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異郷の夏
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異郷の夏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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あまり期待せずに読んだが、非常に面白かった。ミステリーとして読むよりも、花岡事件を当事者の視点で描いたリアルな歴史小説として読んだ方が良いかも知れない。 東京の九段下で変死した老女、秋保温泉のケアハウスで変死した老人、ともに死因はトリカブト中毒だった… 二人の死の背後にあるのは、敗戦の直前に秋田県の花岡鉱山で起きた中国人強制労働者の一斉蜂起…花岡事件なのか…少しずつ描かれる花岡事件の全容は余りにも凄惨であり、胸に迫るものがある。 | ||||
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数十年のことですが当時学生の頃に確か旺文社新書?だったと記憶していますが、花岡鉱山事件に関心をもっていました。再び読み直してみたいと思い買いました。 新本並みのコンディションで大変満足しています。 | ||||
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ミステリーとしては、物足りません。 一つは、事件を追う二人の刑事が抱えているものが、物語全体とうまく絡んでいないように思われます。もう一つは、終りの方、事件が最終的に解明されていく部分に少しばたつきを感じました。 ただ、事件の背景に「花岡事件」を使い、強いメッセージがあり、読者を強く惹きつけます。 特に、人が人でなくなった姿を描いた部分には迫力があります。 傍目には“普通”の人間が、どうして“悪魔”のような存在になるのか、ある一線を超える瞬間にその人たちの心の中で何が起きているのか、人間の信じられないほど酷い所行を知ってから、そういった疑問は私の中から無くなることはありませんが、本書を読み終え、改めてその疑問が存在を主張している気がします。 | ||||
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