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(短編集)
誰かの家
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誰かの家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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丁寧かつ迅速に対応していただきありがとうございました 商品も綺麗な状態でした | ||||
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表題作「誰かの家」は、中学校時代の主人公が忍び込んだ空き家で味わう恐怖体験 悪友との意地の張り合いの末に忍び込んだ空き家は、空き家ながら管理が行き届いている。 だが、各部屋ごとに「人形」が置かれている。 リアルではない、全く無機質な人形 その人形が、なぜか主人公を追いかける のっぺらぼうな人形が、ことっ ことっ と一定の感覚で音を立てながら… この人が書く、「人外の者に追われる恐怖感」は実に続々とする。 その他、海中の怪にとりつかれた少年、正体不明の転校生の所持するドールハウスの内部の「人形配置」ごとに死んでいく家族、あるいは温泉で出会った人間の暗部… 物語の中にいちいち「怪奇小説講釈」があるのは多少は蛇足かもしれない だが、「オチがわからない」構成が、余計のモヤモヤ感、そして恐怖感を醸し出すのだ。 | ||||
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氏の世界観に基づいた、ふと背筋が寒くなる様なホラーは、普段ホラーは読みませんが、堪りません 本作は短編集と云う形態でありますが、 一作々々にのめり込まされてしまい、 想定より早く頁を繰ってしまいました | ||||
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異形コレクション以外で最初に読んだ連作短編集がそういう傾向で面白かったので、この作者さんには、ホラーとミステリの融合した話を期待して読んでいます。 そういう点では、ミステリ的な驚きをよく感じられたのは「誰かの家」と「つれていくもの」くらいで、 他は雰囲気は良いけれど怪異の正体に関する部分は曖昧なまま終わる――これは上にあげた2作もそうで、ミステリ要素は別部分――ある意味で王道なホラー短編ばかりでした。 また、もう一つ楽しみにしていたのは、作者が見聞きした体験談というメタな形式を採っているので怪異譚自体の前にある枕部分で、 そこで作者が語る怪奇関連のちょっとした蘊蓄や、ホラー愛にあふれる作品紹介などはいつも通りに楽しかったです。 | ||||
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怪談の短編集ですが、ゾクッとする程怖い話と、そうでもない話があるので、読むのに少し時間がかかりました。全体的には、普通だと思います。刀城言耶シリーズの新作に期待しています。 | ||||
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三津田信三の連作ホラー短編集。 いずれも作者が体験した、もしくは友人知人から聞いた話という体裁をとって綴られており、虚虚実実錯綜する臨場感と酩酊感を潜ませている。 個人的には「ドールハウスの怪」が出色の怖さ。 奈良の小学校に転校してきた金貸しの息子が、蔵の二階でドールハウスを発見するが、中に配置された人形の家族構成は何故か彼の一家とそっくりで…… ドールハウス自体が発端となるのではなく、そのドールハウスで遊んだ行為がのちの元凶となって、怪異が現実を浸蝕し惨劇が連鎖していく入れ子構造がなんとも不気味でおそろしい。 | ||||
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今年もまた三津田信三の怪談の季節がやってきました。 今作は著者お得意の短編連作ではなく一話完結の、いや完結はしませんが・・・ 著者の十八番である「建物」に纏わる怪談話を6本の短編で楽しむ嗜好となります。 今作の印象は誰でも経験があると思うのですが夏休みに友人の家に何人かで泊まりに行ったり 旅行だったり、また林間、臨海学校の夜に始まる怪談話の趣きと云う体が自分には、しっくりきます。 正直、怪談話に目新しさを求めるのもどうかと思いますが、どれも何処かで見聞きした様な話ではあります。 しかし、そこはホラーミステリー作家三津田信三氏の語り口を楽しむ事がファンのこの時期に求めるものなのです。 今作の中には「作家シリーズ」と呼ばれる作品集の某作品を彷彿させる話があったり、 古民家とそこに暮らす奇妙な家族の話、鄙びた温泉宿の怪異譚などノスタルジックな怪談話や 表題作の様な著者お得意の息苦しい閉塞感と焦燥感からくる恐怖等、著者のファンならそれなりに楽しめる 作品だとは思います。 著者の過去の作品の様な得体の知れない寒気がする様な悍ましさや恐怖を求める 方は物足りなさを感じるかもしれませんね。 また前作「どこの家にも怖いものがいる」と同様に怪談話なのでミステリー要素や謎解きを期待しても肩透かしを 喰ってしまうので、怪談話を楽しむつもりで手に取って頂きたい作品です。 ただ、そろそろ三津田信三ホラーミステリーのファンとしては大作、刀城言耶シリーズを切にお願いしたい処です。 | ||||
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