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けものみち
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【この小説が収録されている参考書籍】
けものみちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 41~42 3/3ページ
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割烹料亭の仲居から政財界の裏の実力者・鬼頭の愛妾になる民子、民子を愛妾にと送り込んだ小滝と秦野。民子を執拗に追いながら、鬼頭・秦野・小滝の関係に目をつける久恒刑事。登場人物それぞれが、生き残るための策略をめぐらし、躊躇することなく犯罪を重ねてゆく。民子が野望を実現する第一歩を踏み出すために行った犯罪のシーンは、今でも鮮やかに記憶に残るほどだ。しかし、これらの犯罪は決して罪に問われることはなく、殺人さえ「政治的に」葬られてゆく。鬼頭が政財界に対して持つ「実力」の具体例として記される事件の数々は、政治の「裏」(さらにその「裏」)の出来事として理解できる。こうした「実力」を行使する存在のあることは、出版された頃から30年経ているものの、現在にも当てはまっているように思う。現代政治を考える際の参考になる。 | ||||
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割烹料亭の仲居から政財界の裏の実力者・鬼頭の愛妾になる民子、民子を愛妾にと送り込んだ小滝と秦野。民子を執拗に追いながら、鬼頭・秦野・小滝の関係に目をつける久恒刑事。登場人物それぞれが、生き残るための策略をめぐらし、躊躇することなく犯罪を重ねてゆく。 民子が野望を実現する第一歩を踏み出すために行った犯罪のシーンは、今でも鮮やかに記憶に残るほどだ。 しかし、これらの犯罪は決して罪に問われることはなく、殺人さえ「政治的に」葬られてゆく。鬼頭が政財界に対して持つ「実力」の具体例として記される事件の数々は、政治の「裏」(さらにその「裏」)の出来事として理解できる。 こうした「実力」を行使する存在のあることは、出版された頃から30年経ているものの、現在にも当てはまっているように思う。現代政治を考える際の参考になる。 | ||||
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