ミニッツ ~一分間の絶対時間~
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それ程不快感なく読めたのは前半の、主人公とお色気先輩がトイレで出会うシーンまで。それからは天才馬鹿ゲームもなく、話術?で丸め込むだけ。 業界最大手の電撃文庫の栄えある新人賞受賞により、後書きで天狗になりたいのは分かるが、この内容では他の新人賞なら落とされたかもしれない、そう思わされてしまう一作。 なまじ、女性キャラクターの造形(特に登場シーンが丁寧)なので、無駄にシリアスにする必要はなかったのではないだろうか(と言っても主人公と同じようにそれなりにキャラは立っているが、記号の域を出ていない)。 そもそも冒頭の時点で嫌な予感はしたのだ。せっかく主人公が幼馴染と同じベッドで起床というお約束で始まったというのに、いざ朝食シーンに入れば唐突に父親との軋轢を仄めかす(しかも殺す、死ぬときた)。 あ、これ地雷だわ、そう確信した。いや、事前にここのレビューを拝見した上で購読したのだがまさかこれ程だとは予想外である。 読み進める中、ヒロインとの男としてオイシイ展開や活き活きとした掛け合いの途中で不意に漂う死の気配、シリアスへの前振り。それが描写される度に、じわじわと増していく不快感。 今作をつまらなくしている元凶はまさにこれである、要は中途半端なのだ。著者の書きたい事と物語の世界観や雰囲気が、致命的なまでに噛み合っていない。天才馬鹿ゲームが実質一回しかないだろうとか、心理戦と言うにはお粗末だとか、ミニッツの使い方に捻りがないとか、何名かのキャラのバックボーンが似通っており作者は各々の掘り下げが面倒くさいからわざと似せたのだろうなとか、そんな事が些事に思える程に物語そのものが不安定である。 そう、まるで甘いシュークリームを食べた(冒頭の一番最初)と思ったら、突然辛さを感じ(朝食の件)、かと思えば再び甘さ(各ヒロインと主人公とのそれなりのインパクト、エロスを兼ね備えた場面)を味わうというアンバランスさ、これでは安心して咀嚼できたものではない。 別にシリアスが悪いと言っているわけではない、ただその種類と次のシーンへの繋ぎが雑なのだ。作者はシリアス=人の死のみだと思っているのだろうか、それは確かに定石であるが果たしてこの学園を舞台にしたちょっぴりエロスでコメディな物語に合っているのだろうか。 もういっそ前半コメディ、後半シリアスとくっきり分けてしまえばいいのに。シリアスな雰囲気を垂れ流すのならば全力全開にすればいいのに、何故に作者はその途中でコメディを差し込んでしまうのだろうか。 重くなり過ぎないように配慮した?序盤から死臭を漂わせ、人の死を主人公やヒロインの核にしているくせに何を今更、そんな配慮は神経を逆撫でする茶々でしかない。 起承転結の転に突入するのならば、露骨なまでの嵐の前の静けさ的演出をすればいいのに、どうしてシームレスに始めてしまうのか。気付けばいつの間にかクライマックスに差し掛かり、よく分からない内に結まで終着してしまうという有様。あまりにもスムーズにシリアスに突入してしまったものだから、何頁か読み進めてやっと「あ、今シリアスなのか」と気付く始末。そんな時に少しでも華を持たせようとしたのか、ギャグ要員をぶっ込んで来たのは個人的に駄目押しの一撃だった。 コメディ的に笑わせたいのか、或いはシリアス的に緊張させたいのか、どっちかだけにしてくれ。シリアスブレイクは匙加減が極めて難しい高等技術であり、少なくとも著者の書き口や演出力では到底実践できない代物だ。だからこそ、尻切れトンボなのだ。 詰まるところお色気先輩は伏線張りとエロス演出のためだけに存在してましたねとか、主人公の幼馴染は別に出さなくても話成立しますよねとか、ヒロインの妹の依存心はいっそ主人公から視点移動して描写した方が説得力があったでしょうねとか、それこそ時点移動をして主人公共々こちらの心を掻き乱す抉り込むような心理描写をリアルタイムですれば尚良かったでしょうに何故キャラの台詞で仄暗い過去を説明させてしまうのか、何故にそんな大事な部分を片手間の如く済ませてしまうのか。 死の力を使うなとは言わない、ただ杜撰な扱い方をしないでくれ。実はこんな過去があって余裕があれば覚えておいて下さいね〜と、触り程度に使うのであれば雑でも良いのだ。問題なのは主要人物の行動原理と密接に関係しているにも関わらず、後半でモロ主張しているくせにこんな扱いをしている事だ。 それと、後書きを読んでクライマックスの歌が何故に歌なのか分かり、既に冷めていたのにより一層冷めた。この作者は自分の著作を売る気はないのだろうか、後書きをしっかり読む読者だって居るのですよ。歌を出すならせめて必然性を強く持たせてくれ(もちろん物語内で、作者の都合とか読者からすればどうでもいい)、突然歌い出してビックリしました。あと歌の件は冒頭で伏線張られてましたねすっかり忘れてましたよ、そして何よりも怒涛の伏線回収をされても「あっそ、だから何?」の感想しかない。 人の死をキャラの核にしているくせにそれを活かそうとする気概も感じられず、安易なお涙頂戴に思える。ヒロインの妹の依存心にも深い洞察はなく、妹をあんな有様にした意図が全く掴めない。シリアスを演出するのに都合が良かったのかな? ともあれ良い部分もあるのだ、それは何を置いてもまずエロス、これに尽きる。 布団の中で幼馴染と一緒、トイレでのクール気取り童貞と処女ビッチの邂逅、極めつけはヒロイン一世一代の半脱ぎ(しかも下着ではなくキャミソール、これ重要)、つまりですね、作者には(ラノベ的)エロを書く才能があります、もはや断言できます。 前振りが長すぎましたが、これが言いたかっただけです、はい。 現在において作者が何を書いているかは知りませんが、コメディもそこそこ良く、エロは絶妙にツボを突いているのでこの路線ならばイケるのではないでしょうか。 駄文、失礼しました。 | ||||
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今まで大量のアニメ、漫画、ノベルゲーを見てきました。 (ラノベはまだ40冊程度の初心者) その中には駄作やゴミと言われている作品も多くありましたが、 これほど気分が悪くなったものはありません。 面白くなさすぎ。 良いところといえば、タイトルに使われている能力設定だけ。 悪いところは多すぎて書く気もしない。 ☆5はステマでしょう。 著者の他作品も同様。 | ||||
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後半はめちゃくちゃ面白い。 百合要素やヤンデレ要素がかなりあったので、そういう話が好きな方にはおすすめかもしれない。 ただ、最初は腹黒い主人公が他の生徒を騙し生徒会長を狙うというありがちなストーリーなので、盛り上がるまで時間がかかるかもしれない。 またキャラクターは斬新だけど魅力に欠けていると思った。 なんというか、最後まで読み切れる自信があるなら買うべきだと思う。 | ||||
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まだ読んでいませんが友達に貸してあげました。 高評価だったので早く読もうと思います! | ||||
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ネット上で誰かが勧めていて、面白そうだったので購入。 読み始めたら止まらなかった。 新人らしいけど、文章が上手くて引き込まれる。 主人公の能力もいいバランスだし、一人一人のキャラも立っていて良い感じ。 今までに読んだラノベの中でも、これはかなり当たりでした。 | ||||
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