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闘う君の唄を
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闘う君の唄をの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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それ自体は決して悪い事ではないが、リアリティラインや人物造形、説明描写のディテールはマンガ的かなと思う。なので溜飲を下げる展開とその裏側にある社会の理不尽さみたいなものが気に入るかどうかです。 | ||||
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この作家の作品を読むのは初めてだが、「どんでん返しの帝王」と呼ばれているらしい。 この作品でも前半は新任の幼稚園教諭喜多嶋凛の奮闘を描くが、途中から過去に この幼稚園で起きたおぞましい連続幼児殺人事件の謎解きがメインテーマになってくる。 別にこの筋の展開も「どんでん返し」と絶賛するほどのものでもないと思うが、私に とってもっと引っかかるのはこの作品での状況設定のチープ感、いや現実性の乏しさ だ。主人公の凛という女性の破天荒なまでの教育方針によってモンスターのような母親たちと 対立する中、凛が幼児たちの発表会でお仕着せでない劇を幼児たちにやらせる場面が ある。これを見て、3-4歳児を持つ読者は何か感じないか。私には孫でちょうど4歳児と 3歳児がいるが、この作者が描くようなご都合主義的な「芸」をこの子たちが出来る わけがないと言わざるを得ない。子供たちの年齢を伏せて想像するなら小学校3-4年生 の程度であろう。一旦、こういう設定に違和感を持つとすべての設定がご都合主義的に 見えていやになってくる。 | ||||
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ストーリーの展開、文章のテンポはいつもの中山さんで安心して楽しめます。 残念なのは使われている小道具に不自然な点や間違いが散見されることでしょうか。気にならない方は気にならないと思います。 以下ネタバレご注意ください。 ・三歳児が20人で合奏? ・三歳児が『四十代独身になったら』というギャグを思いつく? ・一事不再理は同じ被告人についての法理。冤罪が確定したからといって、一度も裁かれていない真犯人が放免になるわけではない ・解明に16年もかかるような真相ではないのでは? | ||||
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前半が上手い事回り過ぎていた分の帳尻合わせのような展開が来るんだろうなとは思っていましたけど、こう来るとは思いませんでしたね、悪い意味で。 嫌いではありませんし前半あっての後半の展開だからこそ、重さやどうしようもないような苦しさがあるとも思えます、その点は否定しません。 しかしあまりに急な変化球と言うか…、結局こういう血生臭さで済ませちゃうんだなー…と言う感じです、もっと直球で勝負して欲しかった。 | ||||
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私立幼稚園新任教諭、凜。あらら、中山さんには珍しい新任教諭奮闘記かなと思ったら。 中盤まではそんな感じ、以降は違いましたね。 採用された幼稚園は、かつて実父が送迎バス運転手として勤務、そこで起こした3件の幼児殺害事件。 新入児説明会で、凜が実の娘である事が判明してしまう、それまで凜を信頼しつつあった保護者会は 大逆上する。 渡瀬刑事、当時の殺害事を担当していた刑事より、二件の事件について冤罪の可能性を示唆され、一人捜査に動く。 一人の園児の捜索をきっかけに「どんでんがえし」は始まります。 面白かったですよ、中山さん作品しばらく読み続けようと思ってますね。 | ||||
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新任幼稚園教諭として埼玉県神室町の神室幼稚園に赴任した喜多嶋凛は、園児の親たちの異常ともいえるほどの幼稚園運営への干渉を目の当たりにする。凛は巧みに親たちの要求を退け、自分の信念のもと幼稚園教育に情熱を注ぐ。だが、思わぬできごとが彼女を待っていた・・・。 園が一度決定したことを保護者会が覆す。そんな状態になったのは、15年前のある事件がきっかけだった。園長が親たちに毅然とした態度を取れないのも、それに起因していた。厳しい状況の中、幼稚園教育に情熱を傾ける凛。彼女は、どんな困難にも負けない強い信念を持っていたのだが・・・。 最初は、喜多嶋凛の奮闘記なのかと思っていた。だが、物語は意外な方向へ進んでいく。前半と後半とでは雰囲気がまるで違う。ミステリー色がどんどん濃くなっていく感じだ。「幼稚園に隠された真相は一体何か?」その真実が明かされる描写が一番のクライマックスだと思うが、残念なことに途中で真相が分かってしまった。その真相には新鮮さも意外性もなく、ちょっと不自然な感じさえする。作者が自分の都合のいいようにまとめてしまったのか?中山七里作品ということで期待して読んだのだが、あまり面白いとは言えない作品だった。 | ||||
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タイトルは中島みゆきさんの「ファイト!」からの一節です。 この楽曲から作品の構想を得られたそうです。 何の予備知識も持たず読み始め、新米幼稚園教諭VSモンスターペアレンツの物語だと 思いながら読み進めて行きました。 主人公である喜多嶋凜(きたじま りん)が幼稚園年少の担任と言う設定で 新米教諭の成長物語だと思い込んでいたところ、物語中盤ほどで 突然、ミステリーに切り替わり「えっ?」と思う違和感ある展開になって行きました。 私自身が幼稚園で年少組を担任していたので主人公に非常に親近感を持ちましたが 実際の3歳児とは掛け離れた描写にも違和感があり 主人公の正義感に共感する面もありつつフィクションならではの構成だと感じました。 ミステリーの部分では登場人物が少ない事と 明らかに犯人が想像付くストーリーで全体的に中途半端な印象を受けました。 以前読んだ「嗤う淑女」が良かっただけに少し残念な読後感でした。 | ||||
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前半の幼稚園での奮闘部分の描写を楽しんだ。 多分、どっちかというと、あ、そっちに行きますか?ってからのが本題なんだろうが、自分は前半戦のが楽しかった。 真犯人が、まるで「悪代官」の様に開き直ってヒロインに解説してあげるのがちょっと不自然な感じだったかな。 他人におっ被せて平気な人間はそんな「親切」じゃないと思う。 楽しみました。 | ||||
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