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赤と白



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【この小説が収録されている参考書籍】
赤と白
赤と白 (集英社文庫)

赤と白の評価: 3.64/5点 レビュー 28件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.64pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全17件 1~17 1/1ページ
No.17:
(5pt)

本の状態

とてもキレイな状態でした。
ありがとうございました。
赤と白 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:赤と白 (集英社文庫)より
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No.16:
(5pt)

直ぐ着いて嬉しい

ずーと読みたかったので綺麗な梱包満足。今から読みます。
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No.15:
(5pt)

毒親って言葉を早く知りたかった!

昭和5年生まれの母は、自分の母親から「ベトナムの避難民みたい!」って言われてたみたいで、
だからか私のビジュアルにものすごく厳しくて、18才になるまでは出産できる体にならないといけないからと自由に食べさせてもらえましたが、なったとたん太のは許されず、細目のワンピースを買って来て、ダイエットさされました。
そんな事がおかしいんだという事にも私は気づかず、心療内科にかかるまでになりました。
生まれ変わっても母には逢いたくないですね(・・;)
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No.14:
(5pt)

表紙はインパクトあるけど……

表紙と簡単な商品説明だけ見ると、いかにも学校でのスクールカーストにおける闇の話かな、と
思ってしまうのですが、実際は2人(サブキャラも入れると3人)の家庭環境に問題がある少女達の話です。
私も表紙に惹かれて購入を考えたので、それがよくないとは思いませんが……

オープニングで物語の結末がすでに描かれてしまっているので展開は大まかには読めてしまうのですが
それでも終盤の勢いはそれこそ「すべてを焼く尽くす炎」のようで、一気に読んでしまいました。

最後まで家族を信じ続けた少女と、物欲に落ちてしまった少女の対比みたいなものが面白かったです。
個人的にはもうすこし片方の少女には救いを与えてほしかったですが。
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No.13:
(5pt)

怖くて切ない

自分の生活環境とは違う世界ですが、心理描写が理解できる気がして引き込まれました。こういう怖いお話、たまに読むとハマりますね。
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No.12:
(4pt)

斬新な伏線の回収方法

初めて出会いました。冒頭から新聞記事。私が知らないだけであまり珍しい形ではないのかもしれませんが、とても楽しめました。
 もちろん、意味が分かったのは物語を最後まで読み終わってからです。最初は何のことかさっぱり理解できませんでしたが、しかし全て読み終わったあと、それがれっきとした伏線であることに気づかされます。そして戦慄しました。小柚子、不憫すぎるだろう。結局〇されるって。。思わず胸が苦しくなりました。
 1ページ目から新聞記事の切り抜きだと、「少しお硬い物語なのか」構えてしまったのですが、今回の場合は、むしろそれがいい、となるんですよね。淡々と事実だけが記されている新聞記事の無機質さが、良いように恐怖へ拍車をかけている気がしました。
 終わり方的にはおそらくバットエンドなのでしょうが、後味はそこまで悪くありませんでした。おそらく、ヒロインが二人いて最終的に潰れてしまったのが片方だけだったので、嫌な内容も緩和されたのかもしれません。個人的に悲しい話は嫌いなので、そのあたりとても上手く構成されていて助かりました。
 それにしても、苺実のキャラは際立っていました。完全にストーカー。女子高生とは思えない数々の行為にドン引きです。
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No.11:
(5pt)

読了

寒々しいどこか閉鎖感のある雪国の街で少女たちが迷いながらも、生きていく姿は読了しても清々しいものではなかったが、独特の空気感は言葉にするのが難しいほど、痛々しくそして切ない。
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No.10:
(5pt)

人生病んでる人この指とーまれ

人生に病んでる人にオススメします。 ただし読んで楽しくなるようなことはないです。 ただ、自分のいる環境が少しましに感じます。 恐怖を感じるほど、櫛木理宇さんの文章力がすごく感じる作品です。
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No.9:
(4pt)

赤と白の美学

読み終わった後、萩尾望都の「半神」をふと思い出した。百香と京香という双子の関係性はまさに、ユージーとユーシーと相似形だが、2人の存在価値を定めたのは神のいたずらなどではなく、親の身勝手なエゴであるところが残酷で切ない。そして親のエゴに束縛され、追い詰められ身動きが取れなくなっていくのは、小柚子と弥子も同じ。この2人も合わせ鏡のように、ちょっとしたボタンのかけ違いから、心の闇に浸食されていく。

この作品には、母親への歪んだ愛憎と怨嗟が溢れているが、結末はどうあれ、その因果の輪から抜け出すことが出来た人間にとっては、それぞれの選択は“救い”なのだろうなと思う。あまりにも悲しい“救い”ではあるが。ラスト、小柚子という半身への弥子の思いが変わったことをうかがえる描写が痛切。女子ってのは、残酷で現実的な生き物なんだなぁ。

青春小説とは、何も甘酸っぱいエバーグリーンな作品のことだけではない。思春期特有の鬱々とした負の感情とリビドー、自分を取り巻く狭い世界がすべてだと思い込む視野狭窄、そして、必死の自己肯定。私にとってこの作品は、女子高生のリアルで鬱な血みどろ青春群像小説として、心に残る1冊となった。
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No.8:
(5pt)

新品

とても状態の良い商品でしたので、大切に読ませて頂いております。
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No.7:
(4pt)

陰鬱な物語に気候がマッチしている

冬は気候環境の厳しい地方都市で、閉塞感を感じながら高校生活を過ごす女子高生たち。 封印したい過去を持つ小柚子や引き籠りの叔父を持つ弥子が、一人の少女との出会いをきっかけに、徐々に崩壊へと向かっていくさまが、淡々としかし狂気を孕みながら語られます。 また、苺実のキャラが強烈です。 読後感も良くなく、ほとんど救いのない結末ですが、印象には残る小説でした。
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No.6:
(4pt)

少女たちの心に降り積もる瘴気が見事に描かれている!

レビューの評価も高く、装丁にも惹かれて購入してみました。 北国で暮らす少女たち。 すれ違っていく想いと鬱積する瘴気がだんだんと爆発してく様子が 安定した筆致で丁寧に描けています。 冒頭の新聞記事が常に念頭にあり、どのような過程で 新聞記事の事件へと至ったのか、どんな爆弾を作者仕組んでいるのかと 考え、期待をしながら読むとページ捲る手が止まりません。 引き込まれながれスラスラと読めました。 正直、最終的な驚きは期待するほどの衝撃はありませんでした。 それでも安定した筆力で登場人物たちの葛藤や動きをしっかり読ませてくれました。
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No.5:
(4pt)

鏡写しの青春を楽しめる作品

まず、この本を手に取る人は装幀に目を惹かれて、かと思います。
「この二人に境界線はあるのか?」とまじまじと眺めてしまうかと思います。なんとなく内容を暗示させる、不吉なデザインだと思います。

我々人間は社会的な動物なので、他者を観察した上で行動しているわけですが、しかし同時に、いやそれ以上に自己も見つめながら行動しているわけで。
それはもうヒゲソリ、オケショウ、車のサイドミラー・ルームミラー等等、いたるところで物理的に、あるいは観念的に自己を見つめているわけですが、
しかしながら忘れがちなのはそれは偏見であるということ、本来の姿から見れば左右逆となっているという点を、ついつい失念してしまうわけでして。

例えばこの話に出てくる4人の主たる少女達も、互い互いに相手を誤解しているし、またそれ以上に自己を誤解していたりします。
自らの美点を欠点として捕らえ、ジョークで自分のことを落として言っているんだな、と思いきやソレはマジ、そんなすれ違いの連続です。他人の家の芝は青いとは言え、ここから発生する狂気を読者たちは半ば悲しみながら、半ばやけっぱちになりながら見届けるというわけです。『いいぞ、もっとやれ!』、そんな具合に囃し立てながら。

出来としては悪くはないのですが、個人的にこうしたネガティブ系は激戦区だと感じているので、青春的側面のウリを抜きにすれば「そんなでもないかな」と感じてしまったのが正直な所でした。
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No.4:
(5pt)

商品・作品とも満足

ほぼ、新品同様で、満足しました。 新聞広告を裏切ら無い、作品でした。
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No.3:
(5pt)

雪に覆われた白い世界。平穏に見える女子高生たちの狂気・・・そして悲劇。赤と白とは・・・。

物語の舞台は新潟県中越地方の街である。豪雪に見舞われる人々の、雪による閉塞感は、それを経験している者にしか分かりはしない。雪国に育った者の実感が込められた小説である。物語の冒頭には、新聞記事が・・・そこで報じられているのはある人家の火災であり、それは物語のエンディングを暗示させる。そして、続く、何気ない女子高生の日常の描写。著者は、彼女たちの密やかな狂気が雪だるま式に巨大に膨張してゆく世界を緻密に描写している。そこが読み処であろう。彼女たちにはそれぞれの事情があるが、それぞれが自分なりに不安定なバランスを取りながら日常をやり過ごしているのである。しかし、その不安定な状況が、自然災害、学校生活でのもめごと、友人関係の行き違いなどで崩壊した時、事態は最悪の状態へ遷移していかざるを得ない。狂気が狂気を生み、たたみかけるような展開はなかなか読み応えがある。それがエンディングに向かっての事件、火災につながってゆく・・・。本書の内容から、「赤」は・・・炎の色、彼女たちの怒り。狂気などの象徴であり、「白」は・・・彼女たちの日常の雪の世界の色であろう。登場する女子高生たちの記述は是非お読みください。著者の彼女たちの描写・記述こそが、本作のメイン・ディッシュですから。暗いネガティヴな作品の印象を持つかもしれませんが、エピローグからは、青春群像劇小説にふさわしいポジティヴ・メッセージが読み取れるでしょう。
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No.2:
(5pt)

かぎりなく冷たい炎

第25回小説すばる新人賞受賞作。 本当にこの賞の作品とは相性が良い。 まったく救いの無い青春小説なのに、読む手が止まらない。 映像化したらしらけてしまいそうな描写の数々も、この作者の文章だと、目が離せなくなってしまう。 大雪の街に住むという設定が、女子高生たちの、この物語の凄惨さを引き立てる。 好きな小説、と言って良いジャンルなのかわからないけれど、どんと胸を打つものはあった。 最後の40ページは冷たい熱気に冒された気分になる。 読むのがつらい、つまらない、きもちわるい、と思わせない手腕を讃えたい。 この賞の傾向としては異例なのかもしれないが、なるほど、納得の受賞だ。
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No.1:
(5pt)

負のカタルシス

帯に「カタルシスのかけらもない」と書いてありましたが、 個人的には充分カタルシスを感じました。 むしろ、もっとやれ!やれ!と思ってしまった位。 最終40ページのスピード感と、怒涛の崩壊っぷりは爽快ですらあった。 「キャリー」で、ヒロインが豚の血を浴びせられたあとの展開にも似て、 バッドエンドではあるかもしれないが、それまでの鬱屈が一気に晴れるような爆発でした。 突き放したようでいて優しく、それでいてやっぱり冷たいラストシーンも、余韻があって良い。
赤と白 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:赤と白 (集英社文庫)より
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