■スポンサードリンク


雨の日も神様と相撲を



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
雨の日も神様と相撲を (講談社タイガ)

雨の日も神様と相撲をの評価: 4.58/5点 レビュー 26件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.58pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

トリック構成上の必然性を物語構成上の必然性に昇華出来ていない未熟な代物

コミック1, 2巻がそこそこ面白かった(注:読んだ時点で3巻未発行)ので、続きが気になって購入し、大変落胆させられた。なんだこれ。

まず、主人公が感情を表出させない性質という設定を楯に主人公の意図を隠蔽しようという臭さが鼻をつく。

そして、取って付けたとしか言い様の無い殺人事件。確かにコミックの原作者コメントの言い訳の通り必然性はある。ただしそれはストーリーやキャラクターにとっての必然性ではなく、事件そのものとは関係のないストーリー上の設定に関する時系列の説明に必要なある事象から逆算して導かれた舞台装置、という以上のものではないのだ。そうでなければ殺人事件ネタバラシパートのご都合主義全開な白々しさは説明できない。

なお、一応その殺人事件ネタバラシパートも一つだけ主人公に影響を与えるので、恐らく著者はこれも必然性のある展開と主張するだろうが、ソレは殺人事件を通してしか得られない教訓などではない。

そしてボーイミーツガール成分のおぞましい始末の付け方。ミステリ小説本体のネタバレパートでネタバレの一環として説明されるギミックでしかないなら、むしろ恋愛要素なんぞ持ち込んで欲しくなかった。

解説パートに情緒皆無でストーリーはオマケなタイプの純SF愛好者になら楽しめるのではないか?
雨の日も神様と相撲を (講談社タイガ)Amazon書評・レビュー:雨の日も神様と相撲を (講談社タイガ)より
4062940108

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!