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(短編集)
誰かの家
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誰かの家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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怪談の短編集ですが、ゾクッとする程怖い話と、そうでもない話があるので、読むのに少し時間がかかりました。全体的には、普通だと思います。刀城言耶シリーズの新作に期待しています。 | ||||
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今年もまた三津田信三の怪談の季節がやってきました。 今作は著者お得意の短編連作ではなく一話完結の、いや完結はしませんが・・・ 著者の十八番である「建物」に纏わる怪談話を6本の短編で楽しむ嗜好となります。 今作の印象は誰でも経験があると思うのですが夏休みに友人の家に何人かで泊まりに行ったり 旅行だったり、また林間、臨海学校の夜に始まる怪談話の趣きと云う体が自分には、しっくりきます。 正直、怪談話に目新しさを求めるのもどうかと思いますが、どれも何処かで見聞きした様な話ではあります。 しかし、そこはホラーミステリー作家三津田信三氏の語り口を楽しむ事がファンのこの時期に求めるものなのです。 今作の中には「作家シリーズ」と呼ばれる作品集の某作品を彷彿させる話があったり、 古民家とそこに暮らす奇妙な家族の話、鄙びた温泉宿の怪異譚などノスタルジックな怪談話や 表題作の様な著者お得意の息苦しい閉塞感と焦燥感からくる恐怖等、著者のファンならそれなりに楽しめる 作品だとは思います。 著者の過去の作品の様な得体の知れない寒気がする様な悍ましさや恐怖を求める 方は物足りなさを感じるかもしれませんね。 また前作「どこの家にも怖いものがいる」と同様に怪談話なのでミステリー要素や謎解きを期待しても肩透かしを 喰ってしまうので、怪談話を楽しむつもりで手に取って頂きたい作品です。 ただ、そろそろ三津田信三ホラーミステリーのファンとしては大作、刀城言耶シリーズを切にお願いしたい処です。 | ||||
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