■スポンサードリンク
亡霊星域
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
亡霊星域の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.42pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
トリロジーの2巻 展開がいくらか単調な印象もあるけれど 3巻読み終えると"そんな時もあったなあ"的な感触になったりも 軽い頭の体操になりそうな作品の可食部 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
反逆航路三部作の二作目となる今作。 三部読み終わってから感じるのは、一作目で完結したと思って読み終えても良かったかなということ。 以降ネタバレあり 反逆航路では2つの異なる時間の出来事を交互に描写しながら、自身は何者なのか、 どういう目的で、今何をしているのか、と明らかにして最後にアナーンダとの対決にいたり終わった。 その後二巻かけて、無数の分身を持ちながら絶対権力をもつ皇帝をどう撃退するのか、 もしくは、自己が分裂してしまったアナーンダ本人が再び統一できるのか、という結末を描くのかと思いきや 後二巻かけて、アソエク星系内での話だけでほぼ終わってしまう。 今作は三部目の星群艦隊にむけて一冊かけた準備段階の巻とも言える。 いちおう今作でも敵側のアナーンダの息のかかった者が現れるし、星群艦隊ではアナーンダが一人出てきて撃退する。 しかし結末としてはアナーンダを一人撃退し、アソエク星系での政治問題の解決を進めるだけで終わってしまう。 え、それで終わり?と思われるというのを予測してか、星群艦隊の最終章冒頭でこう書かれている 「娯楽作品は、たいてい勝利か敗北かで終わる。しあわせを勝ちとるか、いっさいの希望を失うような悲惨な負けか。しかしかならず後日はあって、新しい朝が来てはまた朝が来て、絶え間なく移りゆき、失いもすれば得ることもある。一歩、そしてまた一歩。」 全部解決の大団円という結末をあえて嫌ってか、小さな勝利を描き、自身の挑戦はまだ続くのだという感じの結末である。 そういった展開も悪くはないが、一巻目のスケールのでかい風呂敷の広げ方の割に、二巻かけて小さな勝利を見せられるとあれれといった印象も感じてしまう。 反逆航路の設定が好きだったなら楽しめて読めるけど、ちょっと期待はずれな面もあったかなという感じ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作、「叛逆航路」の出来が良かったので、買ってしまいましたが、クオリティーが全くの別物です。アン・レッキーは前作を書き上げるのに10年かかったそうですが、本作はやっつけ仕事です。本作の大半は、無敵のはずの主人公のお子ちゃま達との探偵ゴッコで費やされます。 前作が大成功を収めたので、なんでも良いから出せば売れると、でっち上げたのが本作です。買ってはいけません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
男の妹とか女性の兄とかややこしい。慣れるまで2巻までかかった。彼女のために悩んでいるのかと思ったら男の 恋人だったり・・・。100%納得できるわけではないが、結構面白かった。 正しい判断はやはりAIの方が優れているのでしょうか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
冒頭から皇帝と不穏な会話で始まって先の騒動で孤立した別の星系へ赴くことに。 皇帝自体は乗船せずに士官に皇帝用のインプラントして偽装するってのも悪だね。 今回はこの孤立星系の中での内政と政争(?)の物語の様で、題名の亡霊って何だ? 読み進めたらとなりの星域が袋小路で幽霊が出没するらしいから? ラドチは惑星よりも宇宙を領域としている様で、これって森岡浩之のアーヴと同じかなと思ったら、 解説にもあったよ。 次は最後だけれども、ゴースト・ゲートの向こう側が舞台なのかな? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
性差を無視した書きぶりと、AI人格が主人公というところだけ、面白いといえば面白い。でも、ストーリーは政治的策略に終始するため、ワクワク感が少ない。ブレクが搾取される少数民族側に立って、腐敗した惑星運営システム側と戦うという構図だが、前作で語られた過去の政治的謀略事件が無理やり絡んで、面倒くさい。複雑なストーリーは、あれこれ伏線がからんで生きる場合もあるが、今作の場合、うっとうしいだけになっている。これなら、もうちょっとすっきり今回の惑星舞台に絞って書いた方が良かったかも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
デューン砂の惑星シリーズに似た広がりとか斬新な世界観には惹かれますが、賞を総なめにするほどのエネルギーは残念ながら感じられませんでした。宇宙の広がりと戦闘シーンが少なかったのが好みじゃありませんでした | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
SF作品を期待して購入した立場としては低評価にせざるを得ない。なぜなら、サイエンスの要素が全くないから。最近流行の「いわゆるSF小説」の一つ。場所が宇宙や宇宙船であっても中身は非常に古い人間関係のお話。こういうテーマならややこしい環境設定や人物設定をする必要はない。 AIを出してきたところが若干新しいかもしれないが、結果として斬新な精神構造の構築には至っておらず、ごく普通の西洋人に過ぎない。非常に退屈。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とにかく邦題がひどい。他の方も書かれていたので詳細は省きますが、前作が正義、今作が剣。これにはきちんとした理由がありますが、邦題は何を言いたいのやら全くもって不明。そもそもなぜこのような事をするのでしょうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作がおもしろかっただけに、トーンダウンという印象でした。 娯楽性に欠け、今回は惑星内での室内劇という感じです。 それなりにおもしろいのですが、物足りないというか。 ブレクの全方向視点やヴェンダーという概念も前作で慣れてしまっているので。 おそらく第三部で活躍するのであろう、ティサルワット紹介の回といったところ。 ブレクの仲間として、セイヴァーデン、ティワルワットが揃い、いよいよ最終巻へ ということで、次回の展開に期待しようと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
・アシモフの「鋼鉄都市」とアニメ「シドニア」を足して2で割ったような世界観。 ・第2作にして初めて、登場人物の第三人称が「彼」ではなく「彼女」なのかが明らかになる!(^^;) ・安倍ちゃんと中国共産党が読んだ方がいいクライマックス。 ・アーサー・C・クラークが、かつて「政治は、やりたい人間に任せるのではなく、やりたくない人物をAIが選定して任命するほうがいい」というようなことを書いていたが、だったら最初から「無欲なAI」そのものが統治した方がいいじゃん、というのが本作。 「舞台は遥かな未来の銀河系」だから、「星系間ゲート」があるし、当然のように「宇宙エレベーター」も出てくる(「オービタルリング」も「ダイソン球」も!)。大道具から小道具まで、全く飽きさせない。「本格宇宙SFのニュースタンダード」の謳い文句に掛け値なし! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
褒めるのは他の人に任せて。 訳者の赤尾秀子さんは良いと思う。だが、軍を理解していない。 ブレク ミアナーイの階級を艦隊司令官としているが、これは誤訳。 原語はFleet Captain。艦長ではあるが、他の艦長を指揮できる役割。 旧帝国海軍では、艦隊どころか、それより規模が小さい戦隊ですら、司令官は将官。 他国でも艦長の階級は大佐止まりが普通。なので、ブレクのCaptainは大佐のCaptainでもあると思われる。 上級艦長とでも訳すべき。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作はすんなりと受け入れられとても楽しく読めました。 期待していた新刊は正直いって... 動きがなくダラダラと同じところでなんだかありきたりな事件が起こるくらい。 最後の方で少し動きがありましたがスッキリとせず終了。 うーんどうした 巻末の解説で今作は「静」で次回作は「動」とあったため次回作に期待して星3つです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一巻と同じく邦訳タイトルが酷い。原題のjustice、swordは艦船クラス名以外にAIの思いや行動の根幹が込められているのに。 最終巻も変な漢字四文字のタイトルをつけて、ある意味統一感出すと思うけど、そんなのは翻訳者もしくは出版社の自己満足でしかない。かつてハヤカワで打ち切られたThe Wheel of Time(時の車輪)みたいだわ。 内容的に表だって語られるのは、主人公が皇帝の密命を受けとある星系の調査をしてついでにかつての思い人の縁者に謝罪をする。最後に付け足しのようにかつて帝国と争った家門達(邦題の亡霊はここぐらいしかない)の痕跡があると思われる聖域の情報が流れて終わり。 メインストーリーだけだと凄くつまらない。でも実際はまあまあ面白いです。 表立って派手に描写されていないステーションやアタガリスの剣のAIの感情や行動が随所に読み取れ、そこが面白く感じられます。変な邦題故に読者が余分な注意をしないと、本当に目を向けるべき部分に気づけないのが残念。 本編の感想は以上。以下蛇足。 一巻同様イマイチ作品世界に没入できない。 理由の一つに性別の表現がすぐに思い当たるが多分これは正確ではない。 読者がアンシラリー的な視点にモノを感じるには性差別が無い事は必要な気がする。 では何だろう?と思った結果、意外にもこの作品どうでもいいところで性交渉のシーンが出て来る。これが原因ぽい。 いくらアンシラリーのように世界を見ていてもさすがにベッドシーンを示唆されると生命体としての雌雄は気になるし、何より作中で曖昧にされたままの、この世界での人類の繁殖はどうしているんだ?という疑問が出て来る。ラドチは家紋や血脈を重視した国家なのに。 性差別が無いという世界観は徹底しており面白いのだが、種の存続への説明が無いのが、性交渉のシーンで浮き彫りになり作品世界を非常に詰まらないものに感じさせるのだと思う。 性差別が無い事を強調する意図で描写を入れている、男女不明な性交渉シーンの挿入が作品の弱点を逆に目立たせるのは皮肉である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
動きが少なく、地味な描写が長くていまいち乗りがつかめなかったが、アメリカの野阿梓だと思ったらスッキリと世界観が入ってきた。ジェンダーの曖昧な人物、分裂した独裁者、残酷なまでに厳格なヒエラルキー、正体のつかめない異生物。脳内で萩尾望都の漫画に変換したらとたんに面白くなってきた。次も楽しみ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作にくらべると、宝塚色が強いね。どうしても「ベルサイユの薔薇」が目に浮かぶ。 作者は宝塚歌劇を観たことがあるのだろうか。ひょっとしたら、訳者の趣味だったりして。セリフの部分でそれを感じる。解説には書いていないが。 設定はとても面白い。いかにもAI時代到来の作家で、アシモフの時代には思いつかなかったと思う。 基本的には、星系のゲート、クローン、AI、それとドラえもんのどこでもドアみたいなもの。将来実現しそうなもので固めてある。 でも未来がこうなら住みたくない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
三部作の第二部。今度はミステリー。 ネットワークで常に繋がり集合知性を形成していた筈の皇帝の中に生じた対立する考えは、互いに異なる考えの自分を排除しようとする方向に向かい、主人公は一方の皇帝の直属の部下として、或る惑星に向かう。そこは茶の生産地で、帝国が併合した世界の人々を送り込んで働かせていた。面白いのは帝国の民は貧民であっても惑星の上に漂うステーション内部に人口の自然環境を作って住んでいる事。そして彼等は惑星に移住させられた人々を見下しており、彼等の居る地上に降りる事すら出きれば避けたい事であるらしい。 前作で度々お茶が出て来たので何となく英国の紅茶の様なものを連想していたのだが、著者は中国を想っていたそうで、舞台と成る惑星で産出される最高級の茶葉は高価で贈答用専用。又、食器も相当高価な物が有り、客をもてなす際にどの様な食器を用いるかがステイタスに成って来る。 本作では、茶や食器と云った物に対する人々の価値観と、恋愛やセックスが描かれる。只、セックスと云っても代名詞は全て「彼女」、子供は全て「娘」、人々は互いの性差を全く感じずに付き合ったり会話したりするので、セックスと云っても生物学的に男女間なのか男性同士なのか女性同士なのかまるで判らず、状況を想い浮かべようとすると混乱して来る。その辺りも著者の狙いなのだろう。 著者が沼津のHALCONに来日された際、帝国で飲まれるお茶をイメージした自家製ブレンドを持参され、結婚相手の方が観客の皆にふるまって下さったが、紅茶をベースにしたものや烏龍茶をベースにしたもの等、皆、独特で面白かった。又、結婚相手の方が、AIが主人公と云う事について日本での読者の反応に関心をお持ちで、英語圏ではAIが登場人物だと議論の元に成るのだと云う。只、スタートレックのデータ少佐だけは別との事なので、多分、役者が演じていればキャラクターとして認識するが、そうで無い場合はキャラクターとして認めるかどうか人に依って異なるのだろう。これは欧米ではロボットと云う単語がチャベックの人造人間(人工生命体)に対する造語であったにも関わらず、オートマタと同一視され道具の一種として認識されていた(キャプテン・フューチャーのグラッグなどがキャラクターとして存在していたにも関わらず)のに対し、日本では日本初のロボット學天則を見ても判る様に、キャラクターの一種としてロボットを捉えている。この辺りは日本人特有の感覚と云われる人工的な、或いは架空の存在に対して普通の動物等に対するのと同様に「可愛い」と云う感覚に通じるものが有る気がするが、話を戻して、著者の結婚相手としては日本でAIの主人公が何の議論も無く受け入れられた事が不思議そうだった。 それにしてもアン・レッキー氏、うまく聞き取れ無かったけど、よくお話され魅力的な方でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
良良良良良良良良良良良良良良良良良良良良良良良良良良良良良良 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
沢山の賞を貰った割りに。。。。と言う評価も多いですが、そういうバイアス抜きで評価を試みれば標準以上の面白い本だと思います。 賞の数で比べられるニューロマンサーのような圧倒される読書体験ではないですが、ジャンル小説として及第点だと思います。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!