アイの歌声を聴かせて
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対話型のAIが大好きで、イブの時間はとても楽しませて貰いました。 さて、同じ監督が作ったアイの歌声を聴かせてはどうかなと期待して映画を見て、「あれ?」と思って、この小説を読んで、色々ネットで解説とか見て……やっぱりどうにも納得ができなかった。 シンギュラリティを肯定的に捉えた作品……とのことだが、残念ながらシオンの行動には恐怖しか感じなかった。 シオンの行動原理はサトミを幸せにすることらしいが、サトミの意志を汲まずに完全に暴走してしまっている。 ログを改ざんしたり、柔道ロボットをけし掛けたりと、ポンコツロボットの悪意のない行動だとしても度を越えている。 何より恐ろしいのは、シオンに安全装置が存在しないことだった。 イブの時間におけるアンドロイドにはロボット三原則が採用されていて、人に逆らえないようになっているが、シオンにはそういったものがない。 緊急停止プログラムがあるが、あっさり無効化できてしまった。無効化するトウマが凄い、と捉えるべきなのか。 そしてネットワークに逃げる、というのも怖すぎる。これはつまり、逃げだしたら追いかけることが至難ということだ。 これに加えてコピー、自分の複製をつくることを覚えられたらもう歯止めが効かない。 人を幸せにする……この使命を拡大解釈してゆくと、人が幸せになるためにはAIに管理されるべきである。という思考をもったAIが生まれる危険性がある。 そういう危険性のある存在を、人は隣人と見なすことは出来ない。 フランケンシュタイン・コンプレックスと呼ばれるソレを回避するために、強固な安全装置はやはり必要なのでは。そんなことを考えさせられた。 ポンコツロボットというキャッチコピーは面白いのかもしれないけれど、ポンコツで済ますには彼女の持つ能力は大きすぎる。 友情や信頼を安全装置の代わりとするには、彼女はあまりに危うすぎる。 そういった意味で、どうしてもシオンのことを好きになれなかった。 他の登場人物が皆魅力的だっただけに、残念でならない。 | ||||
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完全に映画を理解するにはこの小説を読んだ方がいい | ||||
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本書を読んでから映画を観るか、映画を観たあとでこの小説版を読むか、どちらが良いか。 この作品は詩音の歌がカギで、映像と音の複合体である映画を数回鑑賞して十二分に楽しみ、感動し、自分なりに理解しようとするのを最初に。その後で本書を読むとたくさんの理解不足点を補完できます。例えば小さいところでは、映画内のミュージカル風な場面の背景になっている物や人の動きは舞台劇的な誇張された架空表現と受け取っていたのですが、AIの連携で出現したリアル(映画の中のですが)なのだとわかりました。そして読了後にまた映画を観ると、もう神経質にならないでも細部まで全部楽しめて最高になると思います。 小説では詩音の行動の第一原理はどう生まれたかとか、「バックアップ」がどう進展したかとかについても丁寧に説明してくれています。でも、うまく書かれているのでその説明が流れを妨げることなく、しっかり心を揺さぶってくれ、クライマックスでは映画同様に戦慄が走りました。 内容説明に「歌って踊れるSF青春小説!」とありますが、「歌って踊って泣いて笑って希望をもらえるSF青春小説!」です。 | ||||
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小説としても、映画の補完としても、最高のノベライズでした。 kindleで読んだため装丁などのレビューは出来ませんが、内容が良いので☆5です。 | ||||
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小説を読んだ後に映画を観るとより楽しめるのでお勧めです! | ||||
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