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可視える(みえる)
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可視える(みえる)の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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| いわゆる人物がよく描かれていて、ストーリー展開も大変おもしろいです。それにしても、二年前に出版された時にそれほど評判にならなかったのはなぜだろうと思ったのですが、後半を読んでそれも仕方ないかなと感じました。ストーリーの反転も多すぎるところもあったと思います。 このシリーズを読んだ3冊目ですが、第一作のこの作品が一番面白かったです。残りあと一作も楽しんで読みたいと思います。 第一刷 69ページ 長崎の原爆の日、甲子園での黙祷はありません 終戦の日だけです 102ページ11行目 型→片 161と185ページ 身内の警察官を民間人に紹介するのに、さん付けではなく呼び捨てか○○巡査などと言うでしょう 341ページ14行目 榎本は一つ不要 | ||||
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| オカルトミステリ……との触れ込みなのですが、オカルト的な要素は味つけ程度で拍子抜け。ホラーはホラーでも、どちらかといえば猟奇系スリラーか。タイトルと内容が合っていないような。 連続猟奇殺人を捜査する女刑事と画家の変死事件の調査を依頼された私立探偵。警察の捜査が単調なきらいはあるんですが、私立探偵槙野の調査が始まってからは俄然面白くなってきます。相棒(?)の頼りない弁護士センセイとの惚けたコンビもまことに楽しい。 猟奇殺人の犯人像は二転三転と引っくり返り、終盤にいたって本格ミステリの様相に突如取って代わる展開はお見事。幽霊画の真相のアイデアも秀逸であります。ただし、全編にわたってグロテスクな描写が多いので、そちらに耐性のない読者諸氏は御注意を。 | ||||
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| 退職した元刑事の探偵や美人女刑事に幽霊の絵、チープになりそうな要素が多いのに上手くまとめているし構成も良い。 安易な展開に走らなかったのも好み、ただラストの犯人の告白にはちょっと苦笑、こういう作品にはつきものだし違和感を抑えるために演出されているがどうしても…。 まあ回答を最後に集約させたからこそ、楽しめたとも言えるので仕方がないのでしょう。 | ||||
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| 「本格ミステリーワールド2016」で、2015年度の「黄金の本格ミステリー」に選ばれた作品と聞いて読んでみた。 惨殺された遺体の描写があまりにもリアル。 だが、スプラッターものではなく、評判通り、上質の本格ミステリーだった! 元刑事の探偵が追う幽霊画の謎と、性同一性障害も持つ女性刑事が追う連続猟奇殺人事件の謎が見事に繋がる。 主人公二人のキャラも立ち、プロローグからエピローグまで一気に読んだ。 個人的に性同一性障害の女性刑事が好き。 シリーズ化されればいいな。 それにしても、あの人物が犯人とは――。 してやられた。 | ||||
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| この作者のものとしては異色のミステリー、ただ、映画化すると強烈なスプラッターになりそうな作品。 死体の描写があまりに生々しく、最初の数十ページを読むのに4日も要してしまった。 いざ、腹を決めて読み進めると作者持ち味と見える軽快な文章で驚くほどテンポ早く読み進んでしまった。 過去の傷を持つ元刑事の探偵と、性同一障害の女性刑事が活躍、殺人事件と不気味な幽霊画の二つの事件が絡まっていく。 映画化、それもできるだけスプラッター的要素を多く取り入れていけばヒットするのではないか・・ もし、そういう映画ができても・・怖がりのワタシは観に行けないかもしれないが・・ 本文中、死体描写は数あれど、実際の殺害場面は一か所だけなので、読み進める上では心臓の悪い人でもさほど心配する必要はないかも・・ しかし、怖かった・・怖かったということは作者の意図は成功しているということだ。 作者、島根県の人なのに、山陰本線の列車を「電車」と記すのは都会の人へのサービスかもしれないが、ここは作品にリアルさを持たせる意味で「ディーゼルカー」と記したほうが・・山陰地域のあの風情をよみがえらせ、紫煙の香りが漂ってきそうな雰囲気になるかもと・・電車では無機質な感覚しかない・・と、これは鉄道ファンとしての余談。 | ||||
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| 『変若水』的な感じが戻ってきたようで向井さんが登場する前2作より面白かった。 詰め込みすぎ?と感じる方もいるのかもしれないが、惜しみ無く出しきっている感じが個人的には好きだし、登場人物の女性刑事や、探偵も、とても魅力的に描かれていると思う。 とてもエンターテイメント性のあるよい作品だった | ||||
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| 吉田ミステリーファンとしては向井俊介くんが登場していなかったのが残念でしたが、探偵も刑事もかなり個性的なキャラで最後まで楽しめました。 オドロオドロしいのは苦手なので、予約をしたものの、届いてから手にとり帯を読んで購入を後悔し、しばらく読むのを躊躇していたのですが、いわゆるホラー系の怖さではなく、本格ミステリーとしての期待を裏切らないもので最後まで一気に読んでしまいました。 でも実写化されないことを祈りますし、されたら私は絶対観ません。 最後まで真犯人がわからず、でもわかったら、「こいつは人間じゃない!」と思わないことには辛すぎるリアルな怖さがあり、計算された犯行に、また一層吉田ワールドにハマりました。 現代社会の歪や不条理もしっかり織り込まれている吉田泰教ミステリーに今後も期待しています。 | ||||
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