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赤と白
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赤と白の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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辛うじて最後まで読んだが、結局、誰にも感情移入出来ないままだった 例えるなら友人に愚痴ばかり聞かされて電話を切った時のような徒労感が残った | ||||
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家やら周囲に問題ありの主人公たちがちょっとしたはずみでぐちゃぐちゃに壊れていく。 構造的には、岡崎京子さんのリバーズエッジみたいで、死を連想させる隠れ家のモチーフも似通ったものがあるので、きっと下地になっているのだと思います。 ただ、キャラクターひとりひとりの背景の掘り方が中途半端なせいで、それぞれの気持ちも行動も安っぽく描かれてしまっていいるのが非常にストレス。。。 ライトノベルとして読むには良いと思います。 | ||||
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ただただ、ひたすらに暗く、救いのない話である。 途中からは「どうしてこんな不快な話を読まなければならないのだろう」と苦痛すら覚えた。 出てくる大人が全て問題のある人物というのも、この話を不快にする原因の一つだが、 私は何よりも主人公のことを嫌悪した。 女子高生の主人公は17歳にしてウィスキーをがぶ飲みするアルコール中毒である。 心が弱く、すぐに周りに流され、それを直せないまま結局最後には最悪の行動を犯してしまう。 そうなったのは家庭環境のせいだ、と言ってしまえばそれまでだが、 だからと言って何の進歩も見せずに人の悪口を言い酒に溺れていく主人公に、読者が感情移入できるかは全くの別問題である。 これでは、家庭環境がひどかった、だから彼女はアル中で屈折してしまって絶望の中で最悪の行動を取ってしまいました、おしまいおしまい。というだけの話になってしまう。 主人公の置かれた環境は、そこまで悲惨でどうしようもならないものだっただろうか? そこが最大の疑問である。 少なくとも、彼女には気のおける親友がいた。 さらに、あと一年我慢すれば今の家庭環境から逃れて一人で生活できる、と実際に作中でも説明されていた。 悲劇的な結末を回避する可能性は、明らかに残されていた。 なぜその選択肢を選べなかったのか? 話を振り返ると、どうやら一人の悪友に振り回されてしまったことが最大の要因になっている。 悪友の口車に乗ってしまったのは主人公の過ち以外に他ならない。 つまりこの救いようのない話には、主人公の自業自得の面が少なからず存在しているのである。 これでは共感がない。訴えかけるものがない。メッセージ性がない。 ひどい家庭環境の子供たちは、確かにこの社会にたくさんいる。 作者はこの話を通じて、彼らに一体どんなメッセージを伝えたかったのだろうか。 この話の設定と主人公の言動からは、私はとてもまともな助言をしているようには思えない。 読み終わったあとに、さぁ頑張ろうという気持ちになれるような、わずかでも背中を押してくれるような、 そんな物語こそ、小説家は読み手に届けるべきではないだろうか。 私はそう信じている。 | ||||
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日本ホラー小説大賞読者賞受賞作品という帯に惹かれ手に取った作品。ホラーミステリーは好きなジャンルであったのでハードルを上げてしまった。基本的にミステリー性は無い。もちろんホラー性も感じられず。なぜこの作品がホラー小説大賞読者賞なのか私には理解出来なかった。面白くないわけではないがドキドキ感は感じられず。最後は想定内。半日で読み終わった。前作に横山秀夫作品を読んでしまったからか興味はあまり沸かなかった。 | ||||
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小説のカテゴリにあるが限りになくラノベに近いと思うくらい、冒頭から無駄な会話のオンパレード。 かつて有名小説家が「やってはいけない書き方」として、 <「今日はなに頼むか」「オレはラーメン」「じゃあわたしはチャーシュー」「こっちは大森で」> といった感じで、ストーリーに重要性を持たないどうでもいい会話の例を挙げていたが、まさにこの作品はそれに該当する。 しかも意味のあるセリフにしても、つまらないテレビドラマを見せられてる気分になるほど登場人物らの会話をゼロから十まで書き殴っているせいでひどく読みづらい。 要するに文章を磨いて無駄を削ることをしてないのだ。 潤沢なページ数を使って頭に思い描いたことをそのまま載せてるようだが、無駄なページにまで金を払わされる読者のことも考えてほしい。 これはドラマ化や映画化すれば映えるだろうが、現代小説として失格だろう。 ただでさえ様々なコンテンツが増えてひとつのものに費やす時間が減ってる現代では、かなり時代遅れの古くさい書き方にしか映らない。 はっきりいって少しは限られたページで無駄を省きながら読者の興味を書き立てるマンガを真似したほうがいいだろう。 しかもミステリとして、「次はどうなってるんだろう?」と思わせる手法もマンガのほうが上手い。 さらに表現では、「女の子でいる時間は短い。だから女の子を目一杯フルでやっていたい」なんて陳腐すぎる描き方も本当に多い。 わかりきったことをグダグダと読まされる読者のことを何も考えていない作品が受賞作とは、ほんとレベルが落ちてるとしか思えない。 こんなのが増えてるから、小説を読む人が減ってるのだなと思うほど悲しい作品だった・・・。 | ||||
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これは残念ながら岡崎京子さんの漫画「リバーズエッジ」のパクリですね。 過食症で大量に料理を食べて速やかにトイレで嘔吐する小柚子という少女、 苺美という少女が好意を寄せている男子生徒と、親しくしているだけの京香という少女に、激しい妄想と嫉妬の末、灯油をまいて焼け死ぬところ。 また京香が引越しで街を去る事を伝えた時の弥子の「平日だから学校あるし、見送りにはいけないや」という台詞も、2度と会うことはないだろうというくだりも、リバーズエッジを彷彿させる(むしろそのもの)内容が多々ありました。 でも賞を取れるんですね。不思議。 | ||||
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少女たちの、思春期特有の暗い心の揺らぎを描いた作品、と思ってましたが違いました。 まず冒頭の主人公たち女子高生の口調の不自然さに慣れるまで時間がかかりました。今時の会話っぽく頑張っているけど単語や言い回しが微妙に古臭い。年配の男性が書いたのか、と思わず作者プロフィールを確認してしまいました。 そして登場人物は異常者ばかり。主人公や友人、その家族たちも普通でない人ばかり。そりゃーこんな集団じゃ事件は起こるべくして起こるでしょう、と思いながら読んだせいか、全く感情移入できないまま、この人最後死ぬだろうな、と思った通りの人が死ぬ結末へ。 最初から最後まで作り物感が消えずに終わってしまいました。 例えば本格派推理小説は謎解きを楽しむもので、現実ではあり得ないシチュエーションが往々にして許される世界観ですが、同様に物語を楽しむためにこの設定があるのだ、と初めから理解していればもっと楽しく読めたかもしれません。 心構えを間違ってしまいました。 | ||||
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