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探偵は吹雪の果てに



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探偵は吹雪の果てにの評価: 4.54/5点 レビュー 26件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.54pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

カッコ悪さで、勝負。

シリーズでありながら、
少しブランクを置いて、
再開したその1作目。
30代前半だった主人公は、
いきなり、45歳になっていました。

そして、時代は現代。
相変わらず、
微妙にがさつで、
下品な雰囲気があり、
その辺は変わらない。
スマートさを、わざと排除している感じ。
年相応に老けていて、
でも、正義感は健在。

今回は、
いきなりナイフで刺されて入院した先で、
昔の恋人で再会する。
年上の彼女に託されたことを実行するため、
小さな町へと向かう。
想像以上に閉鎖的な町で孤立してしまい、
命の危険を感じることになる。
言わば、探偵対町の人々、
ともいえる。

推理の要素は薄く、
ひねった展開でもないのだが、
ラストにちょっとした仕掛けが残されている。

シリーズの前半よりも、
このシリーズのが、
なんとなく好きかな。
情けなさが倍増していて。
ただ、やはり、汚い罵倒や、表現は、
好きになれないけど。
探偵は吹雪の果てに (ハヤカワ文庫 JA)Amazon書評・レビュー:探偵は吹雪の果てに (ハヤカワ文庫 JA)より
4150307490
No.2:
(3pt)

コメディタッチなハードボイルド作品

せつなく、そしてコメディタッチなハードボイルド作品。場当たり的な展開は否めないが、それなりに筋が通っており世界観は成り立っている。
探偵は吹雪の果てに (ハヤカワ文庫 JA)Amazon書評・レビュー:探偵は吹雪の果てに (ハヤカワ文庫 JA)より
4150307490
No.1:
(3pt)

大好きだけど

東さんの小説を読むと、自分が札幌にいた頃を思い出す。だから、多少点が甘くなってしまうきらいがあるが、今回は「最高傑作」の謳い文句に、かなりの期待を持っていたので、あえてこの点数にする。裏切られた、という訳ではないのだけど。個人的には「消えた少年」がベストだと思う。次に「ひとりぼっち」が来る。本作は、ちょっと説明に不十分なところがあるように思うのだが、どうだろう。「俺」がわからない事は、そのまま「わからない」で終わってしまっていて、「そもそも、どうしてこの人は事件に介入したのだろう」とか、他にも、書いたらちょっと読めなくなってしまいそうな疑問が二、三残る。とは言え、「俺」があちらこちらで交わす、会話の可笑しさだったり、彼の独創的な主義だったり、時間を経て変わったものだったりと、シリーズをずっと読み続けている人には、たまらない部分はしっかりと残っている。高田がもっと登場してくれたらなぁ、などと言うのは無理な話か。
探偵は吹雪の果てに (ハヤカワ文庫 JA)Amazon書評・レビュー:探偵は吹雪の果てに (ハヤカワ文庫 JA)より
4150307490

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