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つばき、時跳び
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つばき、時跳びの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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第45章から50章までの残りの40頁はページをめくるのももどかしい気持ちになり、ラストには久しぶりに涙しました。映画化、ドラマ化を切に希望します。 | ||||
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この「つばき、時跳び」は単行本として紹介されていますが、文庫本よりほんの少し大きいぐらいの文庫本です。近年はkindleの普及によりあまり関係なくなってしまいましたが、私のように、本は文庫になるまで待つという方は騙されないように(笑)。とにかくこの本は、ハードカバーで出版された時から、早く読みたかった作品です。4年前に本のサイズを見て即、購入、以来再読を何度したことでしょう。さすがタイム・トラベル・ロマンスの名手カジシンさん!しかも長編なので、背景なども細かく描写されています。カジシンさんはいくつになられても(失礼!)、魅力的なヒロインと魅力的なストーリーを生み出せる方だと思います。SF好きな方はもちろん、恋愛小説や時代小説を読む方にもおススメできます。それにしても、つばきさんに会ってみたいですね~。 | ||||
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さすが梶尾さん。 熊本を舞台に現代と過去を行き来するSFファンタジー。 予想のつかない展開と、背伸びせずにリラックスして読める点がいい。 | ||||
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福田沙紀さんが主演した舞台「つばき、時跳び」は私は観ていないのでせめて文章で読んでおこうと思い購入しました。内容は簡単に言えば時空を超えた男女の出会いを描いているラブ(?)ストーリーです。ツッコミどころは多少あるもののスラスラと読み遂げられるでしょう。ラストはちょっとだけお目々がうるるん来ちゃうかも。 | ||||
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百椿庵(ヒャクチンアン)という名をもつ旧日本家屋を中心に 現代の若手作家で主人公である惇と幕末の女性ツバキとの 時空を越えたSF恋愛小説です。 本はやや厚めですが、テンポ良く物語が進んでゆくので 読書慣れしていない方でもすぐに読み終えてしまうのではないかと思います。 タイムトリップの部分は、目を見張るものではなかったのですが 幕末とはいえ、ゆったり流れる熊本の風景やおもわず白飯をかき込みたくなる 素朴なツバキの手料理、そして時に隔てられてもお互いを思いあう両人の描写の方が 読み進める原動力になったかと思います。 なので理科学的なタイムトリップを読みたい方よりも それは単なる手段としておき、純粋な時を越えた恋愛小説として 読みたい方のほうがしっくりくるのではないかと思いました。 以上、皆様の参考になれば幸いです。 | ||||
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ツバキという和の響きをもつ単語と、時跳びというSFチックな文字に惹かれて手に取りました。あまりこの手のSFものは読まない人間の感想です。 まず舞台設計が秀逸です。ツバキに囲まれた古い日本家屋に住むだなんて、それだけで心が躍ります。主人公が30代ということも手伝って落ち着いた雰囲気で物語を楽しめますね。そこへ謎の女幽霊が現れ、天井裏で不思議な仕掛けを発見するとお話が一気に進んでいきます。非常に牽引力のある構成だなと感じました。 本の煽りにもあるように『時を超えた恋愛』に二人は落ちていきます。あまり重たいところのないドラマなのは好印象。あくまでさっぱりとしています。この手のタイムトラベルもののお約束というか、途中で展開はあらかた読めます。まとめかたはご都合主義的なもので、目新しさとか驚愕の事実とかはないです。でも、それが一番の落とし所だと思いますし、読者は納得できるのではないかと思います。 私はこの本を読み終えて、ちょっと目頭が熱くなりました^^ 二人には幸せになってほしいです。 | ||||
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熊本を舞台に、語り手の男と、つばきという女の間に繰り広げられる、時を超えた出会いと別れのロマンス。タイムトラベルとロマンスの相性はとてもいいものですが、この小説も、そのふたつを使って心地よく、切ないファンタジーの世界に浸らせてくれました。 山本周五郎の名品「その木戸を通って」(『おさん』所収の短篇)を彷彿させる前半から中盤にかけての品のよい味わいは、さながら美味しい緑茶の香りのよう。主人公が惹かれていく江戸幕末の女性、つばきの凛として可憐な美しさが、心にしみましたね。百年以上が過ぎた未来の世界の中にも、昔と変わらずに残っているものがある。そのかけがえのないありがたさを描いたシーンが素敵だったなあ。 ラストの展開は、作者の面目躍如といったところでしょうか。時を超えた愛の主題が、作品の真ん中を発止と射抜いている。胸がいっぱいになりました。 『時をかける少女』『転校生』『さびしんぼう』の大林宣彦監督が映画化してくれたらいいなと、そんな気持ちに駆られた一冊。読後感の胸にしみたことといい、期待以上の読み心地に星五つ。 | ||||
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良かった! オーソドックスで、シンプルだけど、愛する女性の元に向かうため、すべてを捨て去る主人公に共感とともに非常にうらやましく感じました。 時代を超える愛が、名作R・A・ハインラインの「夏への扉」もしくはR・マティスンの「ある日どこかで」を髣髴とさせてくれます。 映像化するならつばき役は吹石一恵が適役だと思います。 | ||||
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特に目新しいストーリーとは思いませんし、最後はうまくまとめすぎな感じがしますが、つばきさんの人物描写、言葉遣い等、とても好感が持てました。まとまりすぎとはいえ、ハッピーエンドで終わるというのは、やはりいいものです♪著者の作品、初めて読みましたが、すっかり引き込まれました。 | ||||
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タイムトラベル+純愛!これぞカジシン!セツナク終わるのかハッピーエンドか、どっちに落とすのか。゛真珠゛を書いた梶尾真治は歳を重ねていたのでした…。そして歳を重ねても純愛!確かにツッコミどこは一杯、でも完璧でないのがカジシンかも。待ってましたのこれぞカジシンワールド。どっぷり浸かっちゃいな! | ||||
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タイム・トラベル・ロマンスと銘打っていますが、タイム・トラベル・ロマンスの不朽の名作であるSomewhere In Timeの和製版かつハッピーエンド版のように思います。筆者は、Somewhere In Timeをかなり意識しているように思えてなりません。Somewhere In Timeでこれでもかというくらい、読者や聴衆を奈落の底へ落とし込んだ、突然の別離を、リカバリーできるものに仕立てあげたわけです。であれば、Somewhere In Timeフリークとしては、なんどかある別離を徹底的に悲惨なものとして描いて、再会を劇的なものとして描いて欲しかったと、思わずにおれません。 | ||||
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なかば時代小説なタイムトラベル・ロマンス。「ある日どこかで」を、えらくすんなりとハッピーエンドに持ってったな、という感触がする。その持っていき方に、ふたひねりぐらい欲しいように思う。 で、ある種、時代小説でもある。その時代小説な部分で、あれれ?と思うところが2点。主人公は30歳の新進の時代小説家であり、幕末の熊本を舞台とする小説を執筆中という設定だが、それにしちゃあ主人公、作中に登場する長岡監物を知らなすぎなんではないだろうか?これが大疑問。もうひとつは熊本名物・辛子蓮根。この程度の考証で、いいの?非常にひっかっかる。 SFの場合、ある程度むちゃくちゃな設定をしても、全体として整合性が取れてれば結果オーライなんだが、時代小説ではガチガチの考証が求められる。考証の甘さが、ちょっと厳しいかも。 それはそれとして、タイムトラベル・ロマンスとしては、お勧めできます。「時の風に吹かれて」は、わたくし的に読むのツラかったもん(寝る前に読むと眠れなくなるwww)。 | ||||
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