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(短編集)
黒い画集
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【この小説が収録されている参考書籍】
黒い画集の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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最近古代史に関心を抱いて読んだのだが、期待したほどの内容ではなかった。 清張だけに、もっと期待していたが。まずまずといったところだった。 | ||||
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身の安全と出世を願う男の生活にさす暗い影。絶対に知られてはならない女関係。平凡な日常生活にひそむ深淵の恐ろしさを描く7編。 | ||||
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事件の経過からラストまでダークな展開ばかりの短編集 古臭いネタややいまいち首を傾げてしまうようなトリックがいくつかあるが、 社会派ミステリとしては上出来な内容だろう ただ短編ごとにページ数にかなり差があるのがやや不満 | ||||
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文章が冗長で、今一つ迫力に欠けます。 あまりオススメできません。正直なところ・・・・ | ||||
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清張の初期の短編集。清張らしく、男女の業を中心とした心理サスペンスが主体となっている。本作のため「清張=黒」と言うイメージが定着した(他に「黒革の手帖」など)。一番有名な作品は、映画にもなった「天城越え」だろう。犯罪の目撃者の少年の淡い慕情とその後の人生が犯人の人生と交叉する様を巧みに描いている。「凶器」はR.ダールの「おとなしい凶器」と全く同じ構想、同じ筆致で書かれているのでビックリ。これには、流石に驚いた覚えがある。 「遭難」は犯人と被害者の弟の二段階の仕掛けがテーマだが、複数人物の心理の葛藤が中篇と言って良い分量で濃密に描かれている点が清張らしい。しかし、両方の仕掛けとも「そんなに上手く他人の行動を制御出来る筈はないだろう」と言う感じが否めなかった。「坂道の家」は本作の意匠を代表するような作品で、分かっていても女に溺れて、人生の坂道を転落する男を描いて秀逸。 犯罪を題材にして、人間模様や社会の裏側(政財界や逆に底辺)を中心とした文学作品を書くと言う点において、先駆者である清張らしい短編集ではある。だが、ミステリ・ファンでなくても楽しめるが、逆に本格ファンには食い足りないと言った矛盾(ミステリ界の悩み)を体現した作品であるとも言える。 | ||||
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清張の初期の短編集。清張らしく、男女の業を中心とした心理サスペンスが主体となっている。本作のため「清張=黒」と言うイメージが定着した(他に「黒革の手帖」など)。一番有名な作品は、映画にもなった「天城越え」だろう。犯罪の目撃者の少年の淡い慕情とその後の人生が犯人の人生と交叉する様を巧みに描いている。「凶器」はR.ダールの「おとなしい凶器」と全く同じ構想、同じ筆致で書かれているのでビックリ。これには、流石に驚いた覚えがある。 「遭難」は犯人と被害者の弟の二段階の仕掛けがテーマだが、複数人物の心理の葛藤が中篇と言って良い分量で濃密に描かれている点が清張らしい。しかし、両方の仕掛けとも「そんなに上手く他人の行動を制御出来る筈はないだろう」と言う感じが否めなかった。「坂道の家」は本作の意匠を代表するような作品で、分かっていても女に溺れて、人生の坂道を転落する男を描いて秀逸。 犯罪を題材にして、人間模様や社会の裏側(政財界や逆に底辺)を中心とした文学作品を書くと言う点において、先駆者である清張らしい短編集ではある。だが、ミステリ・ファンでなくても楽しめるが、逆に本格ファンには食い足りないと言った矛盾(ミステリ界の悩み)を体現した作品であるとも言える。 | ||||
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ぼくは独り者なので「浮気」というものは体験のしようがないのだけれど。 甘く危険なものに違いない。現実問題としてはさほど危険ではないのかもしれないが、フィクションの世界では危険であることに間違いない。 (危険でなかったら、題材にならないのだけれど) 「凶器」 一方的に思いを寄せられた未亡人が襲われたので、正当防衛(過剰防衛?)した話である。 普通犯人は悪者なのだけれど、これは犯人が逮捕もされずに生きていくはずなのだけれど、読んでいて心地よい。 「寒流」 力のあるものとないものが戦ったらこうなるというお手本みたいな話だ。 「遭難」 浮気された復讐なのだけれど、これは殺人なのだろうか?という疑問が残る。 ただ、犯人の計画性は、異常なものを感じるけれど。 どれも、謎解きより、登場人物たちの心の葛藤や言動が生々しい。 やっぱり何冊読んでも思う。松本清張は推理作家でなく、心理小説家なのだと。 | ||||
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ぼくは独り者なので「浮気」というものは体験のしようがないのだけれど。 甘く危険なものに違いない。現実問題としてはさほど危険ではないのかもしれないが、フィクションの世界では危険であることに間違いない。 (危険でなかったら、題材にならないのだけれど) 「凶器」 一方的に思いを寄せられた未亡人が襲われたので、正当防衛(過剰防衛?)した話である。 普通犯人は悪者なのだけれど、これは犯人が逮捕もされずに生きていくはずなのだけれど、読んでいて心地よい。 「寒流」 力のあるものとないものが戦ったらこうなるというお手本みたいな話だ。 「遭難」 浮気された復讐なのだけれど、これは殺人なのだろうか?という疑問が残る。 ただ、犯人の計画性は、異常なものを感じるけれど。 どれも、謎解きより、登場人物たちの心の葛藤や言動が生々しい。 やっぱり何冊読んでも思う。松本清張は推理作家でなく、心理小説家なのだと。 | ||||
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