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ラスト・タウン ―神の怒り―



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【この小説が収録されている参考書籍】
ラスト・タウン (―神の怒り―)

ラスト・タウン ―神の怒り―の評価: 4.08/5点 レビュー 12件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.08pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全11件 1~11 1/1ページ
No.11:
(4pt)

冷戦に負けたアメリカ

ウェイワードに嵌まったならここまで読んでも後悔は無いと思うが、ウェイワードのラストのサプライズで一つの完結とも捉えることが可能で、
必ずしも三冊セットで読む必要は無いと思われる。
間延びしているともさほど感じなかったが、後ろ二冊はギュッとまとめた方が物語の完成度としては高かったのかもしれない。
けれどもある程度の長さがあるからこそ、この最終巻でスリラーとしての緊張感は心拍が上がるほど高まっている。
ラストは秀逸。
軽い読み物くらいの気持ちで読むなら十二分の出来。
ラスト・タウン (―神の怒り―)Amazon書評・レビュー:ラスト・タウン (―神の怒り―)より
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No.10:
(5pt)

未知の惑星感がたいへん好き

小心者なので読んでて鼓動早くなりました。
もう読んだのがだいぶ前なので結末はどうやって締められたかがおぼろげなのですが、もう一回読むのも悪くないかな?と思える程度には読んでて楽しめた記憶はあります。
全三部作です。
覚えている限りであらすじを簡単に書くと、「記憶なくした主人公が目覚め→定期的に殺戮が行われる街でそのターゲットにされるも逃げ延び→元は人間だったらしい驚異の身体能力を持つキモいモンスターと対峙」みたいな話だった気がしますが、順番が違うもしくは別の本の話も混じってる気がしなくもないですが…。
ラスト・タウン (―神の怒り―)Amazon書評・レビュー:ラスト・タウン (―神の怒り―)より
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No.9:
(5pt)

息子が愛読中

テスト期間でも手放せないぐらい面白いそうです。テストの点が悪かったらこの本のせいですよねw
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No.8:
(4pt)

人間が忘却の生き物である事に感謝しながらシリーズ再開を期待する現時点での完結編。

遂に最後の局面は残虐系ホラー映画の世界へと突入して行く傑作SFスリラー三部作の現時点での完結編です。いよいよクライマックスとなる最終巻を読み終えた率直な感想は、この種の作品では無理もないのですが、やはり処女作の衝撃を超えるサプライズはやって来なかったなという思いでしたね。まあ著者はまだまだ書き始めたばかりの新鋭ですから、もっともっとたくさん経験を積んだ上で真の意味での実力をつけてから、もう一度この困難な命題に挑戦して何年後かにぜひシリーズ再開を期待したいと願いますね。
新保安官イーサンが偽りの町パインズの住民達全員に真実を告げた事によって狂った独裁者ピルチャーが逆上して完全にブチ切れ、化け物アビーの侵入を防いでいた外界とのゲートが開け放たれてしまう。無防備な人々に化け物アビーの大群が情容赦なく襲い掛かる狂乱の地獄絵図が繰り広げられる中で、イーサンは一部の人々と逃走しながらピルチャーのいる施設へと向かうのだった。
前半の殺戮シーンは、まだ活字の世界だからこそ耐えられるのであって、もし映像だったら絶対に早送りして飛ばしたいと思う、もう正視に堪えない残虐な血みどろホラーその物ですね。でも何度も繰り返される内に悲しいけれども起こった事実は変えられないという諦めの境地になり、人間が嫌な事は忘れられる生き物である事に感謝したい気持ちになりますね。それから3部作の構成上、止むを得ず本書の序盤で怒涛のクライマックスが来た為に対する後半が随分と盛り上がりに欠けて間延びしてしまった感が否めないのは残念でしたね。動から静への変化や、非人間的な仕打ちに対して同じく狂乱の態度でリベンジする事にどうしてもうんざりして嫌気がさしてしまうのは道理で完全に理解できるのですが、それだけ熱意や興奮が静まり気分がすっかり冷めてしまうのですね。SFというのはミステリーとは違って何でも有りの世界ですから、それだけ結末のつけ方が非常に難しいのだなあと改めて思い知らされましたし、本書の流れは結局の所は予定調和に思えて(過去の大作SF映画を観終えた直後の虚脱感みたいな)何かもっと面白くできなかったかなあと心残りな気持ちになりましたね。本書の後半では人間愛がどんどんと高まって行って「許す」事の大切さを身に沁みて実感する流れとなりますが、でも物語が再開するとすればそこにはまた別の巨大な悪が存在しなければならないのは必然に思えますし、どんどんとハードルが高くなって行って何よりも今以上の気力と体力が必要となりそうですが、著者には十分に充電して頂いて何とかこの宙ぶらりんの結末に真のピリオドを打って欲しいと願いますね。
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No.7:
(4pt)

面白かったです。サスペンスとSF、ホラー?

こんな感じが好きな人はオススメします。 3巻一気読みでどうぞ。
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No.6:
(4pt)

三部作の完結編のラストは、私としては満足できた

前作『ウェイワード』のラスト直後から物語は始まる。ピルチャーは怒りにまかせて、街を守っていたゲートを無力化してしまう。街にはアビーの大群が侵入し、阿鼻叫喚の地獄絵図が広がって行く…。

 『パインズ』に始まる三部作の完結編です。
 いつ果てるとも知れぬアビーたちとの死闘の描写が延々と、そうまさに延々と描かれます。頁の大半はそこに割かれ、折々に、前作『ウェイワード』で街へと帰還する姿が見られたハスラーとテレサのサイドストーリーが展開するといった具合です。

 この異様な小説に読者を満足させる終着点は見出せるのだろうか。そんな思いを胸にページを繰り続けました。そして目にしたエンディングは、私の安っぽい想像力をはるかに越えるものであり、だからこそ私は大いに気持ちが満たされたのです。

 私は『パインズ』と『ウェイワード』、それぞれのレビューで、これは<個人の自由>と<社会の維持>との均衡点の追究の物語だと書きました。その見立てはこの最終編『ラスト・タウン』にも当てはまると思います。
 時として<個人の自由>と<社会の維持>とは折り合いをつけることに困難を感じるものです。だからこそ、ラストでイーサンはじめウェイワード・パインズの住民たちが選んだ道は、「自由な意志を持った人間として」(412頁)社会との均衡点をなんとかぎりぎりの線で見出した結果だと私は感じたのです。

 冷静に考えれば、2000年以上を経て激変した地球環境の中で、これだけ多くの住民が自分たちの状況を長期に渡ってきちんと把握できていなかったという設定には無理がある気がします。ですが私はこれを、精緻な構造をもったSFというよりは、寓意を含んだ幻想小説の類いだとして大いに楽しみました。

 なお、この小説シリーズをもとに制作された連続ドラマ『ウェイワード・パインズ 出口のない街』についても少しふれて触れておきます。
 制作総指揮者にM・ナイト・シャマラン監督が名を連ねて鳴り物入りで始まりながら、わずか1シーズンで打ち切られてしまったそのドラマシリーズを、私は小説『ウェイワード』を読んだ後に10話すべて見てしまいました。そのため、前2作で私の中に出来ていたイーサンやケイトのイメージがTVドラマの俳優たちによって上書きされてしまったのです。このことは完結編『ラスト・タウン』を読む際にはかなり邪魔になりました。
 小説3部作をまず読んでからドラマを見たほうがよかったかもしれません。
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No.5:
(4pt)

畳み切ったのか畳み切れなかったのか

三部作完結。面白かった。読み手の想像の上を行く、破天荒な一大娯楽小説です。
 ストーリーも良いのですが、ネタが命なんでネタバレなし。どうしても第1巻、第2巻の内容に触れてしまうし。
 
 個人的には、一番良かったのが第2巻。風呂敷を広げず、緻密な構成で、ものすごくうまくキャラを動かしていた。その分、他の巻よりスケールはちっちゃいですが。
 そのせいもあって、この第3巻、面白かったけどちっとだけ不満も残りました。第2巻で張っていた伏線、外からのある人物の帰還、すごい期待してたのですよ。それが物語を動かすような伏線になってなかった。「絶望」的な設定に抗いきれなかったというか。
 本作のオチは斜め上に凄まじいですが、これを「畳んだ」というか「投げた」というかは難しい。第2巻が面白すぎたので、期待しすぎたのかもしれない。「投げた」にしてもこの発想は思いつかん。・・・「暗黒神話」に近いかも。言い過ぎか。
 
 ぐじぐじ書いてしまいましたが、全体通して十分満足できる作品です。
ラスト・タウン (―神の怒り―)Amazon書評・レビュー:ラスト・タウン (―神の怒り―)より
4150413541
No.4:
(4pt)

三部作、どれも面白かったし、満足の三部作だったが....

いいねぇ~余計な無駄話無しの、人類最後の住民 vs アビー の殺し合い。 頭カラッポで電車で読むには最高の物語。
ひねりといえば、三年間外界の探索に出ていた<男>が無事もどり、その探索結果が最後の決断に繋がっている、ということぐらい。
唯一、個人的に不満(☆減)なのは、アビーにひねりが無さすぎる事。これじゃゾンビか、凶暴な野犬と変わらんのじゃないか?
似てると思ったのは チョット前の映画[タイムマシーン]に登場する地中の怪物の造形とアビー。
ついに全貌を現したアビーなんだから、もっと仰天の生態を持っていても良かったと思う。
挿話の一つに、認知症気味の住民に叱られて、怯むアビーの話があり、あの話がもう少し膨らんで行き、人類 vs アビーの関係に
新しい展開か?と勝手に先読みしたが、関係なかったわ。
エピローグ なるほど、これほどの(TVシリーズにもなった)ヒット作、作者としても続編の余地残したいわな~
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No.3:
(5pt)

一気読み必至の力作!

第1部「パインズ」を読み始めたとき、まさか第3部・本書の
エピローグにたどり着くとは誰も想像できなかったに違いない。
力技だと言えばそれまでかもしれないが、
「パインズ」を書き始めた時点で、このエピローグが頭の中にあったとしたら
作者の想像力・アイディアに僕は素直に感服する。
とにかくネタバレ禁止のシリーズなので
興味のある方はネット検索などやめて、「パインズ」から読み進めてください。
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No.2:
(4pt)

驚愕の三部作がついに完結

三部作がついに完結。この三部作は内容については余り多くは触れられないが、急展開に次ぐ急展開の驚愕の物語だった。

『パインズ』を読み始めた時はスパイミステリーかと思ったのだが、『ウェイワード』は一転、SFのような展開になり、そして、完結編の本作では…

『パインズ』の感想にも書いたが、作品の雰囲気が『ツイン・ピークス』に似ていると思ったら、著者は『ツイン・ピークス』にインスパイアされて書いた作品のようだ。読み終えてみると、雰囲気は『ツイン・ピークス』だが、ストーリーはリチャード・マシスンの『地球最後の男』に似ている。

完結編ではさらなる驚愕の展開を期待したのだが、まあ普通の無難な結末で、少し期待外れだった。
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No.1:
(5pt)

期待通りの面白さ!

第一作「パインズ」、第二作「ウェイワード」に続き、三部作の完結編の「ラスト・タウン」がいよいよ発売されました。 第一作も第二作も驚愕のラストで楽しめましたが、最終作も同様に驚愕のラストでした! 何が驚愕かは完全にネタバレになるので書けませんが、続編をぜひぜひ出して貰いたい結末ですよ! 内容は読んでのお楽しみとしか言いようがありません。

ここで言えるのは、第一作はミステリー物、第二作はミステリー+SFのハイブリッド物、最終作はサバイバル(終末)SF物、という感じですね。  これはぜひ第一作目から順番に読んで頂きたいのですね。 飛ばして読んだら楽しみガタ落ちですから。

第一作と第二作は「ウェイワード・パインズ」の名前で、マット・ディロン主演でドラマ化されているそうですが、こちらも観てみたいものです。

前述したように、本書の続編を出して欲しいですね。 〇〇〇後の世界がどうなっているのか、興味津々です。
ラスト・タウン (―神の怒り―)Amazon書評・レビュー:ラスト・タウン (―神の怒り―)より
4150413541

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