■スポンサードリンク
(アンソロジー)
密室殺人コレクション
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
密室殺人コレクションの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.67pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
二階堂黎人氏と森英俊氏による海外の不可能犯罪を集めた作品集である。 企画及び編者の二階堂氏は絶版で読めなくなった作品等は収集家であり翻訳家でもある森英俊氏のテキスト提供などがなければ、完成は出来なかったと記している。 密室大好きなファンは是非ご一読下さい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
謎解きミステリーの最高の趣向である密室殺人テーマの知られざる名作中短編6編を精選して贈るマニア垂涎の傑作アンソロジーです。本書の編集に携わられたのは本格ミステリー作家の二階堂黎人氏と英米推理小説研究の第一人者である森英俊氏で、全部が本当に玄人好みの渋く優れた作品ばかりですので、ミステリーを読み慣れた厳しい方でも十分に満足出来る内容であると断言致します。 『つなわたりの密室』ジョエル・タウンズリー・ロジャーズ著:本書の半分の頁数を占める分量の力作中編です。著者の評判作「赤い右手」でもそうでしたが、この人は単純な状況でもわざと複雑に書いて読者を幻惑させる技術に長けているなと強く感じさせられました。トリック的には相当ズルイ手口ですので覚悟してお読み下さいね。『消失の密室』マックス・アフォード著:出口の無い密室から瞬時にして消失するという仰天すべき趣向で、日本のある名作短篇を応用しているなと感じました。『カスタネット、カナリア、それと殺人』ジョゼフ・カミングズ著:透明人間による殺人という不可解で魅力的な謎が、あっさりと合理的に解明されます。『ガラスの橋』ロバート・アーサー著:あの江戸川乱歩氏が愛したという噂がある永遠の名作で、見事なトリックに惚れ惚れする文句無しのベストです。雪が降り止んだ後に出て行った足跡の残っていない家からの死体の消失という飛び切り不可能な謎が鮮やかに解明されます。『インドダイヤの謎』アーサー・ポージズ著:ミステリー通の方ならすぐにわかる有名な探偵のパロディ作品で、名探偵の名はセラリー・グリーンといいます。『飛んできた死』サミュエル・ホプキンズ・アダムズ著:古生代の翼竜プテラノドンによる殺人というSF的な奇想が面白い魅力的な怪作です。 本書の収録作品は凝ったトリッキーな怪作ばかりで、ミステリー本来の遊び心がたっぷりと味わえますので安心してお楽しみ頂きたいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
名のみ知れ渡っていて、訳されたことが無かった、「飛んできた死」、手に入れることが難しかった「ガラスの橋」、『赤い右手』で世人を熱狂させたロジャースの幻惑の中編等エンターテイメントなオンパレード。 コレクション的には極めて正しい短編集ですが、これがベストの短編集かというと大きな声で「違う」と言いたいですね。 でも、エンターテイメントミステリが大好きな方にはたまらない仕掛けがたっぷり。 全てに於いて読者を楽しませようと言う思考の元に書かれています。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!