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スクラップ・アンド・ビルド



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スクラップ・アンド・ビルド

スクラップ・アンド・ビルドの評価: 3.56/5点 レビュー 190件。 Eランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.56pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全41件 41~41 3/3ページ
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No.1:
(2pt)

介護及び社会問題薀蓄小説

芥川賞受賞作。介護、雇用、年金、保険、高齢少子化など社会問題をテーマにした小説という感じ。要介護の祖父(87歳)は、介護疲れの母(祖父の娘)と無職の孫健斗(28歳)と暮らしている。母は会社勤めのため、無職の健斗が祖父の介護をしながら司法書士の資格を取ろうと勉強中。その合間に筋肉トレーニングと恋人の亜美とのセックスに没頭する。祖父は「早う死にたか」が口癖であるが死ぬ気はない。祖父を尊厳死させたい健斗は介護福祉士の友人に相談したりする、介護疲れの母や孫の健斗から粗末に扱われる祖父、

国民の四分の一が65歳以上の高齢者となった日本社会。介護、雇用、年金、保険、高齢少子化など日本の切実な社会問題の薀蓄を描くも、どれもどこにでもある家庭事情であり、介護ネタがおもしろくなければそれまでの小説という感じです。個人的に、冒頭の健斗が起きてからの部屋の描写が長すぎる。こういうのは物語の合間に挿入させたほうが読みやすく、私は立ち読みだったら冒頭でおもしろくないと読むのを止めていただろう。祖父の「ゴボウ切れの端」や実は特攻隊員ではなかったなどユーモアもあるものの、何が起こるわけでもなく、おもしろい小説とは思わなかった。デッドリフトとセックスのし過ぎでギックリ腰になった健斗がさらに介護で腰を酷使し悶え苦しむくらいは描いてほしいところだろう。

で、結局は亜美とはどうなったんかいや? (笑)
スクラップ・アンド・ビルドAmazon書評・レビュー:スクラップ・アンド・ビルドより
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