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死霊列車
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死霊列車の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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巻頭の地図を見ながら物語を追っていくと面白さが倍増すると思います。私は巻頭の地図に載っていない駅とかが出てきた場合にはgoogle mapで確認しました 笑 物語自体も「んな、アホな」と思わないではない所もありましたが私的には全然OKでした。映画的な表現をするならノンストップサバイバルホラーでしょうか。 | ||||
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8年ぶりに読み返してみました。 評価の分かれる作品だとは思いますが、個人的には「それなりに」面白い、と感じています。 ただこれは、自分が「乗り物好き」と言う趣向が一致したからで、もしコレ・・鉄道なんかに興味も感動も無い方が読んでもどうだかなぁ? と言う気がします。 作者もきっと立派な鉄ちゃんで、豊富な知識とウンチクに引き込まれてまるで日本列島を旅している様な気がしながら読み進めていきました。 しかし、然しこの作者さん・・もっと「自衛隊」の事勉強せなアカン、とも思いました。 鉄道についての精緻な進め方に対して余りにも「雑」。 武器・兵器、言動・振る舞い・・ ダメですねぇ。 それに、「特殊部隊」弱過ぎ!! 有りえないくらい簡単にゾンビに噛まれて死んでいく。いくらなんでもこの描き方は失礼では無いかと。。 この軍事面をもっとしっかり描ければ、肉付きが良くなったのになぁ〜と惜しまれます。 全体としてA級にはなれないけどまぁ、趣味の合う人なら楽しめると思います | ||||
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著者がゾンビ系の映画を参考になさったと書いていますが、本作も映画を観ているようなスリルとスピード感があります。 他の方がレビューで指摘なさったように、小説とすると登場人物が薄い感じも否めませんし、その配置もありがちな設定です。 でも、その分、あまり難しく考えずにすっと入り込めましたし、本当に2時間30分もののCG満載の映画を観ているような迫力でした。 あと、鉄道に関しての知識がすごいなぁ、と思いました。 乗ったことがある路線名や行ったことがある駅名がでてきて、旅行した当時の記憶が蘇り「あ~、あそこの駅がヤバいことになってるっ」と 臨場感があふれました。 エピローグが「う~ん、余計かも」とは思いましたが、これも映画によくある手法です。 とにかく、読みごたえに満足しました。 | ||||
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とりあえず日本が舞台のゾンビ小説自体珍しい。 しかも登場するゾンビは、銃社会でもない日本が舞台なら、即終わりのように思える走るゾンビだが、列車の存在により、その影響は少ない。 しかし停車駅や建物にはもちろんそのゾンビ達が待ち構えているので、そこで描かれる自衛隊とゾンビの戦闘シーンは見ごたえバッチシ。 目的地に着くまでのトラブルも息をつかせない展開で面白い。 昨今のゾンビ映画にはない、ハラハラ感をまさか本で楽しめるとは。 もちろんゾンビ物には付き物の、自制心を失った人間たちも登場するあたりがGOOD。 日本が舞台で走るゾンビ、それをここまでうまく描けている時点で☆5つだと思いました。 是非映画化してほしいものです。 | ||||
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国産のゾンビ物とは珍しい、と、設定にひかれて買いました。 しかし正直これは酷過ぎる。 ただただだらだらと話が進んでいく。山もなく谷もなく、驚きの展開など一切無く、単調にゾンビが現れ、単調に戦い、単調に人が死んで、の繰り返しです。最後まで読んで、「……あ、終わったの?」て感じ。何の感情も湧きませんでした。 パニックホラーでハラハラドキドキがまったく無い、というのはある意味斬新ですが、価値がありませんよね。 特に酷いのがキャラクターです。個性云々以前に、それぞれのキャラクターに魅力が無いし、見せ場が無い。脇役しかいない小説って感じです。 しかも総じて頭が悪く、危機感が薄くてイライラします。特に主人公の一人である中年のおばさんが酷過ぎます。 ゾンビに襲われているところを助けてくれた自衛隊員に対し、「人(ゾンビ)を殺すなんて!」と罵倒したり、線路上に散らばった死体を乱暴に扱うのは許せない、とか、そんな場合か! 正気と常識を疑うレヴェルです 挙句の果てには、ゾンビウィルスに感染した疑いのある人間たちへの対応で、傍で発症するのを待つ事しかできない……とか、「縛っておけよ!」という話である。他で似たようなキャラクターを挙げるなら、「ハイスクールオブデッド」に出てくる、左翼のおばちゃんであろうか。 一切感情移入できず、反吐が出そうでした。 ネタバレになりますのであんまり書けませんが、その他にも突っ込みどころが満載です。読んでて、「は!?」と「何言ってんのこの人!?」の連続です。設定に対しても、登場人物たちの行動や発言に対しても。 良いところは何一つなく、とても他人にお奨め出来るものではありませんでした。 | ||||
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ゾンビと鉄道と自衛隊と怪しい女学者。いろいろ盛り込みすぎましたねえ。ゾンビと自衛隊+鉄道ぐらいにしておけば、身の丈にあったエンターテイメントになったのに。 途中からエンディングはしょぼい結末!?と懸念していましたが、案の定ってか。まあ、題材が題材ですから、好きな人は読んでください。それなりには楽しめます。傑作を期待している人、読んではいけません。 | ||||
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以前から気になっていたので購入。 おもしろくて一気に読んでしまいました。 いわゆるゾンビモノですが設定が新鮮でしたので 良かったですが、やや中盤で中だるみを感じました。 ので、☆一つ減らしました。 | ||||
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ハリウッド生まれのゾンビ(つまりアメリカ人!?)だが日本人が小説化するとこうなるのかなと思わせる。映像化するとグロくなり好き嫌いが分かれるが、小説だと文字の世界なのでグロテスクになりにくい。基本的には28日後やドーン・オブ・ザ・デッドのようなダッシュ系なのでロメロファンには抵抗あるかもしれない。嵐の前の静けさのような序章から始まり襲われて仲間を失う過程、そして定番のバッドエンド、ゾンビ映画マニアなら分かり易い展開だけに一気に読み終えるエンタテインメントに仕上がっている。タイトルをトレイン・オブ・ザ・デッドにすればそれだけでも売れたと思う。これがゾンビ小説のパイオニアとなり他のホラー小説の作家も新作を出してほしい。]] | ||||
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タイトルは「死霊列車」ですが、死者や幽霊がワンサカ乗った列車のストーリーではありません。舞台はゾンビになるウィルスが蔓延して秩序が崩壊した日本で、臨時政府が設けられた札幌目指して遠路はるばる列車を走らせる話です。 それのどこが面白いんだ?と問われるような設定ですが、列車を走らせる主人公たちは高潔な精神を持っているようで、途中生きている人たちを拾いながら北上します。しかし、よくあるゾンビものにもれず、非常に感染、発症、ゾンビ化が容易いので、この難民列車が、いつタイトルどおりの死を運ぶ列車になるのか、そこを焦点にしながら読んでいくホラー小説なんだと思います。同じ出版社から出ている「吸血蟲」もそうでしたが、ホラーの仕掛けや導入の描写は悪くないので、そこそこ楽しめます。 ただ、この物語世界のゾンビの設定というのが曖昧。死者が生き返るのではなく、狂犬病的なウィルスの罹患者がゾンビだとするのなら、発症した人が何日くらいで動かぬ死体になるのか、変異体とやらが生まれるとしたらどういう条件下なのか、そうしたことが明かされない。そのせいか、読んでて最後の最後までピンときません。だらだらホラー描写、戦闘描写を続けた結果、4、500ページの本になったという感じでしょうか。 読んだことは後悔してませんが、お勧めはしません。時間つぶし程度が妥当かと。 | ||||
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私は完璧主義者ではありません。 作品に矛盾や御都合主義があっても、作品を楽しんでいる人間だと思います。 しかし。これは惨い! まず、登場人物が全員と言ってよいほど「無能」か「バカ(表現は悪いですが、これが一番しっくりとくると思います)」。 絶望的な状況だと言いながら、トンチンカンな会話を終始しています。 映像では無い故の、小説ならばキチンと書くべき人物の描写・感情の推移が皆無なので、 「何故、今その話を?」「なんでその相手に?」「なんで急にそう判断したの?」と、終始疑問符だらけ。 人物描写が薄いせいで、主人公の1人は人の死より列車が汚れる事を気にしている○○○○少年にしか見えず、感情移入どころか、嫌悪感ばかり覚えます。 更に文章の稚拙さで、誰の台詞なのか、誰の状況なのか、読み進めないと判らない事が多々・・・・・ ホラーとアクションで押し切る作風ならば、人物描写を少なくしても仕方ないかなとも思いますが、この作品ホラー場面もアクション場面も非常に淡白・・・・・ 出てくる自衛隊の精鋭チーム(?)は、ただ弾を撃つだけの無能集団・・・・・ 集団戦闘や地形戦闘への戦略などの描写はまるで無し・・・・・ それどころか今までの戦闘経験すらまったく生かさない体たらく・・・・・ 仲間を失った悲しみや、せっかく助けた人々を無残に殺された怒り、戦闘に対する恐怖や苦悩などさっぱり描かれず、次の場面にあっさり転換されます。 鉄道に関しては生き生きと描写されますが・・・・ 驚いたのが、生きている人間は見殺しにするのに(それも子供!)、遺体は丁重に扱おうとする登場人物たち! 一刻も早く先に進むべきなのに貴重な時間と弾薬を使ってまで・・・・・なんで? (これも葛藤や揺らぐ心情などが書かれない為そうする説得力が無い) この悲劇の原因が判った時も、その原因に対して生存者は知らん振り・・・・なんで? 愛する人や家族が、この身勝手な原因で殺されたというのに・・・・・私なら復讐を考えるけどな〜 作者は気にならないらしい・・・・・ 旅の途中この絶望的な状況下で危機感の無いグループに会った時に、「生来がのん気な男たち」、というヒロイン(?)の台詞がありますが、 「それは作者だろ!」と突っ込みたくなります。 とにかく、出てくる人物が「バカ」でストレスが半端ではありません。 上記以外にも沢山の「バカ」満載。 そして 最大の問題は、「帰結しないラスト!」 狙ったラストではなく、ただ起承転結する力量が無かったとしか思えないラスト・・・・・ ネタバレになるので書きませんが、大量の枝葉を放ったらかし・・・・ 読み終わった後、 (;゚Д゚)ハァ? オワリ??? 作者には申し訳ありませんが、初めて小説を書く中学生かと思いました・・・・・ 奥付に 数本のゾンビ系映画を参考にしたとありますが、その前に優秀な「小説」を是非参考にして下さい。 編集者もちゃんと仕事しようよ・・・・・ 結局、作者の想像力や知識・センスが、読者のそれに追いついていない作品だと思いました。 =============================================================================================== と、ここまで辛辣な評価をしてきましたが、シチュエーションとしては好きなんだな〜この作品^^ テンポ重視のアクション映画にしたら、とても面白そう! 是非とも才能豊かな脚本家に全面手直ししてもらっての映画化希望! 日本映画の面白さを見せ付けてもらいたいです。ヽ('▽`)ノ シチュエーションに★を一つ ※ ここで言う「バカ」とは、「そんなバカな〜」という、「呆れる」という意味の「バカ」です^^ | ||||
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ランディングゾーンでパイロットクルーの安全を確保しない 特殊部隊が出て来て、良くある軍事音痴の日本人作家による 絵空事にしか思えませんでした。人手不足とはいえ、作戦の 要であるヘリを守らないってアリエナイ。 自衛隊を脱出行に絡める為の演出なんでしょうけど、もう少し 工夫が欲しかった。護衛共々襲われる描写を入れて「あぁっ!!」 と思わせれば解決する話なのになぁ。エイリアン2にも似た シチュエーションが出てきますが、あちらには説得力が有った。 アイディアはかなり良いのだけど、上記を始め、全編において プロットに現実感を持たせる力量に欠けている。残念・・・。 | ||||
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ゾンビをモティーフにした物語が好きなので読んでみました。 設定は魅力的だと思います。 しかし、登場人物の造形が薄っぺらいというか、 典型的な「物語のために配置された」存在に見えて興ざめし、 残念ながら誰にも感情移入できませんでした。 三人称視点が章ごとに変わるのですが、 誰の視点なのかがすぐにわからず、読んでいて軽いストレスを感じました。 なにより気になったのが『が』という接続助詞が多すぎる文章。 「〜だが、だった。」「〜が、〜た。」という、 『が』でつながる文章が異様に多いのです。ほんとにほんとに多いです。 筆者の文章の癖なのでしょうけれど、いちど気になると、 「また出てきた」「また……」と、『が』の多さにうんざりしてしまいました。 個人的な感想ですが、好みではありませんでした。 | ||||
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ゾンビといえば映画で、 小説の傑作は、あってもマシスンの「吸血鬼」など本当に限られる。 列車を舞台にしたゾンビ物は映画でも見たことがあるけど、 それもイマイチだったので、 正直期待していなかったのだが、序盤からぐいぐい引き込まれた。 凝ったディテールと適度の荒唐無稽さが絶妙なバランス。 ラストがちょっと不満だが、満足のいく内容。 日本の小説でもこれぐらいできるのだから、 邦画のゾンビ・ホラーももうちょっとがんばってほしいな。 | ||||
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ゾンビもの小説というと、グロテスクな描写中心で ストーリーがイマイチな陳腐な作品が多いのですが 本作品はそういったところがなく、ストーリーが しっかりしていて良いです。 また、主人公達が列車を使って北海道を目指すのですが この設定が、ほどほどにリアル+ほどほどにご都合的で こちらも読みやすくなっていて良いです。 唯一の気になる点としては、ラストが ちょっとあっさりしすぎている感じがするところです。 | ||||
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もはややり尽された感のあるゾンビ物。二番煎じどころか十番煎じ以上の出涸らし状態。読まなくたって内容はあらかた察しが付こうというもの。しかもである。ゾンビものなんてグロシーンが肝なのに活字媒体(小説)じゃあ、どうしようもない!……と思っていたのだが、なるほど列車が出てくると、こういう展開になるのか。考えもしなかった。 ゾンビや死体で溢れていたり、全くの無人に見えたり(かえって不気味!)、一駅ごとに異なる地獄絵図。次の駅ではどんな光景が待ち受けているか?のハラハラドキドキ感。 障害物やリスクを避け、迷路のような鉄道網を進んでいくが、分岐のない場所で追い詰められる時の恐怖。そして物語の各所に散りばめられた鉄道豆知識。活字によるグロ描写もそんなに悪くはないね。 巻頭に鉄道マップがついており、小説を読みながら「今、ここら辺か。まだまだ先は長いぞ」などと言いながら読んでいた。まるで自分も乗客になったかのような気分である。 要するに、、はっきり言って面白かった。 | ||||
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ありそうで無かった、日本を舞台にした“ゾンビ物”です。 私は正しくこんな本を待っていました! 作者の方はゾンビ映画が好きなのか、始まり方が『28日後』のオマージュになっています。 また、感染者(ゾンビ)の描写も『28日後』を強く意識しているように思えます。 なので、『28日後』を見た後だと感染者に追いかけられるシーンなどの情景は想像しやすいかもしれません。 登場人物も鉄道マニアの少年に謎の研究員の女性、自衛隊の特殊部隊SFGpの隊員などゾンビ映画マニアも納得(?)の顔ぶれ。 特に自衛隊員のおかげで人間ドラマと戦闘シーンは非常に盛り上がります。 ホラーに武装した軍隊(自衛隊ですが)というのは賛否分かれる点ではありますが、 この小説の場合は必要不可欠な要素として見事に消化しています。 また、ゾンビ物の定番である生存者同士の争いや、感染者に対する扱いの温度差などもしっかり描かれてます。 全体的にも「逃げ」の要素と「戦い」の要素がバランスよく配置されており、飽きることなく読了できます。 | ||||
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