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高い城の男
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高い城の男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全92件 41~60 3/5ページ
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マケプレ業者の問題なのでここに書くことではありませんが この本の装丁は個人的にとても重要なポイントなので装丁が異なるバージョンを販売する場合は 明記してほしいです。 amazonのシステムの問題でもありますが。 フォントまで異なるととても読みにくく読書意欲を削ぎかねないのでなんとかして欲しい。 羊頭狗肉とはまさにこのことです。 | ||||
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「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」がそこそこ楽しめたので、タイトルに興味をそそられ名作との声もあるようなので購入。 ドイツと日本が第二次世界大戦で戦勝国になっていたら、という前提ということで読み進めましたが、 印象は海外での差別的な意味でステレオタイプな日本人像と、日本文化では縁のない易という占いが人々の行動決定の習慣になっているなど、 台湾辺りの占いの文化がごちゃ混ぜになり、期待していたドイツと日本が!のIfの描写が勢力構図以外楽しめませんでした。 というか、この作品も結局日本文化と中国文化の区別がついてない例に漏れてないように思えました。 あくまで物語の舞台、そういうものだと思って読むのがいいと思います。 ストーリーも散文的で、人物視点が移り変わりながら一応物語はところどころは繋がりますが、パルプフィクションのように各登場人物の物語が繋がっていく、というわけでもありません。 タイトルに匂わせるサスペンス的な要素やどんでん返し的な要素も大してない気がします。 何より登場人物たちの人種差別的な思考や突拍子もない行動描写が多くて、 SFですし当時はそれが小気味よかったんでしょうけど、目にする度に気分は低い域の男に。 | ||||
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ドイツと日本がもし戦争に勝っていたらという、いわゆる平行世界ものですが、このSF小説がそれ以前のものと異なっているのは、このフィクションの世界の中でも、もしイギリスとアメリカが買っていたらという逆の小説が流行っているという設定になっている点です。言わば、フィクションの様々な登場人物を我々が覗いている一方で、彼らも、もうひとつの現実に気づき、他の世界を垣間見ているのです。 ドラマ版ではどうしても視聴率を上げる為に、「自由の国アメリカを取り戻す」というテーマにすり替わってしまっていますが、原作はそんな事はなく、むしろ、どちらの世界でも結局はそんなに変わらないという事を描いているように思えます。ある登場人物は、もしドイツが負けていたら、「世界はウォール街とモスクワのユダヤ人によって支配されていただろう」と語り、また戦争に勝ったイタリア人の登場人物はイギリス兵による無差別攻撃や残虐行為について語っていたりします。 それともうひとつ、本書はディストピア小説では全くなく、登場人物の多くが易によって人生の岐路でどちらを選ぶべきかを占ったりしますが、最後に世界は人間ひとりひとりが選び取っていくものだという事に気づいていきます。異世界に迷い込んでしまった田上(Tagomi)も自分の強い意思で元の世界に戻ってきます。そういった希望を残してくれる小説です。 | ||||
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小説の世界よりもより凝った作り込みで、原作の方が分かりにくかった。 設定は面白いけれども、フィルムにした点でビデオが勝っていると思う。 | ||||
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私の読解力が低いためかもしれませんがな中途半端な状態で終わってるような気がしました | ||||
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ちょっと読みにくかった… 登場人物がたくさん出てきて、各々が胸の内を長々と語るから置いてけぼりになる。 設定は面白く、最後のシーンはワクワクさせられました。 もう一度設定知った上で読んだら評価が変わるかもしれません | ||||
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あらすじだとか世界観は他のレビュアーが書いていますので省略 ごく素朴なこの本を読んだ感想ですが 「読み手を選ぶ」なぁ~という感じでした。 面白い面白くないの二択で答えるなら 自分には面白かったです。 毎日1時間程度、約50ページづつ読むとして 400ページ強なので一週間ちょっとで読めます。 その気になれば一晩で読破できるでしょう 時間が許せば、その方が前後の繋がりなど 分かりやすいかと思います。 なにせ、話がアチコチの場所に飛びますから 少し前の事になると忘れてしまいます。 この小説には重要な人物が何人かでてきますが 最初はジュリアナが主人公かと思っていましたが 今では田上氏がそうなんじゃないか?と感じています。 準主人公はロバート・チルダンかな? フランクのおかげでアメリカ人の誇りを取り戻したみたいなもんだから・・ ただ、このお話には終始、易経がでてきて物語を支配しています。 自分はその方面はとんと疎いので何とも言えないですが まさかの最後もそのオチとは・・ 事前に得ていた情報から、想像していた展開と 大いに違っていましたが、こういうソフトな終わり方も悪くないと思いました。 まだ一度しか読んでないので、また二度三度と読んだら 感想も変化するやも知れませんね。 あと、軍事的用語が多く出てきますので それなりの知識があるのとないのとでは 絶対ある方が楽しめるかと思います。 例 特高・・特別高等警察、大日本帝国の政治警察、取り締まり対象は主に無政府主義者、共産主義者、社会主義者など 国防軍・・ドイツの正規軍(陸・海・空軍) SS・・ドイツ親衛隊、元はヒトラーを護衛する党内組織として創設されたが、 第二次大戦開戦時には軍事組織の保有を許可されている↓ 武装SS・・親衛隊における武装集団、国防軍とは違い徴兵権はないので基本的に志願による入隊が中心 SD・・親衛隊情報部または親衛隊保安部(諜報組織) ゲシュタポ・・秘密国家警察(ドイツ警察の中の秘密警察部門) ※主にWIKIより抜粋 | ||||
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傑作と名高い作品ですが、うーん、私には消化不良な部分が多く感じました。 訳がイマイチだなと感じたところが多かったせいもあるかもしれません。 もうちょっと劇的な最後を期待していた自分がいたせいかも知れません。 易を軸に話は展開しますし、結論もそれに関することですが、易に神秘性を感じる西洋の方にうけたのでしょうか。 | ||||
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言わずと知れた「高い城の男」の旧訳です。原作は62年出版なのでほぼ同時期の翻訳です。現行だと90年に改訳されたものが主流ですが、果たして作者と同時代の人物が訳した文章はどんなものだったか知りたくて購入しました。 読んでみるとさすがにSF小説らしく、旧訳と新約で大きな文体の変更はありません。しかし旧訳には現代ではもはや使われなくなった漢字などが多用されているので、読みづらくはありますがより時代というものを感じられました。 思ってみれば作品は大戦が終わってからわずか十数年後に書かれたもの。日本でも戦前の記憶がまだ生きていた時代です。新約ではそれがすべて現代の漢字に置き換えられているので、読みやすくはありますが少々残念です。骨董品的な価値を文学に求める人なら買ってもいいのではと思います。 | ||||
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魅惑的なディストピア. Very interesting ideas | ||||
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アイデアは素晴らしいのでしょう。なにしろフィリップKディック。 しかし、他にもナチスの勝利に終った後の世界を描いて面白かったものはある。 ディックの名を冠したらどんな風に?と購入しましたが他作品の方が悲哀に満ちたものはある。 翻訳よりディックの東洋観の限界のようなものを感じました。 案外底が浅いなって生意気にも言います。 | ||||
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『ブレードランナー』『トータルリコール』『マイノリティリポート』の原作者による、第二次大戦で枢軸国が勝利したパラレルワールドの1960年代北米を舞台にした小説です。 「本物と偽物の違いは何か」「本物であることに果たして意味があるのか」という問いが全編通して流れるのは、ディックの定番だなと思います。 プライムビデオでドラマ化され大好評を博し、第2シーズンも今年12月に公開になる予定の、話題の一冊です。 (現時点ではドラマ版は日本のアマゾンでは公開されていませんが英・米のアマゾンで英語版、ドイツのアマゾンで英語/ドイツ語版の第1シーズンが視聴可能です。) 小説版とドラマ版とは、かなり設定が異なっています。 キーワードになる『イナゴ身重く横たわる』は、この小説版では「高い城の男」と呼ばれる謎の小説家の書いた大ヒット小説で、連合国が勝ったパラレルワールドを描いていることからナチス政府に目を付けられている(帝国日本政府は「あくまでフィクションにすぎない」として黙殺しており、日本人の中にはかえって面白がって読みふけっている者までいる)ということになっていますが、ドラマ版では日独およびそれらの傀儡政府に所持を禁止され地下で密かにやり取りされている謎の8ミリフィルムで、それをレジスタンスの手を借りて「高い城の男」という謎の人物が収集しているということになっています。 主人公の一人ジュリアナは、小説版では夫のフランクと離婚しているけれども元夫の姓を名乗り中立地帯で柔道のインストラクターをして生計を立てている「ジュリアナ・フリンク」ですが、ドラマ版ではサンフランシスコで恋人フランクと同棲し合気道を学んでいる「ジュリアナ・クレイン」です(第1シーズンで役所に就職します)。 フランクは、ともに「フランク・フリンク」という名前でユダヤ系であることを隠している人物ではありますが、小説版では表向きは建具工場、その実は骨とう品の贋作を作る秘密工場に勤めていたけれども嫌気がさして同僚とともにアクセサリー製造工房を立ち上げた青年であるのに対し、ドラマ版では合法的な骨とう品レプリカ(昔の拳銃のコピー)を作る工場に勤めながら趣味のアクセサリーをコツコツ手づくりしている青年という風に変わっています。 ジョーは小説版では「長距離トラックの用心棒でイタリア系の元軍人ジョー・チナデーラ」と名乗っていましたが、ドラマ版では「レジスタンス活動のため自らナチス政権下のニューヨークからトラックを運転してきた青年ジョー・ブレイク」となっています。 また、ドラマ版で重要なキーパーソンである、ジュリアナの種違いの妹(実の母とその再婚相手の娘)でレジスタンス活動をしているトゥルーディ、ナチスの傀儡国家の東アメリカのナチ党親衛隊支部高官であるスミス元帥、サンフランシスコ憲兵隊本部の木戸主任捜査官は小説版には全く出番がないです。 ドラマ版を見て原作が読みたくなった方は、以上の違いに注意して下さい。 さて、この小説版では先述の本物と偽物云々という以外にも、以下の3つの視点からストーリーが展開されていきます。 一つ目は、勤め人を辞めベンチャーのアクセサリー工房を立ち上げたフランクの一代記(と、そのフランクに影響されていく周りの人々の物語)。 二つ目は、「高い城の男」の謎を探るジュリアナとジョーの冒険物語。 三つ目は、史実の米ソ同様に同盟国としてともに世界大戦に勝利したものの、冷戦に突入し、いつなんどき核戦争を起こしかねないという状態になった日独の国際政治ドラマ。 ディック作品の常として、これらの表面上のストーリーラインの下を流れる哲学は一貫して「本物と偽物の違い」に関する問いなのですが、その哲学の部分をあまり考えなくてもそれなりに楽しめるレベルなのはさすがだと思います。 最期の1ページまでドキドキハラハラが止まりませんでした。 ディックの長編では珍しく哲学の部分は控えめな主張となり、エンターテインメントの部分が強調されています。 ドラマ版は、欧米ではヒットしていますが、日本では恐らく物議を醸すだろうなという描写が多いので(まあ日本が勝ってる世界を描いた作品なので当然なのですが)、結局日本には上陸しないかもしれません。 ですが、それを差し引いても本書は読む価値のあるすぐれたエンターテインメントだと思います。 是非、一読してディックの世界に足を踏み入れてみて下さい。 ただ文句をつけたいところが一点。 原語版で"Baron L. B. Kaelemakule"とされている人物がこの版では「鎌倉男爵」という名前になっていること。 "Kaelemakule"は誤記ではなく、ネイティブハワイアンのファミリーネームです。 史実の帝国日本には実は、李氏朝鮮王家の血縁者である等の理由から、朝鮮籍で爵位を与えられた人物も数十名単位で存在していました。 この小説の世界ではハワイ、アラスカ、アメリカ西海岸が日本の領土になっているので、この「カエレマクレ男爵」はハワイ出身、おそらくカメハメハ/カラカウア/ルナリロ王家の血縁者であることから爵位を与えられた人物なのではないかと思います。 (実際、イニシャルは違いますがカエレマクレ姓の、カラカウア王家の末裔の方が複数現在もハワイにいらっしゃるようです。) まあこの男爵はいてもいなくてもストーリーにはあまり関係しない人物なのですが、そこ以外は本当に好きな作品です。 【2016年12月13日追記】 日本でもドラマ版のシーズン1が公開になりました! 吹き替え版・字幕版が用意されていますが、キャラクターの役職名等、私の解釈と違う訳され方をしたところがありました。 (どっちがニュアンス的に近いかはよくわかりません。) 上記のドラマ版に関する記述は、あくまでも私が通しで見た英国公開版を基準にしていることをあらかじめご承知おきください。 | ||||
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”枢軸国が連合国に勝ってたら”の発想自体は凄く大胆で面白いが、その奇想天外な発想を支える為に、無理強いしたプロットが最後で崩れてしまい、全くの未遂のエンディングに繋がった。 この本ではやたらと”易経”が登場する。ルーレット好きなアメリカ人の性向とも思えなくもないが、これじゃまるでサイコロ転がしの人生ゲームだ。”出たとこ勝負”で枢軸が勝ち、その後の展開も何だか”出たとこ勝負”。折角日本とドイツが秘密裏に啀み合ってんだから、列強を巻き込む日独の対立を中心に長々と展開しても面白かった。 ただ、枢軸が連合国に勝ち、大国アメリカを支配するなんて、SF小説として見ても無理がある。せめて、この第二次大戦を引き分けに持ち込み、日独の対立を中心とする第3次世界大戦に繋げるのが無難だろう。その方がずっとリアル感があり、スリリングでもある。例えば、トルーマンが原爆投下直前になって暗殺され、大粛清の呪いに悩むスターリンが謎の死を遂げる。精神異常のヒトラーはポーランド侵攻直前に暗殺される。日本では、南下政策の責任を取り、東條が失踪し、真珠湾の英雄・山本五十六が政権を握る。この様に、我儘勝手な十人十色の展開が期待できる。 ジュリアナという安っぽい美女の存在は必要なのか。彼女が登場する度、無理強いしたプロットに穴が開く。”高い城の男”が幾ら無類の女好きとはいえ、胸の大きく開いたドレスで参上するなんて、女スパイにしても度が過ぎる。TV版の彼女がとても魅力的だったのに非常に残念だ。それに、ドイツの極端な飛躍し過ぎる宇宙計画も、プロットを混乱し、破綻させる一因となってた。 TVドラマが原作を上回るという珍しいケースではあるが、シーズン2はどういう展開になるのだろうか。 | ||||
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昔PKDにはまって読みました。破綻がなくて淡々としています。 昨年amazonのテレビドラマシリーズができて、それを見ました。ドラマと原作はストーリーも登場人物も違うところがずいぶんありますが、共通の雰囲気は保っています。 | ||||
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良い商品をほかより安く手に入れることができてとてもよかった。 | ||||
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amazonがテレビドラマシリーズ化したという記事を読んで興味がわき、原作を読んでみました。 多分?僕の理解力が無いから? とにかくつまらなかった。 何がおもしろいのかさっぱり分からない。 SFという感じでは無いし、かといって文学的でも無く、そしてエンターテイメントでも無い、単なるフィクション。 第2次世界大戦で枢軸国側が勝利した後の世界というプロットはとてもセンセーショナルだけど、話の展開はグダグダで、たいした落ちも無いどうでも良いようなエピソードが何個か絡み合ってるだけ。 誰かこの本のどこがそんなに評価されているのか教えて下さい。 | ||||
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村上春樹がこの小説の新訳を準備中とのことです。 タイトルはあえての「ハイな城の男」 あわせて読みたいです。 | ||||
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現代で考えると非常に複雑な心境になります。 もしも、もしもですが、この本の内容が起きていたらって考えると おそろしいかも。 | ||||
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今話題になっているので手にとってみた。 第二次大戦の勝者が逆転した世界。舞台は60年代ながら、日本人が非創造的なおかげでこのパラレルワールドでは人力タクシーがいまだに走り、自動車はそれほど普及していない様子だ。日本の支配地域では人々の聖書は「易經」に代わっていて日本人は精神的な「道」を求める人々というように描かれ(これらは日本人をデフォルメしすぎだが)、被支配者のアメリカ人がそれについて戸惑う姿も描かれる。一方でドイツの支配地域は彼らドイツ人の理想世界に現実を無理やり従わせようとする管理主義的な世界で、宇宙に進出するほど科学技術もかなり発達している。これらの仮想世界では、現在の物質主義が支配的な英米の価値観ではなく形而上のものが上位を占めている。支配者の行動の指針となっている第一のものは精神論や理想論であり物欲や金銭欲ではない。 さらにこの仮想世界のなかには、もし連合国が勝っていたらという架空の小説が登場する。こうした入れ子状態をつくることで作者は何を示したかったのか。読者はいろいろと考えさせられるはず。最後に登場人物が意味深な言葉を言うのだが、おそらくこれは易や太極図の構造を述べたものだろう。作者の東洋哲学に対する興味と理解が結集された作品。 | ||||
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アメリカでは低予算の割にかなり頑張っているとYoutubeなどでも評判の本作ドラマ化の"the man in the high castle"というAmazonビデオが米国amazonで放映されてかなり高評価のようである。中国の海洋進出に右往左往している米国の現状からすると、なんか冗談とも笑っていられないストーリーなんだろうか。フィリップ・K・ディックは「ブレードランナー」とか「トータル・リコール」とかの原作で、なんとなく尖ったSFのイメージがあったが、本作はジョージ・オーウェルの「1984年」の向こうを張ったのか、少々肩に力が入り過ぎて、日本とドイツの戦前の雰囲気が妙な感じで表現されていると思う。ただ、寧ろ本作のような作品から入ったほうが、なぜ彼がSFに拘ったのかなど、彼の作品の真の意味を理解できるのかも知れない。 いずれにしても、せっかくアメリカでドラマを流しているのだから、Amazonさんも遠慮せずに日本でビデオを流してくれないだろうか。 | ||||
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