異郷の夏
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異郷の夏の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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戦争物は大概戦地に赴いた者や戦地での悲惨な戦いなどの内容が相場だとおもっていましたが、日本国内であった戦時中の残虐極まりない行為の小説は初めてでした。勿論沢山出版されているとは思いますが『死霊列車』を読んでから北上秋彦さんのファンで、端から読みあさってこの小説に行き着きとてもショックを覚えました。中国や韓国は未だに昔の事を掘り起こし日本を敵対視している事にいい加減大概にすればよいのにと思っていましたがこの本を読むと確かに恨みの根は深い。今ではとても考えられないような虐待や拉致。勿論日本人だけが酷かった訳ではないでしょうが、戦争とは人間をここまで悪鬼にさせる何かがあるのでしょうか?しかし小説内の宇津見龍雄さんのような方が一人でも居てくれたら少しでも救われる気がします。 | ||||
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あまり期待せずに読んだが、非常に面白かった。ミステリーとして読むよりも、花岡事件を当事者の視点で描いたリアルな歴史小説として読んだ方が良いかも知れない。 東京の九段下で変死した老女、秋保温泉のケアハウスで変死した老人、ともに死因はトリカブト中毒だった… 二人の死の背後にあるのは、敗戦の直前に秋田県の花岡鉱山で起きた中国人強制労働者の一斉蜂起…花岡事件なのか…少しずつ描かれる花岡事件の全容は余りにも凄惨であり、胸に迫るものがある。 | ||||
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数十年のことですが当時学生の頃に確か旺文社新書?だったと記憶していますが、花岡鉱山事件に関心をもっていました。再び読み直してみたいと思い買いました。 新本並みのコンディションで大変満足しています。 | ||||
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ミステリーとしては、物足りません。 一つは、事件を追う二人の刑事が抱えているものが、物語全体とうまく絡んでいないように思われます。もう一つは、終りの方、事件が最終的に解明されていく部分に少しばたつきを感じました。 ただ、事件の背景に「花岡事件」を使い、強いメッセージがあり、読者を強く惹きつけます。 特に、人が人でなくなった姿を描いた部分には迫力があります。 傍目には“普通”の人間が、どうして“悪魔”のような存在になるのか、ある一線を超える瞬間にその人たちの心の中で何が起きているのか、人間の信じられないほど酷い所行を知ってから、そういった疑問は私の中から無くなることはありませんが、本書を読み終え、改めてその疑問が存在を主張している気がします。 | ||||
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