えず、感情移入どころか、嫌悪感ばかり覚えます。 更に文章の稚拙さで、誰の台詞なのか、誰の状況なのか、読み進めないと判らない事が多々・・・・・ ホラーとアクションで押し切る作風ならば、人物描写を少なくしても仕方ないかなとも思いますが、この作品ホラー場面もアクション場面も非常に淡白・・・・・ 出てくる自衛隊の精鋭チーム(?)は、ただ弾を撃つだけの無能集団・・・・・ 集団戦闘や地形戦闘への戦略などの描写はまるで無し・・・・・ それどころか今までの戦闘経験すらまったく生かさない体たらく・・・・・ 仲間を失った悲しみや、せっかく助けた人々を無残に殺された怒り、戦闘に対する恐怖や苦悩などさっぱり描かれず、次の場面にあっさり転換されます。 鉄道に関しては生き生きと描写されますが・・・・ 驚いたのが、生きている人間は見殺しにするのに(それも子供!)、遺体は丁重に扱おうとする登場人物たち! 一刻も早く先に進むべきなのに貴重な時間と弾薬を使ってまで・・・・・なんで? (これも葛藤や揺らぐ心情などが書かれない為そうする説得力が無い) この悲劇の原因が判った時も、その原因に対して生存者は知らん振り・・・・なんで? 愛する人や家族が、この身勝手な原因で殺されたというのに・・・・・私なら復讐を考えるけどな〜 作者は気にならないらしい・・・・・ 旅の途中この絶望的な状況下で危機感の無いグループに会った時に、「生来がのん気な男たち」、というヒロイン(?)の台詞がありますが、 「それは作者だろ!」と突っ込みたくなります。 とにかく、出てくる人物が「バカ」でストレスが半端ではありません。 上記以外にも沢山の「バカ」満載。 そして 最大の問題は、「帰結しないラスト!」 狙ったラストではなく、ただ起承転結する力量が無かったとしか思えないラスト・・・・・ ネタバレになるので書きませんが、大量の枝葉を放ったらかし・・・・ 読み終わった後、 (;゚Д゚)ハァ? オワリ??? 作者には申し訳ありませんが、初めて小説を書く中学生かと思いました・・・・・ 奥付に 数本のゾンビ系映画を参考にしたとありますが、その前に優秀な「小説」を是非参考にして下さい。 編集者もちゃんと仕事しようよ・・・・・ 結局、作者の想像力や知識・センスが、読者のそれに追いついていない作品だと思いました。 =============================================================================================== と、ここまで辛辣な評価をしてきましたが、シチュエーションとしては好きなんだな〜この作品^^ テンポ重視のアクション映画にしたら、とても面白そう! 是非とも才能豊かな脚本家に全面手直ししてもらっての映画化希望! 日本映画の面白さを見せ付けてもらいたいです。ヽ('▽`)ノ シチュエーションに★を一つ ※ ここで言う「バカ」とは、「そんなバカな〜」という、「呆れる」という意味の「バカ」です^^ | ||||
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ランディングゾーンでパイロットクルーの安全を確保しない 特殊部隊が出て来て、良くある軍事音痴の日本人作家による 絵空事にしか思えませんでした。人手不足とはいえ、作戦の 要であるヘリを守らないってアリエナイ。 自衛隊を脱出行に絡める為の演出なんでしょうけど、もう少し 工夫が欲しかった。護衛共々襲われる描写を入れて「あぁっ!!」 と思わせれば解決する話なのになぁ。エイリアン2にも似た シチュエーションが出てきますが、あちらには説得力が有った。 アイディアはかなり良いのだけど、上記を始め、全編において プロットに現実感を持たせる力量に欠けている。残念・・・。 | ||||
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ゾンビをモティーフにした物語が好きなので読んでみました。 設定は魅力的だと思います。 しかし、登場人物の造形が薄っぺらいというか、 典型的な「物語のために配置された」存在に見えて興ざめし、 残念ながら誰にも感情移入できませんでした。 三人称視点が章ごとに変わるのですが、 誰の視点なのかがすぐにわからず、読んでいて軽いストレスを感じました。 なにより気になったのが『が』という接続助詞が多すぎる文章。 「〜だが、だった。」「〜が、〜た。」という、 『が』でつながる文章が異様に多いのです。ほんとにほんとに多いです。 筆者の文章の癖なのでしょうけれど、いちど気になると、 「また出てきた」「また……」と、『が』の多さにうんざりしてしまいました。 個人的な感想ですが、好みではありませんでした。 | ||||
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