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マンアライヴ
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マンアライヴの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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抽象的な表現がしつこくてなかなか内容が頭に入りづらい。 実弾入りの拳銃を人に向けて撃ったのに、警察につきださず、仲間内で謎の裁判ごっこをはじめる時点で非常識だしまともじゃない。その時点で犯罪者を匿っていることになるだろう。 私的裁判のやり取りがただの言葉遊びで要領を得ない。登場人物全員頭おかしいとしか考えられない。 グダグダして話のテンポが悪い。頁数短いけど、どうでもいい駄文を飛ばしたら更に内容が薄くなる。 | ||||
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読み始めて、こんなつまらない小説はないと思いながら、全体が短いので最後まで読もうと思いましたが結局は止めました。時間の無駄。 | ||||
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チェスタトンは推理小説作家とは思っていません。彼はボルヘスの鍾愛によって、推理小説の門外漢にも広く受け入れられている作家のひとりです。本書購入のポイントはボルヘスへの興味とかずかずの名訳でしられている南條氏が訳されいるところです, | ||||
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名探偵ブラウン神父の産みの親で英国文学界の巨匠チェスタトンの唯一未訳のまま残されていた長編ミステリー小説の待望の翻訳刊行です。偉大な巨匠の本当に久々の作品紹介という事もあって本翻訳書が2006年に出版された当時は大きな話題を呼んだようです。私の感想としましては、歴史的価値感は十分に尊重するべきだとは思いますが、それだけに捉われずに現代に生きる読み手の感性で冷静に判断すべきだと思います。ミステリーと一口にいっても表現方法は様々で、本書は例えば大勢の犯人の中から真犯人を探すという構成の物語ではありませんので、意外性を含めた探偵小説の面白さを期待して読み進めると失望されるでしょう。本書の魅力は、著者にしか書き得ない奇想・諧謔・逆説を展開する論理と思想の味わいにありますので、ジャンル分けするならミステリーよりも幻想小説と呼んだ方が良いのかなとも思えます。下宿屋ビーコンハウスに突然現われた奇矯な人物イノセント・スミスとは何者なのか?極悪人なのか、それとも?両派に分かれて私設法廷で裁かれる裁判の結末は果たして?著者の独特なユーモアも随所に盛り込まれて微笑ましいですし、根拠はありませんが冒頭のたくさんの帽子が宙に舞う場面が影響してJ・D・カーに後年「帽子収集狂事件」を書かせたのではと想像すると楽しいです。翻訳文の問題が多数論じられていますが、私は作品の本質を見極められれば充分で、お叱りを受けるかも知れませんが、そこには触れたくありません。本書は人によって物の見方・考え方が異なって当然で物事には無数の解釈が存在する事を再認識させてくれる意味で、意義深く一読の価値がある問題作だと思います。 | ||||
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チェスタトンの未訳の長編というだけで星5つの価値はあります。 が、残念なことに翻訳が酷いのです。 非常に読みにくい悪文である上、原文と比べなくても分かる誤訳まであります。 風が雲を吹き飛ばし、あたりが陽光に満ち満ちているという場面で、「突然の豪雨が暴風雨をもたらした」りします。 また、ハムレットの叔父のクローディアスについて「ハムレットの父親」という誤った訳注を付けた挙句、「チェスタトンは『ハムレット』の登場人物の名前を取り違えている」などと後書きに書いています。 英文学界の重鎮、文豪チェスタトンにこの扱いはあんまりです。 チェスタトンが好きであるがゆえに、星は1つしかつけられませんでした。 | ||||
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チェスタトンにこんな小説がまだ残ってたとは! 嬉しい贈物です。 キャラがばっちり立った登場人物たちが右往左往するのが楽しかったです。 アクションと逆説の二頭立てで目まぐるしく展開するストーリーは、まさに「木曜の男」の双子の弟、という感じ。 訳者あとがきによればまだまだ面白そうな作品があるようです。 紹介される日が楽しみ。 | ||||
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この本の中には、このレビューのタイトルのような文章がいっぱいでてきます(ただし原作がそういう文章だったのではなく、どうやら訳者さんのセンスのようです)。 また、誤訳もたくさんあるということがファンの方々の間で指摘されています。 チェスタトンの作品に星1つを付けるのは忍びないですが、訳が不出来では仕方ありません。 しかし日本語として変だなと首を傾げてしまう文章や、たくさんの誤訳が気にならないという方なら、お話自体は面白いので楽しめるでしょう。 むしろ「変な文章が笑いのツボに入って最高に楽しめる」と言う方もいるかも知れません。 そんなのは嫌だがどうしても読んでみたいと言う方は、インターネットで検索すれば英語の原文がタダで読めますから(ちなみにこの作品は著作権が切れているので、それらのサイトは違法ではありません。)それを読むことをお勧めします。 英和辞典を引き引き読む価値は充分にあると思います。 また、チェスタトンは初めてだという方はこの本を買うより創元推理文庫のブラウン神父シリーズを買うといいでしょう。 短編集なのでお手軽に読めますし、”見えているはずなのに見えない人”などのチェスタトンお得意のパラドクスもしっかり堪能できるのでお勧めです。 | ||||
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「ブラウン神父シリーズ」などで有名なG.K.チェスタトンの長編。 ということで、興味を持って手に取ってみたのだが・・・ 正直言って、途中で読むのを断念。少なくとも買って読むと後悔する作品です。読むなら、図書館かどこかで借りることをお薦めします。 いや、チェスタトンのストーリーが悪いのではありません。問題は訳し方です。 この翻訳者はこの作品を訳すのに、某氏が用いた「超絶的表現技巧」を用いているのですが、果たして"MANALIVE"を訳すのに、そんな表現技巧を使う必要があったのでしょうか? 某氏の場合、作品は某氏のオリジナル作品ですから、どんな表現技巧を用いても一向に構いません。 しかし、翻訳作品の場合、あくまでもメインは原作者であり、翻訳者は縁の下の力持ちです。 原文をよく理解した上で、個性的な翻訳をなさるのは一向に構いませんが、この作品の場合、原文を無視して、翻訳者のオリジナリティが感じられない某氏の表現技巧を使うことに固執した、恣意的な翻訳と考えずにはいられません。 確かにチェスタトンは原文が難しいので、翻訳も困難かと思いますが、もう少し別の翻訳方法があったのではないでしょうか? あと、注釈があるのはいいのですが、その注釈が作者の想像に頼っていることが多く、解説も含めて全体的に調査不足が感じられたのも戴けませんでした。少なくとも、「調査不足で不明。」だとか、そもそもそんな注釈は役に立たないので挿入しない方がいいと思うのですが、いかがでしょうか? 出版社の方も、読者層を広げようとして奇をてらった翻訳作品を出すのではなく、海外古典ミステリを愛する読者たちがどういう翻訳を望んでいるかをよく検討した上で、出版してもらいたいです。 | ||||
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「木曜の男」と並ぶチェスタトンの長篇ミステリ。今まで翻訳されなかったことが不思議なくらいの傑作です。 物語は学者、ジャーナリスト、お嬢様など雑多な人たちの住む下宿屋に、ある日イノセント・スミスと名乗る奇矯な男がやってくるところから始まります。 常識にとらわれないスミスの奔放な生活態度ににたちまち一同は魅了され、スミスと婚約までする娘も出てきます。 そこにスミスを追ってきた男たちが現れ、スミスは重婚その他、数限りない罪を犯した犯罪者だと一同に告げます。 果たして謎の男イノセント・スミスは極悪人か聖者なのか。いかにもチェスタトンらしい逆説をちりばめた二転三転するプロットには最後まで目が離せません。 | ||||
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満を持して出版されたチェスタトンの作品が、こんな酷い翻訳というのは失望以外何物でもない。 明らかな誤訳、文法上の誤りと言った本質的な問題以前に「これは日本語ではない」。 「簡素だが相手を当惑させる誠実さで説明した代物だったのである」などという文章が出版に耐えうるものか出版社は検討したのだろうか。 翻訳者として適任な人材はいくらでもいるだろう。 ドイツ語圏を専門とする、ミステリの解説しか書いた実績のない人間を何故に登用したのか不思議でならない。 商品価値皆無ということで近々回収されるだろうから、レアアイテムという意味で購入した。 最悪。 | ||||
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訳がよくないと一部で言われているようですが、それほどひどい文章でしょうか。 読みにくさの原因は、むしろ原文の凝った文体にあるのではないでしょうか。 こころみに最後から二番目の段落を引用してみましょう。(ねたばれにならないような部分を選びました) 嵐が空を黙示録のトランペットのように引き裂いている最中、屋敷の窓から窓に家の中から明かりが 灯された。そして、一同は、笑いさざめき、風と格闘しながら、自分の家へと再び戻る道を手探りし た。彼らは、イノセントの大きな猿みたいな姿が自室の屋根裏部屋の窓めがけてよじのぼるのを見、 スミスが幾度も「ビーコンハウス!」と叫ぶのを聞いた。巨大な丸太か幹の燃やされた煙や炎が下か ら吹き上げてきて、スミスの頭を取り囲んだ。真紅の炎はゆらめき、紫の煙が、耳を聾するばかりの風 に追いやられていた。 情景が眼前に浮かぶような、あざやかな描写ではありませんか。もちろん文法的におかしい所などありませんし、読んでいてすらすらと頭にはいります。 | ||||
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日本語にしては妙である。 かといって他のいかなる地球言語にも似ていない。 一種の宇宙語と考えるしかあるまい。 かくて地球の偉大なる本格ミステリ作家チェスタトンは大気圏を突破し、宇宙に進出した。 尊いことである。 だが一抹の悲哀も感ぜられるのはなぜであろうか。 ともあれ、宇宙の隅々にまで本格ミステリを普及させんとする訳者の企図は壮とするに足りよう。 その功により、訳者の翻訳者ランクは一気に最高度までアップした。 よってここに星五個を亜空間ビームにて授与することとする。 | ||||
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