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高い城の男



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高い城の男の評価: 3.85/5点 レビュー 92件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.85pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全61件 1~20 1/4ページ
No.61:
(4pt)

Dick’s misery is akin to Japan in the Cold War era?

Before the fall of the Berlin Wall, Japanese people were living in a dream world where the truth was hidden. They were just working hard to earn small money for the living which gave the country a temporary wealth. After the fall of the wall, we realized some truth, but the global capitalism made us poor. Kind of multiverse nightmare in Dick’s novel.
高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)Amazon書評・レビュー:高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)より
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No.60:
(4pt)

ディックは日本通か?

メインの登場人物の1人は日本人であり、ナチスに対する描き方よりもかなり好意的である。ドナルドキーンの著作からの引用もある。ラストシーンは少し曖昧な描き方で、スッキリしないが、読者に考えさせる謎を残したというべきか?
高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)Amazon書評・レビュー:高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)より
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No.59:
(5pt)

TVドラマは改悪

原作小説の方が面白い。TVドラマは話を複雑にし過ぎて焦点がボケました。
高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)Amazon書評・レビュー:高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)より
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No.58:
(5pt)

現実と虚構の世界を描くサスペンス性の高いSF小説。

小説というものは、アイデアと設定が重要なのは当然だが、分けてもSF作品というジャンルにとっては尚更と言えるだろう。
フィリップ・K・ディックという作家は、優れたアイデア・ストーリーを作ることにかけての手腕は確かで、どの作品に於いても彼の描く世界観は実に盤石であり、確固としたリアリティーを読む者に与える。
ディックにとって、戦争を体験したことは彼の価値観に大きな影響を及ぼしたらしく、かつてなんらかの戦争があり、それを経た故の世界というものを舞台としていることがしばしば見受けられる。
本作の場合は、第二次世界大戦に於いて、ドイツや日本側の枢軸国陣営が勝者となり終戦を迎えた世の中を描いており、遠い未来を捉えたものではない。歴史改変SFとなっているのである。
本作に主人公と呼べる様な人物はいない。何組かの人々がオムニバス形式で並行的に物語を紡ぐ。
日本人に対して劣等感を抱きつつも、彼らとのビジネスを行なっていことを誇らしく思っている美術商を営むアメリカ白人男性。
日本人の高級官僚男性や若いエリート夫婦。
身分を偽りながら日本の高級官僚に会談に訪れたドイツ人。
ユダヤ人であることを隠して職人を務めている男と、今は離れたところで柔道の講師をして暮らしている元妻のアメリカ女性。彼女と出会い、一緒に暮らし出すイタリア男性などなど。
ドイツ帝国に於ける政変と、軍事的な暗躍を根底に漂わせながら、関与するしないにかかわらず、登場人物達はそれぞれが自らの想いを巡らせ、悩み迷い混乱しながら行動していくのだが、共通していることが二つある。
日本人の影響によって広まった中国由来の「易経」、四十九本の筮竹(ぜいちく)により導かれる卦の類いだ。
そしてもう一つは一冊の小説である。
その本は、ドイツ勢力下では発禁本とされているにもかかわらず、一大ベストセラーになっていた。その骨子は、先の大戦でアメリカ、ソ連、イギリスなどの連合国側が勝利を収めるというもので、本書自体とパラドックス的な関係を為すのであった。
全く関わりの無かった筈の登場人物達は、相互にどう絡み合うのか。そして、例の小説並びに、本作の題名に表される小説家自身は本作に何をもたらすのか。物語の先行きが予想が付かないまま、只々ディックの筆力と密な性格描写に引っ張られて読み進めていくに従い、紐解かれていくのだ。
本作は、1963年にヒューゴー賞を受賞した。
高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)Amazon書評・レビュー:高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)より
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No.57:
(4pt)

最初は難解。然し次第に脳に入るね、全体的イメージが。

アマゾンプライムで視聴(中)。未だ15〜6の頃(60年以上前)、早川文庫本で読んだ記憶の極一部を思い出した。連合国と枢軸国の戦争結果が逆になった設定SFだが、其れがパラレルワールドとして枢軸国の現在(日独伊の第二次大戦の結果)と部分的並行的に進行する。小説で読んだ記憶が昔過ぎて定かでないが原作は如何だったかだが、ビデオのシーズン2〜3辺りから何と無く呑めり込む様な感覚になった。で、枢軸国が何と無く現在大陸の東方で勢力を伸ばし、刀を振り回して周辺を恫喝し捲ってる※国と、元は同胞だったが今は別の国になった穀倉地帯を侵攻、世界をガタつかせてる見掛け倒しの*熊を連想したね。此れ1960年代の冷戦時代に書かれたのだが、現世界と随分一致するのは偶然か、本当に⁉️。未だ途中故評価は暫定4/5とした。
高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)Amazon書評・レビュー:高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)より
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No.56:
(4pt)

難しい。

解釈が難しい。作者の主張がよくわからない。
なぜSF小説なのか?
並行宇宙論であるためか?
高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)Amazon書評・レビュー:高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)より
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No.55:
(5pt)

面白い

政治的な内容はもちろんのこと、現代とは違うナチスの独自技術が発展した未来が書かれている。
作中では存在しか出てこないがプラスチックの車、テレビ。あまり触れられない大陸間移動ロケット。
現代でも実用可能なのだろうが、ナチならどう実現させたのだろうか、と考えさせられる。
高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)Amazon書評・レビュー:高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)より
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No.54:
(5pt)

易占とは

ユングが唱えた偶然の出会いそれはシンクロニシティ
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No.53:
(4pt)

グット

良かった
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No.52:
(5pt)

是非読んで下さい。

アマゾンプライムで放映している同名のドラマにはまって、原作が読みたくなりました。ドラマが大変良く出来ているのでこれはと言う大きな違いは無いのですが、それでも原作を読むとあ!う!っと思う点が時々あります。是非原作もお読みください。
高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)Amazon書評・レビュー:高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)より
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No.51:
(4pt)

戦争に負けるとはどういうことか

第二次世界大戦でドイツと日本が勝っていた世界を描いた作品。SF史上名高い作品であり、読後に知ったのだが、1960年代に書かれたにも関わらずつい最近ドラマ化されているなど、稀有なロングセラー作品である。これは、アメリカ人がドイツ人と日本人に支配されているという世界が、アメリカ人にとって今尚ショッキングであり、特にニヒルな、あるいはシニカルなインテリに好まれているのではないかと推察する。

しかし、実際の戦争の敗者である我々日本人は、アメリカ人と同じように本書を受容することはない。アメリカ人が日本人にペコペコする様を見て、最初はくすぐったい思いがするが、徐々に虚しくなってくる。そして、戦争に負けるとはどういうことなのかと考えさせられる。先の戦争で日本が負けていなかったら、という世界を描いた作品としては、村上龍の『五分後の世界』があり、私は本書よりも余程面白いと思うが、虚しさを感じさせてくれるという意味で深いのは本書の方だろう。
高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)Amazon書評・レビュー:高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)より
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No.50:
(5pt)

複数の見方ができる楽しい小説

読む前のイメージはドイツと日本がWW2で買った場合を描いた本でしたが、実際に読んでみると物の真贋や同じ形をした物でも実際には違うことを描いた本だなあという印象を受けました。
あとは現代の白人至上主義と真逆に白人が戦争に負けただけで弱者扱いになって白人であることに劣等感を持ってるのが感慨深かった。
その反面、タオについてはサッパリでした。
作中に登場する道(タオ)の考え方はユング心理学のシンクロニシティに近い考えらしいのでタオに興味持った方はユング心理学調べてみるといいんじゃないかと思います。

電気羊より読みやすいと他のレビューにあるようにたしかに電気羊より読みやすい印象です。
あと理解できないというレビューがいくつか見られますが、
表現の仕方が少し癖のある感じなので理解できない人がいるのはそのせいかなと。
内容がてんこもりなせいで理路整然としてるとは言えないんですよね。
高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)Amazon書評・レビュー:高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)より
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No.49:
(4pt)

アマゾンドラマのほうずっとが面白い

アマゾンドラマを見て、原作を読んで、すっきりしなかった部分を解消するために訳本を読みました。原作はしりきれトンボな印象でした。先月からアマゾンドラマの最後のシーズンがみられるようになったので、そちらが楽しみです。
高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)Amazon書評・レビュー:高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)より
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No.48:
(5pt)

ディックの最高傑作にして、易経マジックの問題作

一読して、思わずウーンと唸ってしまう小説である。賛否両論の作家である。おそらく誰もマネが出来ないであろう。第二次世界大戦で、ドイツと日本が勝利して、その後の世界を描いたものである。SF小説と言うより、歴史小説を読んでいる感じである。これに、易経、をカラメテなんとも奇妙な小説に出来ている。とにかく、SF史上最大の問題作である。
高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)Amazon書評・レビュー:高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)より
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No.47:
(4pt)

ドラマをみて購入

ドラマとの違いを見てみようと購入。少しシナリオが違って小説の方が面白い
高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)Amazon書評・レビュー:高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)より
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No.46:
(4pt)

Amazonプライムビデオ版と比べると興味深い

Amazonプライムビデオで同名のドラマを見て、原作を知りたく読みました。改変歴史、並行世界ものに分類されるのでしょうが、原作では並行世界は暗示されるのにとどまります。ビデオの方は、この原作の意図を尊重しつつ、様々な拡張や変更を加えている事がわかり興味深く思いました。例えば、原作ではイナゴの本になってますが、ビデオではフィルムに。ちらっとしか原作では現れないパラレルワールドの幻影が、ビデオでは大きく発展させられています。ただし、ビデオの方はシーズン1くらいでやめておいた方が良かったのでは、と個人的に思います。原作の結末の意味は、読後、すぐにはわかりませんでしたが、多くの人の感想を読んでなるほど、とわかりました。ビデオでは、その辺は、大幅に拡張されている。さて、多くの方が、日本人の取り扱い方に違和感をお持ちのようですが、私は逆に、他の国の人が日本をどのように見ているかわかり興味深く感じました。読後感は独特のものがあります。
高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)Amazon書評・レビュー:高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)より
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No.45:
(4pt)

架空歴史や並行世界小説が好きな人へ

"『彼は前からそうやって住んでたらしいのよ。そこでこの本を書いたんだもの。その屋敷の名前はね(中略)〈高い城〉ーそれが彼のつけた愛称なの』"1963年ヒューゴー賞受賞作であり、amazonドラマ化された本書は、複数視点、同時進行する物語が虚実が混在する不思議な読後感を与えてくれる。

個人的には、話題になったドラマを観る前の予習として、また『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』(映画ブレードランナー原作)の著者が、第二次大戦で枢軸国側が史実と違って勝利した世界をどのように描いているかに興味をもって本書を手にとりました。

さて、本書ではドイツと日本により【冷戦的な分割支配を受けているアメリカ】を舞台に、アメリカ人、日本人、ドイツ人といった様々な登場人物がナチスの後継者をめぐる争いに、それぞれの事情で巻き込まれつつ【物語世界とはさらに逆(つまり史実的な)の世界】を描いた禁書扱いの小説『イナゴ身重く横たわる』も読みふけっている。という二重構造あるいは最近流行りの【並行世界もの】となっているわけですが。アメリカ人美術商から見た日本人の描写にはやはり、多用される易経なども含めて【偏りや混乱が感じられて】何とも複雑な気持ちにさせられました。

また登場人物の1人、ジュリアナが『イナゴ身重く横たわる』の作者に会うために刹那的なロードムービーよろしく旅に出かけるシーンには、私にはどこかナボコフによる『ロリータ』(1955年)による復讐の為に小説家を訪れるシーンが思い出され、『オンザロード』ではありませんが、アメリカ文学らしい【どこまでも続く道路】の雄大な光景が頭から離れませんでした。

著者のファンはもちろん、架空歴史や並行世界小説が好きな人にオススメ。
高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)Amazon書評・レビュー:高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)より
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No.44:
(4pt)

テーマが日本人向けである

日本人や日本が多く出ている デイックの中では読みやすい、ハードパンクっぽい展開の速さ 初心者にもお勧め、終盤は深くも読める 初SF読むなら電気羊よりこっちの方が読んだ方が分かりやすいし良いと思う ディック長編では一番好きな作品
高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)Amazon書評・レビュー:高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)より
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No.43:
(5pt)

「民主主義対ファシズム」の第二次世界大戦や、核兵器の意味を考察できる。

作家ディックさんは、映画『ブレードランナー』『クローン(Impostor)』の各原作のような暗い世界がお好きだが、これは、別のダークな架空世界史。ストーリーは別の解説に譲り、ここでは、このSFをもとに、第2次世界大戦について3点コメントします。

(1)第2次大戦は単なる国家間の勢力争いだけではなく、民主主義(英米・カナダ、オーストラリアなど)とファシズム(日独など)という政治イデオロギーの争いだった。(日本等でなく)民主主義の側が勝った意味は、とても大きいことが分かる。なぜなら、その結果、(戦争遂行者の責任が追及されたことを除けば)さまざまな言論や生き方が認められる自由な世界が守られたのだが、もしファシズムの側が勝利していれば、この小説のように、そうした自由のない住みにくい世界【注】になったからだ。

(2)ドイツが原爆を先に開発していた場合、米英に勝てたかはとても微妙な問題だ。米英は民主主義ゆえで市民の被害に敏感なので、多数の都市に核攻撃を受ければ降伏した可能性はある。しかし、米英も独自の核兵器開発に成功したはずだし、通常の航空戦力でもドイツの大都市を壊滅させるだろうから、ドイツの勝利とは限らない。ただ、第2次大戦では軍事技術の開発競争が激烈で、いくつかの条件が違えば逆の結果になりえたという恐ろしさはたしかに存在する。(連合国が質において優越できたのは、レーダー、大型爆撃機、空母、核兵器くらいだった。ドイツは、ミサイル、戦車など。日本は、初期のゼロ戦、暗視訓練、魚雷くらいか。)

(3)第2次大戦後の国際政治において、核兵器が果たしてきた役割については意見が分かれる。核兵器が世界の平和を危うくするのか、それとも複数国が核を持ってにらみあう「核抑止」のおかげで平和が保たれているのか。ディックは、1つの国だけが核兵器を独占する世界システムを描くので、この問題を考える参考になる。

 なお、英米人は、「強力で絶対的な悪」を敵に回して個人と自由を守るレジスタンスの物語が好きだ。『ハンガーゲーム』などの映画もヒットしました。この小説の映画化も、ディックの創作意図とは違い、そうしたレジスタンスの格好の相手をナチスドイツと大日本帝国に見つけたようで、そういう鑑賞の方法もあります。

【注】当時のドイツや日本の独裁と戦争の記録、水木しげる先生の従軍記録マンガ、新書『日本軍兵士』などを参照。
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4150105685
No.42:
(5pt)

すきなんですが

日本人の感覚わかってもらえるのかなぁ ビデオしか見たことないんですが 理解できる外国の人いるんかな 私は1.2話で見るのやめようかと思ったんえす是非皆さんに見てもらいたいです 紺碧のとか上手に負けるでなくて勝っちまったら
なんて想像してなかったんんで 

楽しいです
高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)Amazon書評・レビュー:高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)より
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