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隠花平原
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隠花平原の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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義兄が殺されたのは人違いではないと見立てた修二は、義兄の出生の秘密、銀行の地元支店と教団との抜き差しならぬ関係に気づきます。結末はあまりに突然で脈絡のないもの。これまで張り巡らせてきた伏線を回収したとは言えないのではないか、下巻に入って死ぬ人間が多すぎるのではないかなどと読み終えて思うところがありました。表紙の裏には「巨匠最盛期の意欲的長編」とありますが、読み続けるのは厳しい印象のある一冊でした。 | ||||
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結末には驚きました。 想像を越えたどんでん返しでした。 しかし、そこまでいくまでのストーリーに無理があるとも思いました。 因縁のある子供たちが、そんなに都合よく配置されるの? タクシー運転手って、世の中に何人いるの? などなど 今の世の中とは違う、昭和の娯楽作品だったと思います。 すいません。 | ||||
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昭和42年から43年にかけて週刊新潮に連載された作品とありますから、著者の油のノッテいる時期に作品ではありますが、これはいけません。長らく単行本にならなかったというのもうなずけます。「分離の時間」もそうですが、清張さんの作品には時として素人探偵役が登場します。その作品群はどうにも展開が行き当たりバッタリで、間延びしたものが多いようです。「素人がここまで動き、推理出来るかね?」というような現実味のない感想を持たざるを得ないのです。(この作品も画家が探偵役を演じますが、なんともお粗末な魅力の無い主役です。「点と線」や「ゼロの焦点」・「砂の器」などの傑作群とえらい違いです。) 従って当然展開が長くなります。その割には最後にはバタバタした終わり方をします。当然あっけない結末となってしまいます。即ち事件の結末が、犯人の自殺と手紙による告白という体裁をとってしまいます。「描写」でなく「説明」という安易な解決の仕方です。一体上下巻を使って、次々と登場人物を出し、やたらと殺人事件を起こし、だらだらと読者を散々引きずって来たのは何の為ということになります。それまでの色々な仕掛けが全く無理があり、不自然な失敗作と言えるでしょう。多忙な時期だけに濫作の結果でしょうか? | ||||
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昭和42年から43年にかけて週刊新潮に連載された作品とありますから、著者の油のノッテいる時期に作品ではありますが、これはいけません。長らく単行本にならなかったというのもうなずけます。「分離の時間」もそうですが、清張さんの作品には時として素人探偵役が登場します。その作品群はどうにも展開が行き当たりバッタリで、間延びしたものが多いようです。「素人がここまで動き、推理出来るかね?」というような現実味のない感想を持たざるを得ないのです。(この作品も画家が探偵役を演じますが、なんともお粗末な魅力の無い主役です。「点と線」や「ゼロの焦点」・「砂の器」などの傑作群とえらい違いです。) 従って当然展開が長くなります。その割には最後にはバタバタした終わり方をします。当然あっけない結末となってしまいます。即ち事件の結末が、犯人の自殺と手紙による告白という体裁をとってしまいます。「描写」でなく「説明」という安易な解決の仕方です。一体上下巻を使って、次々と登場人物を出し、やたらと殺人事件を起こし、だらだらと読者を散々引きずって来たのは何の為ということになります。それまでの色々な仕掛けが全く無理があり、不自然な失敗作と言えるでしょう。多忙な時期だけに濫作の結果でしょうか?解説で森村誠一氏が褒めまくっているのがなんとも不思議です。 | ||||
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