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隠花平原
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隠花平原の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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暇つぶしには読めるかな。兎に角、同じような内容の展開が多くて間延びする。最後は「え」と思える無理な展開で幕を閉じる。つじつま合わせ感が強かったラスト数ページ。途中から斜め読みで最後に凝縮した所だけしっかり読みました。しかし、お粗末な本だと途中で読むのを止めますが、さすが松本清張作品。やっぱりついつい次が読みたくなるんですね。そういった意味で言えば最後まで読める失敗の無い作品であることは確かです。 | ||||
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1967年に週刊誌に連載され、作者が没した後の1993年に刊行された作品。 殺された銀行員の妻の弟で若手画家の修二。義弟が殺されたのは人違いだったのではという見立てから一旦は迷宮入りした事件の背景に迫ります。 自分の絵を相場の10倍以上の値段で買ってくれる画商、資金繰りに不透明な噂があるとされる銀行、修二の行く先々で偶然鉢合わせる刑事の西東、補陀洛渡海の思想を受け継ぐ新興宗教の教祖、教団に収まった元銀行員の玉野。登場人物が揃った状態で下巻に続きます。 | ||||
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結末には驚きました。 想像を越えたどんでん返しでした。 しかし、そこまでいくまでのストーリーに無理があるとも思いました。 因縁のある子供たちが、そんなに都合よく配置されるの? タクシー運転手って、世の中に何人いるの? などなど 今の世の中とは違う、昭和の娯楽作品だったと思います。 すいません。 | ||||
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松本清張の推理小説の特色の1つは、名探偵が登場しないことだ。たまたま事件に巻き込まれた人が真実への好奇心や義憤により、真犯人や真相に迫っていく。中には、刑事がそのまま名探偵ぶりを発揮するものもあるけれど。 不思議なのは、たまたま事件に巻き込まれた人は、活動費は全部自腹なのに、費用の心配をせずに、各地を飛び回り、急ぎの場合はタクシーを使う。仕事も中断だ! では松本清張は生活感をまったく描かない作家なのかというと、そんなことは全くなくて、名探偵以外は舞台設定から言動まで、昭和30〜50年代の風俗研究にも使えるのではないかと思えるくらい、精密な描写になっている。つまり、探偵訳は、透明人間というか黒子なのではないかと思っている。 隠花平原の探偵役は最初の被害者の義弟、若手画家の山辺さん。 真相に近づくことは出来るが、解明は出来ない。最後は犯人から手紙をもらって真実は明らかに。 松本清張のときどき使う手だが、「禁じ手だよ」と思っている。 | ||||
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松本清張の推理小説の特色の1つは、名探偵が登場しないことだ。たまたま事件に巻き込まれた人が真実への好奇心や義憤により、真犯人や真相に迫っていく。中には、刑事がそのまま名探偵ぶりを発揮するものもあるけれど。 不思議なのは、たまたま事件に巻き込まれた人は、活動費は全部自腹なのに、費用の心配をせずに、各地を飛び回り、急ぎの場合はタクシーを使う。仕事も中断だ! では松本清張は生活感をまったく描かない作家なのかというと、そんなことは全くなくて、名探偵以外は舞台設定から言動まで、昭和30〜50年代の風俗研究にも使えるのではないかと思えるくらい、精密な描写になっている。 つまり、探偵訳は、透明人間というか黒子なのではないかと思っている。 隠花平原の探偵役は最初の被害者の義弟、若手画家の山辺さん。 真相に近づくことは出来るが、解明は出来ない。最後は犯人から手紙をもらって真実は明らかに。 松本清張のときどき使う手だが、「禁じ手だよ」と思っている。 | ||||
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