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(短編集)

黒いカーニバル



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黒いカーニバルの評価: 4.30/5点 レビュー 10件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.30pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全10件 1~10 1/1ページ
No.10:
(1pt)

違う商品が届いた!

載せていたデザインと違いますよ!
黒いカーニバル (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:黒いカーニバル (ハヤカワ文庫SF)より
4150119198
No.9:
(5pt)

レイ・ブラッドベリの十八番、幻想の世界と恐怖の傑作短編集!!

冒頭の【黒い観覧車】から、わくわくすること充分な短編集である。カーニバルの黒い観覧車が反対方向に回ると、一回転ごとに若くなり、前に一回転すると年を取る。このことを利用して、犯罪を企み十歳の少年になり、最期には観覧車の故障で元の年齢に戻れなくなるのが実に面白い。【ほほえむ人びと】では心胆寒からしめる、恐怖小説である。【みずうみ】では宝石の様な輝きに満ちた作品である。レイ・ブラッドベリの文句無しの快心作である。
黒いカーニバル (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:黒いカーニバル (ハヤカワ文庫SF)より
4150119198
No.8:
(5pt)

創元とハヤカワの Dark Carnival 収録対照表をカスタマーイメージにアップしました。

原書「Dark Carnival」を、東京創元社「10月はたそがれの国」と早川書房「黒いカーニバル」の両者でどう按分しているか、表にしました。 もっとも「10月はたそがれの国」の編集にはブラッドベリの意思も反映されているでしょうから、その意味では創元のほうは自選傑作集だと言えるのかもしれません。 なお「The Night」は連作短編集「たんぽぽのお酒」に組み込まれたとのことです。
黒いカーニバル (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:黒いカーニバル (ハヤカワ文庫SF)より
4150119198
No.7:
(4pt)

良くも悪くもブラッドベリ節。

創元推理文庫の『10月はたそがれの国』を既に持っていたので、こっちはまぁ良いか、と思って買わずにいたのだけれど、今回新装版になったのを期に読んでみることにした。そしたらまぁびっくり。『10月は〜』と重複しているのは24作品中たったの2編。訳者あとがきを見ると、一応著者の処女短編集"Dark Carnival"からタイトルを借りて来てはいるものの、中身は日本オリジナルで、あっちこっちから古い原稿を発掘して纏めたものだとか。もっと早く読んでいれば良かった間抜けな私。

 主録作品は1944年から53年までの初期の作品が揃っているのだけれども、主な発表先が『ウィアード・テイルズ』なのにも関わらず、古典的な意味で怪奇小説と呼べる様なものは殆ど無い(もうこの頃にはモダン・ホラーの時代へ移りつつあったのだろう)。SFらしきものもちらほら有るが、基本的にブラッドベリ得意のダーク・ファンタジーで、普通の心理小説に括っても良いものも。想像力がモチーフとなっているものが多い。『10月は〜』と併せて読むと、まぁ初期作品は網羅出来たことになるんだろう。ブラッドベリのファンであるならば買っておくべし。
黒いカーニバル (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:黒いカーニバル (ハヤカワ文庫SF)より
4150119198
No.6:
(5pt)

創元とハヤカワの Dark Carnival 収録対照表をカスタマーイメージにアップしました。

原書「Dark Carnival」を、東京創元社「10月はたそがれの国」と早川書房「黒いカーニバル」の両者でどう按分しているか、表にしました。 もっとも「10月はたそがれの国」の編集にはブラッドベリの意思も反映されているでしょうから、その時点で自選傑作集だと言えるのかもしれません。 なお「The Night」は連作短編集「たんぽぽのお酒」に組み込まれたとのことです。 10月はたそがれの国 (創元SF文庫) 黒いカーニバル (ハヤカワ文庫 NV 120)
黒いカーニバル (ハヤカワ文庫 NV 120)Amazon書評・レビュー:黒いカーニバル (ハヤカワ文庫 NV 120)より
4150401209
No.5:
(5pt)

巨匠の古典作品集

ブラッドベリの日本オリジナル作品集。 文庫版はSFシリーズとは若干構成違っている。 古い時代のものが多いが、すでに古くから完成されていた事がよく判る。 著者の作風が叙情的なものが多いと云うのは誰もが認めるところだが、加えて人間の描写に優れている。 特に子供たちの扱いがよく、おそらく本人自身、作品を執筆していた時に子供の人格をもって書いていたのではないだろうか。
黒いカーニバル (ハヤカワ文庫 NV 120)Amazon書評・レビュー:黒いカーニバル (ハヤカワ文庫 NV 120)より
4150401209
No.4:
(5pt)

この一冊で、いきなりブラッドベリのファンに

なかでも印象的だったのは、『戦争ごっこ』と『バーン! お前は死んだ!』という短編。
十歳の少年の心を持ったまま、十七歳の兵士となったジョニー・クワイア。子供の頃にやっていた戦争ゲームと、実際の戦争の、区別がつかない。だが、どんな危険な前線にいてもジョニーはろくに傷も負わず生還する。どうなってるんだ、と訊ねられると、死にたくなければ、弾をよければいい、敵をやっつけたければ、「バーン! お前は死んだ!」と相手より先に云えばいいのだ、と笑って云う。そんなジョニーに、1人の兵士が真実を告げる。これは本物の戦争で、お前はもう十歳の子供ではないのだと。・・・

あまりにも幼すぎるストーリーかもしれない。だけど幼さは、大切な「なにか」の中心を貫いている、と感じる。この短編を初めて読んだ時の、お守りを貰ったような、形容しがたい気持ちは、一生忘れられない、と思う。
「われわれは真理によって駄目になってしまわないために芸術を持っているのだ」(木田元・訳)とニーチェは云う。
戦争、と呼びたくなるくらい、酷い現実を生き延びるために、ジョニーのように超現実的に「弾をよけて」でも生き延びるために、ブラッドベリの物語は人々に求められ、愛され続けるのだろう、と思う。

私は本書読後、『火星年代記』を読み始めたばかり、これから残された物語を、少しずつ集めながら、読んでいきたい。
レイ・ブラッドベリ氏のご冥福をお祈りいたします。

☆レビュー後、改めて訳者あとがきを読み返して、気付きました。
私は『黒いカーニバル』をブラッドベリの処女短篇集『Dark Carnival』の邦訳版だと思いこんでいましたが、『Dark Carnival』27篇のうち、15篇は改稿後『十月はたそがれの国』に、残りの11篇(「乙女」「夜のセット」の2篇は荒俣宏氏が取り寄せてくれた、という)が、ブラッドベリファンである訳者の努力にて本書に収録された、とのこと。
(しかし『Dark Carnival』から『黒いカーニバル』と『十月はたそがれの国』を引くと、1篇だけ足りなくなりますが・・・?)
黒いカーニバル (ハヤカワ文庫 NV 120)Amazon書評・レビュー:黒いカーニバル (ハヤカワ文庫 NV 120)より
4150401209
No.3:
(4pt)

ご参考までに...

収録作品です。 黒い観覧車 詩 旅人 墓石 青い壜 死人 ほほえむ人びと 死の遊び 時の子ら 全額払い 監視者 再開 刺青の男 静寂 乙女 夜のセット 音 みずうみ 巻貝 棺 ダドリィ・ストーンのすばらしい死 戦争ごっこ バーン!おまえは死んだ! 児童公園
黒いカーニバル (ハヤカワ文庫 NV 120)Amazon書評・レビュー:黒いカーニバル (ハヤカワ文庫 NV 120)より
4150401209
No.2:
(4pt)

<純粋な子供たち>を呪詛する傑作

SF界が生んだ世界最高の詩的な幻想作家。

普通のSFものは「火星年代記」をベストに押すだろうが、

私が一番好きなのは、『黒いカーニバル』に収録されている

「遊園地」である。

大人の心が子供の体に転移してしまい、

子供の遊びの中で残酷なイジメに遭い、

<純粋な子供たち>を呪詛するという話。

テニスシューズと自転車がブラッドベリには似合い、

瑞々しい少年の感性で泣かせる詩人というイメージがあるが、

SF系ファンタジー系というより、ブラッドベリはホラー系の作家として高く評価したい。

無知で野蛮なガキは残酷である。

それを承知しているからこそ、ブラッドベリの美しい物語は永遠に光り輝くのだ。
黒いカーニバル (ハヤカワ文庫 NV 120)Amazon書評・レビュー:黒いカーニバル (ハヤカワ文庫 NV 120)より
4150401209
No.1:
(5pt)

ブラッドベリが誘う、24編のダークカーニバル

ブラッドベリの幻の第一短編集『Dark Carnival』を中心に初期の埋もれた短編を集めた本です。  お馴染みのカーニバル、魂で旅をする少女セシイ・エリオット。 刺青男、火星、未来の無個性で均一化された子供達の見た恐ろしい世界。 遊園地。  戦場で奇跡の前進を続ける精神が10歳のままの青年とは?25年前に断筆宣言をした幻の大作家の謎…。 作者の視線は宇宙から、屋根裏部屋まで自由に駆け巡るのです。
黒いカーニバル (ハヤカワ文庫 NV 120)Amazon書評・レビュー:黒いカーニバル (ハヤカワ文庫 NV 120)より
4150401209

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